速星駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
速星駅(はやほしえき)は、富山県富山市婦中町速星にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)高山本線の駅である。
特急「(ワイドビュー)ひだ」の一部が停車する。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。3番のりばは旅客用には使用されない。3番のりばから更に奥には貨物用の側線がある。島式ホームの2・3番のりばへは跨線橋で連絡しており、待合室がある。駅舎は単式ホームの1番のりば側にある。
富山地域鉄道部の管理下にある。以前はJR西日本の高山本線を管轄する富山鉄道部があった。長らく直営駅だったが、2011年4月よりジェイアール西日本金沢メンテックが駅務を受託する業務委託駅となった。みどりの窓口が設置されている。高山本線の中では、数少ない有人駅のひとつである。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color高山本線 | 上り | 越中八尾・高山方面 |
2 | テンプレート:Color高山本線 | 下り | 富山方面 |
3 | (貨物列車専用、旅客列車は入線しない) |
- 運転指令上では、1番のりばが「上り本線」、2番のりばが「下り本線」、3番のりばが「下り1番線」となっている。
- 1番のりばは両方向の入線・発車に対応している。2番のりばも越中八尾方面への発車が可能。3番のりばは富山方面からの折り返しのみ可能で、越中八尾方面への出入りには対応していない。
貨物取扱
JR貨物の貨物駅でもあり、貨物の取扱がある。
- 取扱貨物は、専用線発着のコンテナ貨物及び専用線発着の車扱貨物である。
- 日産化学工業富山工場へ専用線が続き、タンクコンテナやタンク車による化学薬品の出入荷が行われている。またタンク車による濃硝酸の発送が行われている。
利用状況
「富山県統計年鑑」「富山市統計書」によると、一日の平均乗車人員は以下の通りである。
- 903人(2004年度)
- 914人(2005年度)
- 929人(2006年度)
- 981人(2007年度)
- 979人(2008年度)
- 954人(2009年度)
- 984人(2010年度)
- 948人(2011年度)
- 971人(2012年度)
駅周辺
住宅が多い。駅前には「うまい水道水」というものがある。駅前広場には、高山線開通50周年記念で9600形蒸気機関車39679号の動輪が置かれている。
タクシーで20分ほど離れた富山空港へ向かう、高山方面からの利用客がいる。
- 日産化学工業富山工場
- 富山市役所 婦中総合行政センター
- 国道359号
- 富山県立富山西高等学校
- ヤマダ電機テックランドNew富山婦中本店(南東へ徒歩10分)
- フューチャーシティ・ファボーレ
歴史
- 1927年(昭和2年)9月1日 - 鉄道省(国鉄)飛越線として富山駅 - 越中八尾駅間が開業すると同時に設置。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1928年(昭和3年) - 大日本人造肥料(現・日産化学工業)富山工場が操業開始。この頃工場への専用線が運用開始。
- 1934年(昭和9年)10月25日 - 線路名称改定。飛越線が高山本線に編入され、当駅もその所属となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本およびJR貨物の駅となる。
- 2010年(平成22年) - 駅前広場を改修し、アーケード設置。
隣の駅
※特急「ひだ」(当駅には一部のみ停車)の隣の停車駅は列車記事を参照。
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color高山本線