豊丘村
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豊丘村(とよおかむら)は、長野県下伊那郡の北部に位置する村。
長野県内としては比較的温暖な気候で、冬場の降雪も少ない。こうした気候をいかした果樹および野菜の栽培、水稲などが盛んな農業中心の村。りんご・梨・桃・市田柿といった果樹や松茸などが特産。特に松茸は全国有数の産地である。1万年以前の旧石器時代から人が住みつき、土地の利を生かした独自の暮らしを拓いてきたとされ、村内各地からは、縄文時代の土器や土偶、古墳時代の須恵器などが多数出土している。村が運営するケーブルテレビ局としてとよおか放送ネットワークがある。
目次
地理
長野県の南部、飯田盆地を南流する天竜川の東岸河岸段丘上に位置している。赤松林を有する森林面積は約75%に及び、段丘中・上段は主に果樹園と野菜畑、最下段には豊かな水田地帯が広がる。河川は、伊那山脈より源を発して7河川が段丘を横断し渓谷をつくり天竜川に注いでいる。
歴史
出来事
- 2008年8月29日に豊丘村を中心に局地的に降った雹(ひょう)により、りんご、市田柿をはじめとする果樹、野菜など農作物が被害額5億円を超える損害を受けた。のちに募金や復興イベントなどが行われた。
- 2008年より「早寝、早起き、朝ご飯」をスローガンに掲げ、小中学校を中心に村全体で取り組みを行っている。
- 2010年7月1日キャラクター「だんQくん」とロゴマークを制定。
行政
人口
地区
- 河野地区、堀越地区、田村区、林区、伴野区、福島区、壬生沢区
教育
保育園
- 豊丘村立豊丘南保育園
- 豊丘村立豊丘中央保育園
- 豊丘村立豊丘北保育園
小学校
中学校
名所
- 不動滝(壬生沢川)
- 新九郎の滝(虻川上流)
- 巨大ポットホール(日本最大級。2004年(平成16年)、虻川渓谷の明神淵にて発見。)
- 笹見平の桜(推定樹齢400年。(社)道路緑化保全協会により全国の名木として指定。)
- 野田平キャンプ場
- アイリス園
- シャクヤク園
- 泉竜院の三色藤
- こぶしケ丘パターゴルフ場
- 歴史民俗資料館
- 堀越まつたけ観光
交通機関
村内に鉄道は通っておらず、高校生の飯田市等への通学などは、もっぱら高森町の市田駅を利用している。
- リニア中央新幹線
- 平成25年9月20日、JR東海より、準備書でリニア中央新幹線のルートと長野県駅の位置が豊丘村の南西に位置する飯田市上郷飯沼付近と公表された。合わせて、豊丘村の工事区間は約10kmでそのほとんどがトンネルであるとされた。東京-名古屋間の開業が2027年とされ、全線開業をした際には国民の約半数近くが飯田下伊那地域から2時間圏内に位置することとなる。
都道府県道
- 主要地方道
- 一般県道
バス
- 村営バス:堀越線、佐原線、福島線
- 信南交通:市田線
友好都市
姉妹都市はない[1]。
出身有名人
- 毛涯章平(教師、わが教師十戒著者)
- 片桐典徳(京浜急行電鉄社長)
- 酒井浩文(陸上選手、ソウル五輪20000m競歩代表[2]、20000m競歩日本記録保持者[3])
- 松尾多勢子(尊皇派志士)
- 山本弘(画家)
脚注
関連項目
外部リンク
- ↑ 「豊丘村議会議員 吉川明博 活動報告 No. 9」より(2013年7月10日付、2013年10月4日閲覧)。豊丘村議会(平成25年第2回6月定例議会)において、村長の下平喜隆は、豊丘村と姉妹提携を結んでいる都市はないこと、また東京都世田谷区・杉並区久我山・静岡県富士市吉原地区とは友好関係にあるものの、姉妹都市契約を結ぶことは考えていないと説明した。
- ↑ テンプレート:Cite news
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