訓子府駅
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訓子府駅(くんねっぷえき)は、北海道常呂郡訓子府町大町にあった北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の駅(廃駅)である。電報略号はクネ。
駅構造
- 相対式ホーム2面2線の地上駅。
- のりば
- 1番のりば…上り置戸・池田方面
- 2番のりば…下り上常呂・北見方面
- 社員配置駅(駅長1名配置、ただし駅長不在のときは置戸駅から助勤で対応)、平日の日中のみ営業。廃止前1ヶ月程度の期間は土日祝も営業していた。改札業務はしなかった。
- 農業交流センター「くる・ネップ」との合築である。鉄道廃止後も引き続き利用されているが、駅構内はレールが撤去され、ホームと駅設備の一部が残るのみとなった。
- 代替運行する北海道北見バスの回数券・定期券発売は訓子府商工会で行うため、ふるさと銀河線の有人駅で唯一、代替バスの案内所にならなかった。
- 先代駅舎の出入口脇には円形の花壇が設置されていたが、これは当初水槽で金魚等が飼われていた。
駅名の由来
アイヌ語の「クンネプ」(黒いもの、この場合は黒い川)より。
駅周辺
訓子府町の中心駅。町の機能が集中している。
- 北海道道335号訓子府停車場線
- 北海道道50号北見置戸線
- 訓子府町役場
- 北見警察署訓子府駐在所
- 訓子府郵便局
- きたみらい農業協同組合(JAきたみらい)訓子府支店
- 北見信用金庫訓子府支店
- 北海道訓子府高等学校
- 訓子府町温水プール「KAPPA」
- 訓子府町図書館
- 訓子府温泉保養センター
- 常呂川
- 北海道北見バス「訓子府駅」停留所 - 代替バス運行開始による新設停留所。鉄道廃止前の路線バスは北海道道50号沿い「訓子府」停留所で扱っており、駅廃止と同時に「駅」停留所が設置された。
歴史
- 1911年(明治44年)9月25日 - 国有鉄道の駅として開業。一般駅。
- 1916年(大正5年)頃 - 製軸工場から当駅まで専用軌道(馬引き)敷設[1]。
- 1932年(昭和7年) - 駅舎改築[2]。
- 1982年(昭和57年)3月29日 - 貨物取扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物取扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道に継承。
- 1989年(平成元年)6月4日 - 北海道ちほく高原鉄道に転換。
- 2000年(平成12年)11月1日 - 駅舎改築。
- 2006年(平成18年)4月21日 - ふるさと銀河線廃線により廃止。
利用状況
乗車人員推移[3] | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1975 | 687 |
1980 | 599 |
1985 | 505 |
1990 | 576 |
1995 | 435 |