西和田駅
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ファイル:西和田駅駅舎.jpg
塗り替え前(2005年6月)
ファイル:Nishiwada station02.JPG
ホームの様子
ファイル:NishiWada eki.jpg
1978年の西和田駅と周囲500m範囲。上が根室方面。温根沼と花咲湾の間の高台に位置する。相対式ホーム2面2線で、駅裏の釧路側に保線用の引込み線があり、保線車が停車している。かつては駅舎横の根室側には貨物ホームと引込み線があったが、貨物取扱廃止の1974年以降に撤去されて建家だけが残されている。後に無人化に伴い駅舎側に棒線化された。駅裏の根室側にY線の跡が残されている。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
西和田駅(にしわだえき)は、北海道根室市西和田にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(花咲線)の駅。電報略号はニシ。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。かつては交換設備を備えた。車掌車改造の待合所が設置されている。無人駅。
駅名の由来
駅名は、1886年(明治19年)に福井県・石川県・新潟県・山形県・鳥取県の士族220戸を移した屯田兵第二大隊第一中隊によって開拓されたので、当時の大隊長・和田正苗の姓にちなんで和田村と呼ばれた。そのうちの一中隊は村内東部にあり「東和田」、二中隊は西部にあり「西和田」と称し、当駅はその西部の「西和田」に所在することに由来する
駅周辺
- 北海道道142号根室浜中釧路線
- 北海道道780号花咲港温根沼線
- 和田簡易郵便局
- 屯田記念館
- 根室市立和田小学校
歴史
- 1920年(大正9年)11月10日 - 国有鉄道の駅として開業。一般駅[1]。
- 1921年(大正10年)8月5日 - 当駅〜根室間延伸開業。給水所及びY線(デルタ線)設置[1]。
- 1931年(昭和6年)4月1日 - 簡易駅(旅客駅)となる[1]。
- 1935年(昭和10年)10月1日 - 一般駅に戻る[1]。
- 1962年(昭和37年)1月15日 - 車扱貨物取扱い廃止[1]。
- 1974年(昭和49年)10月1日 - 貨物取扱い廃止[1]。
- 1984年(昭和59年)
- 1986年(昭和61年) - 駅舎を貨車駅に改築[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。