蕨岱駅
テンプレート:駅情報 蕨岱駅（わらびたいえき）は、北海道（渡島総合振興局）山越郡長万部町字蕨岱にある北海道旅客鉄道（JR北海道）函館本線の駅である。駅番号はS31。電報略号はタイ。
JR駅を五十音順に並べると最後に来る駅である。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の東側（旭川方面に向かって右手側、旧1番線）に存在する[1]。転轍機を持たない棒線駅となっている[1]。かつては相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅であった[2]。当時は互いのホームは駅舎側ホーム南側と対向側ホーム北側部分を結んだ構内踏切で連絡していた[2]。千鳥式に近い配置で、駅舎側（東側）ホームが上りの1番線、対向側ホームが下りの2番線となっていた[2]。上下線共に安全側線を有していた[2]。そのほか1番線函館方からホーム南側まで戻る形の行き止りの側線（貨物側線）を1線有していた[2]。使われなくなった2番線及び側線は、交換設備運用廃止後は1993年（平成5年）3月までには撤去されていた[1]。
長万部駅管理の無人駅となっている。駅舎は構内の西側に位置しホーム中央部分に接している[1]。有人駅時代の駅舎は撤去され、宗谷本線と同型の[3]ヨ3500形車掌車改造の貨車駅舎が設置されている[4]。
駅名の由来
当駅の所在する地名より。地名は、アイヌ語の「ワルンピ・フル」（warampi hur 蕨の丘）に由来する[3][5]。昔、この附近一帯に蕨が繁茂していたことから[3][5]付けられたとする。
利用状況
駅周辺
長万部方から15.2‰の勾配を上り詰めたサミット（標高94.0m）の附近（標高91.6m地点）に位置する[1]。駅周辺は山の中で、白樺の疎林の中で熊笹が繁茂し、5月にはミズバショウが咲く[2][3]。
- 国道5号
- 北海道道9号寿都黒松内線
- 旧蕨岱小学校
- 黒松内岳 - 駅の西。標高740m。
- ニセコバス「蕨岱駅」停留所
歴史
- 1904年（明治37年）10月15日 - 北海道鉄道二股駅 - 黒松内駅間に新設開業[6][7]。一般駅。
- 1907年（明治40年）7月1日 - 北海道鉄道国有化により、国有鉄道の駅となる[6][7]。
- 1909年（明治42年）10月12日 - 線路名を函館本線に制定、それに伴い同線の駅となる[6][7]。
- 1975年（昭和50年）2月7日 - 貨物取扱い廃止。
- 1984年（昭和59年）2月1日 - 荷物取扱い廃止。
- 1986年（昭和61年）11月1日 - 交換設備を廃止。同時に無人化[8]。
- 1987年（昭和62年）
