紀元前209年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Yearbox 紀元前209年
他の紀年法
できごと
共和政ローマ
- 共和政ローマの将軍クィントゥス・ファビウス・マクシムスは、カルタゴの将軍ハンニバルが3年間に渡って占領していたタレントゥムを再占領した。
- ハンニバルの率いるカルタゴ軍とマルクス・クラウディウス・マルケッルスの率いるローマ軍の間でカヌシウムの戦いが起こった。この戦いは痛み分けに終わった。
- 大スキピオは拠点を置くタラゴナからカルタゴの拠点カルタヘナを攻撃した。攻撃は成功し、カルタヘナは占領された。これにより多くの人質、銀鉱山、さらに南方を侵略する拠点などを手に入れることができた。
ペルシャ
ギリシャ
アカイアの将軍フィロポイメンはアカイア同盟に軍事力を持たせて軍事的な組織にした。フィロポイメンに率いられたアカイア同盟軍はエリスでアイトリア軍を破った。
中国
- 秦の二世皇帝胡亥が、泰山で封禅の儀を執行する。
- 春、二世皇帝が郡県を東行し、李斯が従う。[1]
- 四月、二世皇帝は始皇帝の諸公子を誅殺する。[1]
- 陳勝・呉広の乱:7月、陳勝と呉広が蘄で挙兵する。陳勝は王となり、国号を「テンプレート:仮リンク」とする。[1]
- 張楚の武将である周章(周文)は函谷関を陥落させる。二世皇帝は大いに驚き、少府の章邯に迎撃させ、周文は敗走する。[1]
- 8月、張楚の武将であるテンプレート:仮リンクが自立して趙王を称す。陳余を大將軍とし、張耳を右丞相とし、邵騷を左丞相とした。[1]
- 9月、沛の人劉邦が沛で挙兵する。[1]
- 下相(現在の江蘇省宿遷市)の人の項梁が会稽郡守の殷通を殺し、甥の項羽と共に呉で挙兵する。[1]
- 狄(現在の山東省淄博市高青県東南部)の人のテンプレート:仮リンクが斉郡で挙兵する。[1]
- 二世皇帝は衛君角を庶人とし、衛の祭祀が絶える。[1]