石北峠
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石北峠(せきほくとうげ)は、北海道の上川郡上川町と北見市を結ぶ国道39号の峠。最高地点の標高は1,050m。 旧国名で石狩国と北見国を結ぶことからこの名がある。現在は、上川総合振興局とオホーツク総合振興局の管轄地域の境界線の一部となっている。
概要
道央圏や旭川市と北見市を結ぶ最短ルート上に位置する。また、峠頂上の展望台からは、北見側の展望を望むことができ、峠の上川側には層雲峡の峡谷および層雲峡温泉が、北見側には温根湯温泉があるため、観光ルートとしての利用も多い峠である。
また、峠を北見側に下ると、東洋一の水銀の産出量を誇ったイトムカ鉱山の跡地がある。現在、同鉱山跡は乾電池などに使用される水銀などの廃棄物の処理工場がある。
かつては交通の難所だったが、年々曲線部のトンネル化や改良工事により道路線形が改善されつつある。しかしながら北海道内陸部で標高も高いために冬の気象条件は過酷で、現状でも冬の悪天時は通行止めなどの交通規制がされる場合があるので、事前に交通情報を集めたほうがよい。また、近年、北側に並行している旭川紋別自動車道の整備が進んだことから、特に冬期を中心にそちらを利用する車が増えており、石北峠の利用は減少傾向である[1]。
峠の東側(北見市側)は常呂川水系であり、水はオホーツク海に注ぐ。峠の西側(上川町)側は石狩川水系であり、水は日本海にそそぐ。
峠の茶屋
山頂付近に、茶屋とも土産物屋ともいえる5軒の店舗があり、難所である峠を越えるドライバーが一息入れる場所として親しまれてきたが、2007年8月28日に火災が発生。周辺市町村から遠く離れた峠だったために消火活動ははかどらず、全店舗は焼失。消防車がたどりついた頃にはすでに燃え尽きたあとだった。なお、現在では改築されている。
注釈
関連項目
- 石北峠 (小惑星) - この峠にちなみ命名された小惑星
- 日本の峠一覧
- 北海道のご当地ソング一覧 石北峠・歌唱:長坂純一、作詞:高木隆春、作曲:桑山真弓(2012年に清水博正がカバー)
外部リンク
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