直江津港

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ファイル:Port of Naoetsu Aerial photograph.1975.jpg
直江津港周辺の空中写真。関川の茶褐色の水が海に流れ込む様子が分かる。1975年撮影の5枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

直江津港(なおえつこう)は、新潟県上越市にある港湾。港湾管理者は新潟県。

港湾法上の重要港湾港則法上の特定港に指定されているほか、日本海側拠点港のうち液化天然ガス部門の拠点港として新潟港と共に指定されている。

概要

関川河口に開設された(1960年に分離)。古くから重要な港湾として栄えており、最近までは北海道佐渡島九州への重要航路の拠点として賑わっていたが、近年は国内航路の廃止や減便が相次ぎ、国際貿易港ではあるものの貨物の取扱量も年々減少するなど暗い話題が多かった。しかしながら、2012年には中部電力による火力発電所が営業を開始したほか、2014年には国際石油開発帝石によるLNG受入基地が稼動する予定となっており、地元ではエネルギー港湾としての活路に期待を寄せている。また、かつての拠点性を取り戻すべくさまざまな取り組みが行われている。

定期旅客航路

定期コンテナ航路

  • 釜山航路(週3便、運航会社:長錦商船、高麗海運、天敬海運、汎洋商船)

沿革

  • 古代より越後国の重要な港として栄える。
  • 室町時代から三津七湊の1つ。
  • 1892年(明治25年)佐渡(小木港)との定期航路開設。
  • 1951年(昭和26年)重要港湾に指定。
  • 1960年(昭和35年)関川との河口分離完成。
  • 1977年(昭和52年)5万トン級岸壁完成。
  • 1988年(昭和63年)南埠頭旅客(佐渡汽船)ターミナルビル完成
  • 1989年(平成元年)佐渡航路にジェットフォイル就航。
  • 1990年(平成 2年)東日本フェリーによる室蘭港・岩内港(北海道)との定期航路開設。
  • 1995年(平成 7年)釜山定期コンテナ航路開設。
  • 1996年(平成 8年)九越フェリーによる博多港(九州)との定期航路開設。(1998年から東日本フェリーによる博多-直江津-室蘭の直行運航となる)
  • 1998年(平成10年)丹東・大連定期コンテナ航路開設。
  • 1999年(平成11年)荒浜ふ頭地区埋立事業埋立工事現地着工。
  • 1999年(平成11年)ガントリークレーン設置。
  • 2000年(平成12年)東日本フェリーによる岩内港への定期航路休止(その後廃止)
  • 2003年(平成15年)佐渡航路のジェットフォイル廃止。
  • 2004年(平成16年)上越火力発電所用地69.4ha埋立竣功。
  • 2006年(平成18年)東日本フェリーによる室蘭港(北海道)、博多港(九州)との定期航路が休航。
  • 2007年(平成19年)中部電力上越火力発電所工事着工。(2012年運転開始予定)
  • 2007年(平成19年)帝国石油(現国際石油開発帝石)によるLNG受入基地建設計画が発表される。
  • 2008年(平成20年)佐渡航路1隻化(従来2隻)に伴い減便となる(冬期は年末年始を除き運休となる)。
  • 2008年(平成20年)LNG受入基地建設用地1期分18.1haの埋立竣功。(第2期7.1haは2009年中に埋立竣功予定)
  • 2008年(平成20年)東日本フェリーのフェリー事業撤退に伴い、休航中のフェリー航路が廃止。なお旅客ターミナルは廃止以前に撤去されていた。
  • 2012年(平成24年)中部電力上越火力発電所1号系統営業運転開始。

主な埠頭

すべて公有水面埋立てにより建設されている。原則として立入禁止であるが、フェンスのないところでは釣り人の姿を見かけることができる。

西埠頭

  • 現在の直江津港で最も古い。
  • かつて黒井駅からの臨港線が存在していた。

中央埠頭

  • タイヤマウント式ジブクレーンが配置されている。

東埠頭

荒浜埠頭

交通アクセス

長野県交付金

直江津港の港湾管理者は新潟県であるが、直江津港利用者には多くの長野県内関係者が含まれていることから、長野県では直江津港整備のため、交付金を支出している。2002年の田中康夫知事時代にいったん廃止されたものの2007年より復活した。

関連項目


外部リンク