湯浦駅
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湯浦駅(ゆのうらえき)は、熊本県葦北郡芦北町大字宮崎358番地にある肥薩おれんじ鉄道線の駅。当駅から津奈木駅までは複線となる。
隣の津奈木駅とは8.7km離れており、当路線の中では最も駅間距離が長い区間である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。駅舎はないが、コンクリート造りの待合所が設置される。無人駅となっている。
1 | ■肥薩おれんじ鉄道 | 八代方面 |
---|---|---|
2 | ■肥薩おれんじ鉄道 | 水俣方面 |
わかりにくいが、駅舎とは反対の2番ホーム側に裏口があり、湯浦の中心地への近道となっている。また、九州新幹線開業による第三セクター移行が決まっていたためか、九州旅客鉄道(JR九州)時代末期には駅名標が錆びたままとなっていた。これは近くの海浦駅、袋駅なども同様である。現在でも2番ホームの屋根付きベンチの箇所に国鉄時代から使われている駅名標が残っている。
駅周辺
周辺は住宅が建ち並んでいる。また、北側は湯浦温泉の温泉街である。
- 芦北町役場湯浦出張所
- 湯浦郵便局
- 芦北町湯浦運動公園
- 芦北町立湯浦中学校
- 芦北町立湯浦小学校
- 芦北町立星野富弘美術館
- 湯の香橋(くまもとアートポリス参加プロジェクト)
バス路線
- 湯の浦駅前 - 駅前にあるが本数が少ない。
- 産交バス
- 水俣産交(大崎・平国経由)
- 社教センター
- 産交バス
- ヘルシーパーク芦北前 - 国道3号上にある。裏口から最も近い。
- 栫(かこい)- 駅前の道路を南下し近くの踏切を渡った先の国道3号上にある。駅から約500m程離れている。
- 産交バス
- 水俣産交(大崎・平国経由、つなぎ温泉・新水俣駅経由)
- 佐敷車庫(芦北経由)
- 道の駅たのうら(佐敷経由)
- 社教センター
- 産交バス
歴史
- 1926年(大正15年)9月12日 - 国鉄肥薩線の駅として開業。
- 1927年(昭和2年)10月17日 - 鹿児島本線編入により、鹿児島本線の駅となる。
- 1966年(昭和41年)9月27日 - 当駅 - 倉谷信号場(1968年5月23日廃止)間が複線化。
- 1970年(昭和45年)9月1日 - 無人化、駅舎解体。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、九州旅客鉄道の駅となる。
- 2004年(平成16年)3月13日 - 九州新幹線の部分開業に伴う鹿児島本線(八代駅 - 川内駅間)の経営移管により、肥薩おれんじ鉄道の駅となる。
駅名の由来
開業時の地名(葦北郡湯浦村)が由来。
「湯浦」はその地名の通り「湯の湧き出る港」を意味する地名で、古くからこの地に温泉が湧いている事から付けられた地名である。