湯平駅
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テンプレート:駅情報 湯平駅(ゆのひらえき)は、大分県由布市湯布院町下湯平にある、九州旅客鉄道(JR九州)久大本線の駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。互いのホームは跨線橋で連絡している。
無人駅。駅舎にはかつて観光案内所・郵便局・JAも入っていたが、現在は全て閉鎖されている。
湯平温泉街が「男はつらいよ」第三十作目で、同シリーズ最大のヒット作である『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』の舞台になったことから、地域活性化を目的として、湯平観光協会が2006年(平成18年)10月17日に2番ホームの待合所を改装し、ロケ時に使われた写真などを掲示した「寅さん思い出の待合所」として公開している。また、待合所の中には駅ノートの設置と、ホームには実際に渥美清がロケ時に使用したベンチ「縁結びのベンチ」を設置している(駅舎待合所の中に、大分合同新聞にて掲載された記事と案内文が貼られている)。
- Yunohira Station platform 20110913.jpg
ホーム
- Yunohira machiai02.jpg
待合所(外観)
- Yunohira machiai03.jpg
待合所(内観)
- Yunohira machiai04.jpg
駅ノート
利用状況
- 2011年度の1日平均乗車人員は33人(前年度比+1人)である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2000 | 81 |
2001 | 74 |
2002 | 73 |
2003 | 65 |
2004 | 48 |
2005 | 42 |
2006 | 46 |
2007 | 44 |
2008 | 37 |
2009 | 36 |
2010 | 32 |
2011 | 33 |
駅周辺
湯平温泉の最寄り駅であるが、当駅から約3.5キロメートル離れた温泉街への交通手段はタクシーのみである。かつては大分バスと亀の井バスが路線バスを運行していたが、2007年(平成19年)までにすべて廃止されている。
歴史
かつて久大線に急行のみが運行されていた時代、急行の「ゆのか」と「ゆふ」は由布院同様に当駅にも停車していた。なお、「ゆふいんの森」号は当駅には停車しないので、乗車の際は注意が必要。