湯ノ岱駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:駅情報 湯ノ岱駅(ゆのたいえき)は、かつて北海道檜山郡上ノ国町字湯ノ岱にあった、北海道旅客鉄道(JR北海道)江差線の駅。電報略号はユノ。
駅構造
島式ホーム1面2線をもつ地上駅。列車同士の行き違いが可能であり、留置線もあった。行き違いは朝の2回のみであった。スプリングポイントのため、ポイント切り替え作業はなかった。夜間滞泊等による留置等で江差方面へ折り返す運用がある場合は駅員による手動での切り替え作業は存在していた。木古内駅から来た列車は当駅が最後の交換駅となっていた。当駅から終着の江差駅までは1閉塞となっていた。
江差駅管理の社員配置駅であった。運転取扱業務のため終日駅員が配置されていた。元々は管理駅であったが、組織再編により江差駅の管理下となった。そのため駅長の配置はなくなり、同駅助役湯ノ岱在勤が配置され、湯ノ岱駅長を兼務していた。駅員は計3名配置(廃駅時)。
冬期間は除雪のため江差駅での留置ができないため、当駅 - 江差間の気動車回送が行われていた。そのため乗務員宿泊所を備えていた。
駅舎には待合室と出札窓口があったが、みどりの窓口やマルス・POS端末がなかったので、乗車券・回数券・自由席特急券(いずれもJR北海道完結)とも補充券での発行となっていた。但し、桂岡・上ノ国・江差・木古内・函館の各駅までは常備券が存在していた。本州方面への長距離乗車券・指定券は以前は補充券にて発行していた。
のりば
1 | ■江差線 | 木古内・函館方面 |
---|---|---|
2 | ■江差線 | 上ノ国・江差方面 |
駅周辺
歴史
- 1935年(昭和10年)12月10日 - 国有鉄道の上磯線木古内 - 当駅間開通に伴い開業。一般駅。
- 1982年(昭和57年)11月15日 - 貨物取り扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物取り扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR北海道に継承。
- 1989年(平成元年)12月25日 - 駅舎改築。
- 2002年(平成14年)4月1日 - 管理駅から江差駅の被管理駅となった。但し、駅員は同駅湯ノ岱在勤でそのまま配置されていた。
- 2014年(平成26年)5月12日 - 江差線木古内駅 - 江差駅間の廃止に伴い廃駅[1]。
その他
隣の駅
脚注
関連項目
テンプレート:江差線 (廃止区間)- ↑ テンプレート:PDFlink - JR北海道プレスリリース、2013年4月26日。