海老津駅
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海老津駅(えびつえき)は、福岡県遠賀郡岡垣町海老津駅前にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である。
岡垣町唯一の駅である。日中に数本、福岡方面発海老津行が設定されている。
かつては全ての快速(初代)が停車していたが、特別快速との統廃合時に快速停車駅から外された。一時期は全ての快速が通過していたが、現在は朝8:30以前と、夕方18:30以降に当駅を通る快速が停車している。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線の設備を有する築堤上の高架駅。待避線1線を有する。改札口は駅北側のホームから見ると階下にある。駅構内周辺の土地高低差が大きいため築堤型駅とされた。3番線の外側に貨物用の通過・待避線がある。
元々は現在地よりも福岡方面側に90メートル、ホームと同じ高さの所に駅舎があり、跨線橋でホームを結んでいたが、1988年の海老津駅の整備により駅舎自体がホームより低い所に掘り立てられ、ホームの地下を通るような形となり跨線橋は廃止された。また待避線については整備された後でもいくつか存在したが、後に廃止された。(現在では駐輪場の一部になるなどしている。)
のりば
1 | テンプレート:Color鹿児島本線(上り) | 折尾・小倉・門司港方面 |
2 | テンプレート:Color鹿児島本線 | (待避線) |
3 | テンプレート:Color鹿児島本線(下り) | 赤間・博多・大牟田方面 |
駅周辺
- トランドール 海老津駅店
- 情報プラザ 人の駅
- ハイデルベルグ(ケーキ店)
- 丸和海老津店
- 岡垣郵便局
- ファミリーマート海老津駅前点
- 海老津ショッピングセンター
- 西日本シティ銀行海老津支店
- ファッションセンターしまむら岡垣店
- ヤマト運輸遠賀宅急便センター
- 岡垣町役場東部出張所
- 岡垣町民体育館
- 東部公民館
- 新海老津区公民館
- 九州電力海老津変電所
- 岡垣サンリーアイ
- 三里松原
- 波津海水浴場
- 福岡県道218号海老津停車場線
- 福岡県道87号岡垣宮田線 - 九州鉄道時代は現在のルートではなく、この道路の一部と町道のルートで鉄道は走っていた。ただし海老津駅の営業開始よりも前である。
- 福岡県道287号岡垣宗像線
- 福岡県道288号原海老津線
バス路線
- 西鉄バス宗像
- 岡垣町コミュニティバス(通称ふれあい)
歴史
- 1910年(明治43年)2月6日 - 鉄道院が開設。
- 1956年(昭和31年)5月 - 海老津炭鉱が閉山[1]し、駅にある炭鉱の設備及び運炭線が廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
- 1988年(昭和63年)12月6日 - 利用客の増加・利便性向上に伴い、駅及び駅周辺が整備され現在地にて営業開始。
- 2009年(平成21年)3月1日 - ICカードSUGOCAの利用を開始。
駅名の由来
開業時の地名(遠賀郡岡垣村字海老津)が由来。
「海老津」の「海老」は「曲がりくねった台地」、「津」は「港」を意味し、この地が曲線系の台地に設けられた川港の町であった事を表している。
「岡垣町」の前身であった「岡垣村」は1907年に「岡県(おかがた)村」と「矢矧(やはぎ)村」が合併して出来た村だが、「矢矧村」は村の名前を残せなかったため、当時の遠賀郡長は「矢矧村」側の住民に配慮するためにあえて駅名を「岡垣」にはせずに「矢矧村」の中心地だった「海老津」を駅名にしたと言う。
利用状況
- 2009年度の1日平均乗降人員は8,885人である。
乗降人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2000 | 9,822[2] |
2001 | 9,490[2] |
2002 | 9,093[2] |
2003 | 9,023[2] |
2004 | 8,872[2] |
2005 | 8,852[2] |
2006 | 8,806[2] |
2007 | 8,669[2] |
2008 | ? |
2009 | 8,885 |
隣の駅
- 九州旅客鉄道
- 鹿児島本線
- テンプレート:Color快速(下記以外の列車、ただし当駅を8:30 - 18:30の間に当駅を通る快速は通過)
- テンプレート:Color準快速・テンプレート:Color普通