河内森駅
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河内森駅(かわちもりえき)は、大阪府交野市にある、京阪電気鉄道交野線の駅。京阪の駅の中では唯一旧令制国名(河内)が冠称としてつく駅である[1]。
当駅からの接続路線
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地平駅。改札・コンコースは地下化されており、入口は踏切を挟んで両側にある。改札口は地下の1か所のみ。枚方市方面行ホームには上りエスカレーター、私市行ホームには下りエスカレーター、車イス対応のエレベーター3基、車イス・オスメイト対応の多目的トイレも枚方市行きホームに設置されている。
のりば
1 | テンプレート:Color交野線(上り) | 枚方市・淀屋橋・中之島線・出町柳方面 |
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2 | テンプレート:Color交野線(下り) | 私市ゆき |
案内サインは上記の通りであるが、上り列車は基本的に枚方市駅までの運転のため、淀屋橋・中之島線方面と出町柳方面は枚方市駅で乗り換えとなる。なお、両ホームとも有効長は5両。
利用状況
- 2009年11月10日の利用客数は10,867人(『京阪百年のあゆみ』より)。
- 2004年の1日平均の利用客数は約10,405人(大阪府統計年鑑より)。
- 交野線内では、枚方市駅・交野市駅に次いで3番目に利用者が多い。
駅周辺
駅周辺は住宅街。駅を出て東側の道を北上すると片町線河内磐船駅、西側へ行くと交野市水道局の前を抜けて国道168号へとつながる。
- 河内磐船駅
- 交野市水道局私市浄水場
- 第二京阪道・国道1号線バイパス
- 国道168号線(西300mを通る)
- 府道736号バイパス
- 交野市立第4中学校(国道168号と府道736号交差点東側)
- 交野消防署(国道168号と府道736号交差点南側)
- 天野川緑地(天野川と府道736号と交差する交野橋の側に「藤原為家」の天野川を詠んだ歌碑が有る)
- 天田神社
- 引越社阪奈支店・奈良支店(交野市星田北)
参考文献 京阪電気鉄道発行月刊沿線情報誌「K PRESS」2013年2月号7頁『気になるあの駅散策マップ』・昭文社発行「関西道路地図」『39・私市』
歴史
単線時代は現在の下り線のレール敷地に当たる部分に1面1線の単式ホーム(枚方市寄りに改札口を備える。線路は現在の上り線)のみであったが、1992年に複線化に伴う大規模な工事により改札口の地下化・ホームの移設、私市行きホームを新設して現在の駅となった。
バリアフリー対策は、複線化後も枚方市行きホームのみ車イス用利用者専用のスロープと出入り口が設置されているだけで有った。が、2010年3月にエレベーター3基と多目的トイレが設置された。
- 1930年(昭和5年)10月21日 - 信貴生駒電鉄枚方線の駅として、交野(現・交野市) - 私市間に新設開業。
- 1939年(昭和14年)5月1日 - 路線譲渡により交野電気鉄道の駅となる。
- 1945年(昭和20年)
- 1948年(昭和23年)5月1日 - 営業再開。同時に交野駅と当駅の間にあった京阪神磐船駅を廃止。
- 1949年(昭和24年)12月1日 - 会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - ホーム延伸、上家改築。
- 1968年(昭和43年)12月1日 - ホーム延伸・駅舎改良。
- 1987年(昭和62年)5月29日 - 当駅(正確には駅からやや交野市寄りの森信号所)から交野市駅まで複線化。
- 1992年(平成4年)
- 2010年(平成22年)3月23日 - エレベーター・多目的トイレの設置工事が竣工、使用開始[5]。
隣の駅
- 京阪電気鉄道
- テンプレート:Color交野線
脚注
- ↑ 石山坂本線には近江神宮前駅があるが、この場合は「近江神宮」という固有名詞の一部とみなすのが妥当であろう(「近江・神宮前」ではない)。
- ↑ 出典・京阪広報誌「くらしの中の京阪」1992年2月号
- ↑ 出典・京阪広報誌「くらしの中の京阪」1992年6月号
- ↑ 出典・京阪広報誌「くらしの中の京阪」1992年10月号
- ↑ 「おけいはん.ねっと|駅情報局:河内森駅」の駅構内図の更新日より