私市駅
私市駅(きさいちえき)は、大阪府交野市にある、京阪電気鉄道交野線の終着駅。難読な駅名である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、三角屋根の駅舎が特徴である。
駅舎は車止め側にある。改札口は1か所のみ。車椅子対応スロープが設置されている。トイレは2番線ホーム上にある。
当駅から南へ生駒から王寺方面まで延長する計画があったため、駅構造や駅前の地割にその痕跡が残っている。
のりば
1・2 | テンプレート:Color交野線 | 枚方市・淀屋橋・中之島線・出町柳方面 |
---|
- ただし、列車は基本的に枚方市駅までの運転のため、淀屋橋・中之島線方面と出町柳方面は枚方市駅で乗換となる。
- ホーム有効長は5両編成分で、平日の7:29発・7:45発・8:01発・8:20発・8:36発が1番線からの発車となる以外はすべて2番線から発車する。
- 発車メロディの導入駅。かつて平日朝に設定されていたK特急の発車時には、普通列車とは異なるメロディが使用されていた。
利用状況
- 2009年11月10日の利用客数は3,109人(『京阪百年のあゆみ』より)。
- 2004年の1日平均の利用客数は約2,932人(大阪府統計年鑑より)。
- これらの数値は、交野線内では最も少ない。
駅周辺
駅周辺は民家が多い。商店も若干ある。ハイキングコースあり。
- 大阪市立大学理学部附属植物園
- 獅子窟寺
- 交野市立いわふね自然の森スポーツ文化センター
- きさいちカントリークラブ
- 大阪府民の森 ほしだ園地
- 織姫の里~かたの~アンテナショップ(2012年6月16日オープン)
バス(京阪私市)
京阪バスのバス停が、駅西側の国道168号線沿いにある。土休日2往復のみ運行。
かつては当停留所より京阪バスが田原地区を経由して京阪大和田駅へ、奈良交通が近鉄東生駒駅へ運行していた。
歴史
- 1929年(昭和4年)7月10日 - 信貴生駒電鉄枚方線の終着駅として開業。
- 1939年(昭和14年)5月1日 - 路線譲渡により交野電気鉄道の駅となる。
- 1945年(昭和20年)5月1日 - 会社合併により京阪神急行電鉄の駅となる。
- 1949年(昭和24年)12月1日 - 会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
- 1979年(昭和54年)10月13日 - 新駅舎完成、使用開始[1]。
- 1992年(平成4年)9月12日 - 当駅から河内森駅(正確には駅からやや交野市寄りの森信号所)まで複線化。併せて駅舎改築、ホーム屋根延伸される[2]。
- 2002年(平成14年)9月20日 - 第3回「近畿の駅百選」に認定される。
その他
2003年秋のダイヤ改正から、京阪本線との直通列車が運転されるようになり、平日朝にK特急「おりひめ」・平日夕方に準急「ひこぼし」という七夕伝説にあやかった愛称がつけられた。通常は同一の時間帯に運転されない両列車だが、2004年から2006年までは毎年7月7日の夕方に私市発天満橋行きの臨時K特急「おりひめ」を運行し、午後7時過ぎに一夜だけ両列車が当駅に並ぶ「ひらかた☆かたの 七夕伝説」というイベントが実施された。なお、2007年の7月7日は4年目で初の土休日ダイヤ適用日になったため、両列車ともに運転されずヘッドマークを掲げた状態で長時間展示される編成とヘッドマークを掲出した線内列車が並ぶ形となり、そのため回数は複数回に及んだ。なお、2008年は普通列車に「おりひめ」のヘッドマークを装着させ、準急「ひこぼし」と並ぶ形態をとった。
2008年秋のダイヤ改正からは、「おりひめ」は中之島線中之島行の通勤快急に変更され、「ひこぼし」は中之島線中之島発の快速急行に変更された。
2009年以降は、2008年のダイヤ改定により「ひこぼし」の運転時間帯が夕ラッシュから深夜に変更され、夕刻でのイベントが開催不可能になったことから、2007年の時と同じように交野線普通列車にヘッドマークを掲出して七夕イベントを開催することになった[3]。しかし、2011年以降は開催されていない[4]。
しかしながらその「おりひめ」「ひこぼし」は、2013年3月16日に実施された京阪線系統の一部ダイヤ変更で廃止され、設定以来9年半の歴史に幕を降ろした[5]。
隣の駅
- 京阪電気鉄道
- テンプレート:Color交野線
- テンプレート:Color普通
- 河内森駅 - 私市駅
- テンプレート:Color普通
関連項目
脚注
外部リンク
テンプレート:近畿の駅百選- ↑ 出典元・京阪電気鉄道開業100周年記念誌「京阪百年のあゆみ」(2011年3月24日刊)資料編144頁
- ↑ 出典元・京阪広報誌「くらしの中の京阪」1992年10月号
- ↑ 公式サイトの記事(私市駅「おりひめ」「ひこぼし」の出逢い) テンプレート:リンク切れ 2009年
- ↑ テンプレート:PDFlink - 京阪公式サイト、2011年6月22日。
- ↑ テンプレート:PDFlink - 2013年1月17日 京阪電気鉄道 公式発表資料