桜町前駅
テンプレート:Redirect テンプレート:駅情報 桜町前駅(さくらまちまええき)は、愛知県西尾市緑町四丁目にある、名鉄西尾線の駅である。
駅構造
4両編成対応の単式1面1線のホームを持つ地上駅で、西尾線内の標準優等停車駅では唯一、交換設備を持たない。2007年(平成19年)10月に駅集中管理システムが導入され、ホーム中央付近に簡易駅舎が設置された(導入前は駅舎がなく、ホーム端より直接入る形だった)。自動改札機・自動券売機・簡易列車案内が設置され、ホーム上に待合所がある。
当駅周辺の線路は直線となっており、唯一通過する1日1往復の特急は100km/hに近い速度で通過する。西尾口~西尾間の複線化に伴い、従来西尾駅にあった保線用の側線が当駅に移動してきた。2008年に駐輪場が整備された。
路線 | 方向 | 行先 |
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■西尾線 | 下り | 西尾・吉良吉田方面 |
上り | 新安城・名古屋・津島方面 |
配線図
利用状況
愛知県の統計によれば、1日平均の乗車人員は、平成18年度1,039人、平成20年度1,191人である。西尾線の駅の中では、13駅中6位である。
古くは西尾中学校(現・愛知県立西尾高等学校)の最寄り駅として開業した経緯などから通学利用者が多く、かつての特急停車駅であった米津駅や上横須賀駅を大きく上回る。
駅周辺
かつては駅周辺に大きな桜の木があったが、伐採されている。
- Aコープ桜町店
- 緑町住宅
- 愛知県立西尾高等学校
- 稲荷山茶園公園(西尾茶の産地)
バス路線
- 六万石くるりんバス市街地線・桜町前駅バス停
歴史
当駅が急行停車駅となった背景として、沿線の西尾高等学校の通学利用が考慮されたことが挙げられる。
当時、同校の学生約1,200人のうち半数近くの約500人が当駅を通学に利用しており、うち約300人が蒲郡方面から通学していたが、1992年11月のダイヤ改正で下校時間帯の普通停車が西尾駅で分断されたため、通学生は西尾駅で乗り継ぎ待ちを余儀なくされた。登校時間帯は以前から朝ラッシュ時に1本だけ急行が通学の便を図るため特別停車しており、同校生徒会は下校時も考慮してもらうよう、名鉄に夕方時間帯の急行4本(毎時1本×4)の特別停車を要望し、地元もこの動きを支持した。
名鉄は検討した結果、午後3時から9時までの毎時1本計7本の急行が特別停車するほか、登校時間帯にも新たに2本の急行を特別停車させるなど、要望以上の本数を確保したダイヤ改正を1993年4月より実施することになった。[1]
同年8月の改正で当駅は正式に急行停車駅となり、停車本数が増加した。その後、2008年6月の改正より、西尾線を走っていた全車特別車特急が快速急行(現在は急行)に格下げされたため、当駅に停車する列車の本数が毎時1本増加し、従来の3本から4本となった。
- 1928年(昭和3年)8月5日 - 碧海電気鉄道線の中学前駅として開業。
- 1949年(昭和24年)12月1日 - 桜町前駅に改称。
- 1967年(昭和42年)3月16日 - 無人化。
- 1993年(平成5年)
- 2007年(平成19年)11月14日 - トランパス導入。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。