松波駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:駅情報 松波駅(まつなみえき)は、石川県鳳珠郡能登町松波にあったのと鉄道能登線の駅である。2005年、能登線の廃止により廃駅となった。かつての急行停車駅。
現在は、能登町のボランティアグループ民有『歴史文化』資産の保存活用を考える会によって改修され、奥能登トリビア蔵「松波城址情報館」として新たにオープンしている。
駅構造
- 島式ホーム1面2線を持つ地上駅。側線1本(珠洲方面)。
- コンクリート平屋建ての駅舎がある。
- 直営駅である。
- 隣の恋路駅はその駅名が縁起がいいとされ、入場券や乗車券のニーズがある。しかし営業当時から無人駅であったので、入場券などの販売は当駅で代わりに行っている。
駅周辺
旧内浦町の中心地である。
路線バス
西日本JRバスの路線バス(奥能登本線)が同駅前に「松波駅前」バス停を設け、運行していた。
しかし2002年3月31日をもって同社が撤退したのち、北陸鉄道グループの子会社の奥能登観光開発(現在の北鉄奥能登バス)が奥能登本線の運行を引き継ぎ、北陸鉄道グループの路線バスが乗り入れるようになった。
路線バスだけでなく、金沢(金沢駅、武蔵ヶ辻、香林坊、兼六園下)へ向かう特急バス(宇出津真脇特急線)も乗り入れるようになり、現在も運行されている。
のと鉄道能登線の廃止の2005年4月以降は「松波城址公園口」と改称した。
上記とは別に、当駅と珠洲道路の駒渡ポケットパーク内の馬渡口(まわたりぐち)バス停に至る旧内浦町営バス(現・能登町営バス)も運行されている。
ファイル:松波駅ホーム.JPG
ホーム 左が1番のりば・上り 右が2番のりば・下り 07.6.9
歴史
- 1963年(昭和38年)10月1日 - 日本国有鉄道(国鉄)能登線の駅として開業。開業当初は終着駅であった。
- 1964年(昭和39年)9月21日 - 蛸島まで延伸。中間駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道に承継される。
- 1988年(昭和63年)3月25日 - のと鉄道への転換により同社能登線の駅となる。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 能登線廃止に伴い廃駅。