東富士五湖道路
テンプレート:Infobox road 東富士五湖道路(ひがしふじごこどうろ、英称:HIGASHI-FUJIGOKO RORD)は、山梨県富士吉田市の富士吉田ICから、静岡県駿東郡小山町の須走ICへ至る高速道路(自動車専用道路)[1]である。全線が中日本高速道路管理の一般有料道路であり、国道138号のバイパス道路である。
目次
概要
中央自動車道富士吉田線から南下し、富士山の東側を沿って静岡県東部へと連絡する路線である。本道路が開通する前は峠越えとなる籠坂峠を通過する必要があったが、この道路を利用することにより峠越えを避けて行くことができる。また、須走IC以南で自動車専用道路の須走道路、御殿場バイパスが建設中であり、これらの区間が開通すると、本道路を介して、高速道路のみで中央自動車道と新東名高速道路が接続されることになる。
2012年2月に国土交通省は須走IC-新東名高速道路御殿場IC(仮称)を国道138号と並行する形で建設し、2012年度から本格的な用地買収に入ると発表した。
ハイウェイラジオは放送されていないが、近隣の中央自動車道のハイウェイラジオで東富士五湖道路の情報を放送している。
自動車専用道路のため、125cc以下の小型自動二輪車、原動機付自転車、ミニカー、歩行者、軽車両の走行は禁止されている。
2010年6月28日から2011年6月19日まで(当初は同年3月までの予定であったが、延長)、全線に渡って無料化社会実験が行われた。
路線データ
通過する自治体
接続高速道路
インターチェンジなど
- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。
- 英略字は以下の項目を示す。
- IC:インターチェンジ
IC番号 | 施設名 | 接続路線名 | 起点から (km) |
所在地 | |
---|---|---|---|---|---|
中央自動車道 大月方面 | |||||
3 | 富士吉田IC | 県道707号富士河口湖富士線 | 0.0 | 山梨県 | 富士吉田市 |
4 | 山中湖IC | 国道138号 | 8.4 | 山中湖村 | |
5 | 須走IC | 県道150号足柄停車場富士公園線 国道138号 |
18.0 | 静岡県 | 小山町 |
須走道路 御殿場市街・東名御殿場方面 |
- IC番号は中央自動車道からの連番となっている。
料金・割引
料金は、富士吉田IC - 山中湖IC間、山中湖IC - 須走IC間それぞれの区間で普通車520円である。車種区分は普通車、大型車および特大車の3区分となっている。
料金所は富士吉田ICと須走ICにあり、流入時に山中湖ICまでの、流出時に山中湖ICからの料金を支払う方式となっている。両料金所ともETCレーン整備済。
一般有料道路であるためETC時間帯割引の適用はなかったが、生活対策等に基づき、2009年3月28日から高速自動車国道の地方部と同じ割引(深夜、通勤、平日昼間、平日夜間、休日特別)が導入されている。
料金収受機
この東富士五湖道路で使われている料金収受機は自動式できかんしゃトーマスの音声が流れるタイプが使用されている。これは、富士吉田ICの近くにある富士急ハイランド内にトーマスランドがあるため。
主なトンネル
- 籠坂トンネル(山中湖IC-須走IC) : 2995m
トンネルの数
区間 | 上り線 | 下り線 |
---|---|---|
富士吉田IC-山中湖IC | 0 | |
山中湖IC-須走IC | 1 | |
合計 | 1 | 1 |
※暫定2車線の対面通行であるため、上下線で1本のトンネルとなっている。
歴史
道路管理者
車線・最高速度
区間 | 車線 上下線=上り線+下り線 |
最高速度(悪天候時) |
---|---|---|
富士吉田IC-籠坂トンネル北側 | 2=1+1 | 70km/h(50km/h) |
籠坂トンネル北側-須走IC | 60km/h(40km/h) | |
須走IC | 40km/h |
須走IC付近を除き、雨天・降雪・濃霧・台風などの荒天時、事故や工事などの時は50km/h(トンネル北側から須走ICまでは40km/h)の速度規制が行われる。
交通量
2010年度(平成22年度道路交通センサスより)
平日24時間交通量(台)
- 富士吉田IC-山中湖IC : 5,080
- 山中湖IC-須走IC : 5,795
2005年度(平成17年度道路交通センサスより)
平日24時間交通量(台)
- 富士吉田IC-山中湖IC : 5,939
- 山中湖IC-山梨県・静岡県境 : 6,978
脚注
- ↑ 地域高規格道路の路線等には指定されていないため、ウィキペディアではその他の自動車専用道路に分類している。