明知鉄道

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テンプレート:Infobox 明知鉄道株式会社(あけちてつどう、Akechi railroad company )は、岐阜県恵那市に本社を置く鉄道会社である。

沿線自治体などが出資し、旧日本国有鉄道特定地方交通線を引き継いだ鉄道路線である明知線を運営している第三セクター方式の鉄道会社である。地元では明鉄(あけてつ)と略されている。

歴史

路線

なお終点の明知駅は明知鉄道として開業時に町名に合わせて明智駅と改称。このため会社名・線名と終着駅名が異なった表記となっている。

車両

2004年4月現在、気動車2形式6両を保有する。なお、開業時に用意された車両は1999年までにすべて廃車されている。

現有車両

ファイル:Akechi Railway Akechi 10.jpg
アケチ10形11 (2004年8月8日 岩村駅)
アケチ6形 (6) - 1両
1989年4月に富士重工業で新製された増備車で、開業時に投入されたアケチ1形とほぼ同形ながら、車内はオールロングシートとなり、冷房装置を搭載した関係で、一部の側窓が固定式となった。
アケチ10形導入後は増結及び予備車となっている。
アケチ10形 (10 - 14) - 5両
1998年1月に登場したアケチ1形の代替新造車で、従来車がバス車体を基本としたLE-CarIIシリーズであったのに対し、鉄道車両設計のLE-DCシリーズとなっている。車体は15m級の普通鋼製で、295ps(2100rpm)のディーゼル機関日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)PF6HT03)を1基搭載している。急勾配に対応して動力台車は2軸駆動式、砂撒き装置を台車に装備している。富士重工業で、1997年12月に1両 (10)、1998年10月に2両 (11,12)、1999年10月に2両 (13,14) が新製された。車内は、11,12号車がセミクロスシート、10,13,14号車がロングシートでイベント列車での使用に対応するほか、急行「大正ロマン号」では「食堂車」として使用される。
この車両は、地方私鉄向けの標準設計化車両の第1号で、以降、同様の車体を持つ車両が各地の地方私鉄に登場している。
13号車は2012年にロングシート化され、車内の化粧板も木目調となった。

過去の車両

ファイル:明知鉄道アケチ1形.jpg
アケチ1形1廃車体 (2004年12月22日 山岡駅)
アケチ1形 (1 - 5)
1985年の開業時に用意された軽快気動車で、バスの設計を取り入れた富士重工業のLE-Carシリーズ(レールバス)である。急勾配区間に対応するため、動力台車は2軸駆動式としたが、反面、軽量化のため冷房装置の搭載は見送られた。全長は15.5mで、前面は貫通型である。車内はセミクロスシート。アケチ10形の導入により、3が1997年12月、2が1998年11月、1が1998年12月、4,5が1999年10月に廃車となり、形式消滅した。廃車後は阿木駅・山岡駅に1両ずつ、明智駅に3両留置され、倉庫として活用されていたが、明智駅の留置車両は2005年秋に解体された。
また、明智駅の留置車両は、大正村のトレインマークがついていた。

運賃

大人普通旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ)。2014年4月1日改定[2]。 ※単位円

恵那
200 東野
260 220 飯沼
310 260 200 阿木
430 370 220 200 飯羽間
430 370 260 220 200 極楽
480 430 260 220 200 200 岩村
570 480 370 310 220 220 220 花白温泉
570 520 430 310 260 220 220 200 山岡
650 610 480 430 370 310 310 220 220 野志
690 650 520 480 430 370 370 260 220 200 明智

脚注

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関連項目

外部リンク

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  • 運賃表2014年4月1日改正 - 明知鉄道、2014年4月7日閲覧