摩耶ケーブル駅
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摩耶ケーブル駅改札付近
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摩耶ケーブル駅前に停車するまやビューライン夢散歩ラッピングバス
摩耶ケーブル駅(まやケーブルえき)は、兵庫県神戸市灘区箕岡通にある神戸すまいまちづくり公社が運行するケーブルカー、摩耶ケーブル線(摩耶ケーブル、まやビューライン夢散歩)の駅である。摩耶ケーブルの山下駅に相当する。
駅構造
ホームは軌道の両側に作られており、駅舎からホーム側を見て左側が乗車用ホーム、右側が降車用ホームである。ホームは階段状である。ホーム全体が1955年に営業を再開した当時からの上屋で覆われている。改札口の上屋や駅舎は阪神・淡路大震災の被災から復活した2001年の営業再開時に建て直されたログハウス調の建物である。
トイレは駅舎内に設置されている。
駅周辺
- 兵庫県立神戸高等学校
- 五鬼城展望公園
- 駅周辺は山沿いの閑静な住宅街となっている。駅近くには定食店とお好み焼き店が存在するが、他に商店はない。
接続バス路線
バス停前は一方通行となっているため東向きにしか来ない。このためバス乗車の際は行き先を十分確認する必要がある。
歴史
- 1925年(大正14年)1月6日 - 摩耶鋼索鉄道の「高尾駅」として開業。
- 1938年(昭和13年)7月5日 - 阪神大水害で被災し、8月4日まで運休のため閉鎖される。
- 1944年(昭和19年)2月11日 - 不要不急線として運休。翌年までに軌道や主な施設が撤去される。
- 1955年(昭和30年)5月7日 - 駅舎を再建の上営業再開。駅施設は再建される。
- 1973年(昭和48年)2月1日 - 「摩耶ケーブル下駅」と改称。
- 1975年(昭和50年)10月1日 - 六甲越有馬鉄道と摩耶鋼索鉄道の合併により六甲摩耶鉄道の駅となる。
- 1995年(平成7年)1月17日 - 阪神・淡路大震災で被災し、復旧の見通し立たず長期休止に。
- 2000年(平成12年)4月25日 - 摩耶ロープウェーを所有、運行する神戸市都市整備公社(現・神戸すまいまちづくり公社)へ路線ごと無償譲渡。同公社の駅となる。
- 2001年(平成13年)3月17日 - 路線の運行再開に伴い営業再開。駅舎を改築のうえ、「摩耶ケーブル駅」と改称。
隣の駅
- 神戸すまいまちづくり公社
- 摩耶ケーブル線
- 摩耶ケーブル駅 - 虹駅(虹の駅)
関連項目
外部リンク
- 六甲・まや空中散歩(一般財団法人神戸すまいまちづくり公社施設整備部ロープウェー事業課の公式サイト)