御前崎

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ファイル:Omaezaki Cape.jpg
太平洋に向かう御前崎と灯台

御前崎(おまえざき)は、静岡県御前崎市御前崎に属し、東に駿河湾を、南に遠州灘を望む。静岡県のうち律令国時代の遠江国にあたる地域では最南端。

地理

ファイル:Cape Omaezaki Sizuoka pref Japan01s.jpg
御前崎、上空より(2013年撮影)
ファイル:Cape Omaezaki Aerial photograph.1983.jpg
1983年撮影の御前崎の空中写真。上記の2013年撮影画像と比較すると北東沿岸の人工海浜はまだ整備されていない。1983年撮影の6枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

東へ突き出る形で伸びる岬で、遠州灘側は強い湾岸流により砂丘が続くが、近年では海岸侵食が激しく、海岸線が後退している。一帯は風が強く、殊に10月から4月にかけて遠州の唐っ風と呼ばれる偏西風が吹く。東岸には御前崎港、その北側には地頭方漁港が立地する。海岸線に沿った県道が整備されて眺望が楽しめる。

最南端には御前埼灯台が立つ。海抜53m、光達19海里。多くの灯台を手がけた英国人リチャード・ヘンリー・ブラントンにより設計され、1874年に初点灯した。映画喜びも悲しみも幾歳月』の舞台の一つともなった。参観灯台で、一般人も有料で見学できる。

一帯は静岡県立御前崎遠州灘自然公園に指定されており、また岬近辺を御前崎ケープパークと称して整備している。

「御前崎のウミガメおよびその産卵地」は、国の天然記念物に指定されている。毎年6月〜8月にアカウミガメの産卵が見られ、一定個体数以上の産卵地としては日本最北限である。

御前岩

御前崎灯台の東南東3kmほどの海中に御前岩と呼ばれる暗礁がある。この海域では1953年から1957年までの間に17隻の海難事故が発生する[1]危険な海域であった。この海域に船舶が近寄らないようにするため、1958年に御前岩灯標が設置された。

行事など

周辺

交通

脚注

  1. 清水海上保安部

関連項目

映画の舞台
歌謡曲の舞台

外部リンク

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