幡生駅
幡生駅(はたぶえき)は、山口県下関市幡生宮の下町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)と、日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。
山陽本線を所属線[1]として、山陰本線を加えた2路線が乗り入れる。山陰本線はこの駅が線路名称上での終点であるが、運転系統上は山陽本線経由で隣の下関駅を終着としている。なお、JR貨物は山陽本線のみの第二種鉄道事業者となっている。
駅構造
島式2面4線のホームを持つ地上駅。1番のりばが山陽本線下り、2番のりばが山陰本線下り、3番のりばが山陰本線上り、4番のりばが山陽本線上りである。駅舎とホームは跨線橋で連絡している。2012年には1・4番のりばのホームかさ上げ工事が行われ、2・3番のりばについても改修が行われた。駅構内東側に下関総合車両所(旧・幡生工場)を擁し、試運転をしている車両を見ることが可能である。接近放送は以前は筑前大分駅の冒頭に使われていた接近メロディーであったが、2012年3月ごろに広島支社標準の接近放送と接近メロディーに変更された。1・2番のりば、3・4番のりばで異なる。
旅客駅としては下関地域鉄道部が管理し、駅長が配置されている(出典:鉄道ジャーナル・2009年7月号『日本縦断各駅停車』。当時の駅長のインタビュー記事掲載)が、JR西日本が直営で行うのは運転業務のみであり、窓口業務はジェイアール西日本広島メンテックに委託するため業務委託駅に準じた扱いとなる。マルスが設置されているが、2011年11月頃に新システムに変更された。
かつて改札上に電照幕式の発車案内があったが、今は各方面乗り場案内の印字されたプラスチック板で塞がれている。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color山陽本線 | 下り | 下関方面 | 山陽本線新山口方面から |
2 | テンプレート:Color山陰本線 | 下り | 下関方面 | 山陰本線小串方面から |
3 | テンプレート:Color山陰本線 | 上り | 小串・長門市方面 | 架線は張られていない |
4 | テンプレート:Color山陽本線 | 上り | 新下関・新山口方面 |
なお、下関駅でスイッチバックし新下関駅と山陰本線長門市方面を結ぶ「みすゞ潮彩」は、山陰本線側に出入りする時のみ停車し、新下関方面へ出入りする際は通過となる。そのため、同列車で新下関駅へ向かう際には、2番のりばから乗車することになる。
幡生操車場
幡生駅 - 下関駅間に、日本貨物鉄道(JR貨物)の幡生操車場がある。正式には幡生駅構内の扱いである。幡生機関区を併設するが、乗務員区所で車両の配置はない。この操車場で電気機関車の交換を行うため、本州と九州をまたぐすべての貨物列車が運転停車をする。また下関駅へ向かう貨物列車の中継点となっているほか、機関車の付け替えや入れ替え作業、貨物列車の組成作業などの操車担当は、JR西日本がJR貨物から委託を受けて行っている駅でもある。そのため、駅営業はジェイアール西日本広島メンテック、駅運転・操車業務はJR西日本、貨物業務はJR貨物というJR西日本は委託も受託もしているという一風変わった駅となっている。
路線および使用方法は以下の通り。
- 2・3番線 - 下り列車専用
- 4番線 - 上下共用・出区機関車と機関車の機回しに使用
- 5・6番線 - 解結線・留置線として使用
- 7・8番線 - 上り列車専用
駅周辺
駅南を山口県道258号武久椋野線(旧・山口県道249号幡生停車場椋野線)が、駅裏を国道191号が通過している。
駅のある幡生宮ノ下町は下関市の中心エリアの一つである山の田地区の南端に位置しているが、商業施設等が集積するエリアからはやや離れている。また文教地区となっており高等学校の多数集まる東駅地区にも近接しており、朝夕とも駅を利用する通勤・通学者が多い。
- 下関総合車両所
- 下関酒造
- 寒牡丹酒醸造
- 下関東郵便局
- 幡生郵便局
- メディアカフェポパイ下関山の田店
- 吉野家下関幡生店
- ガスト下関武久店
- ミスタードーナツ下関山の田ショップ
- じゅげむ山の田店
- 下関市立大学
- 梅光学院大学
- 下関商業高等学校
- 山口県立下関西高等学校
- 山口県立下関中央工業高等学校
- 山口県立下関南高等学校
- 早鞆高等学校
- 下関市立山の田中学校
- 下関市立生野小学校
- 下関市立山の田小学校
- 下関自動車学校
- サンデン交通本社
- ヤマダ電機テックランド下関店
バス
- サンデン交通
- [丸山循環]:下関駅 - 丸山町 - 幡生駅 - 山の田 - 武久 - 筋川 - 下関駅
- 下関駅 - 丸山町 - 幡生駅 - 山の田 - 綾羅木 - 安岡駅前 - 横野
- 幡生駅 - 山の田 - 綾羅木 - 安岡駅前 - 済生会病院前 - 新下関駅
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 3,303 |
2000 | |
2001 | 3,242 |
2002 | 3,189 |
2003 | 3,165 |
2004 | 3,007 |
2005 | 2,858 |
2006 | 2,792 |
2007 | 2,793 |
2008 | 2,838 |
2009 | 2,844 |
2010 | 2,898 |
2011 | 2,891 |
2012 | 2,920 |
歴史
- 1901年(明治34年)5月27日 - 山陽鉄道 厚狭駅 - 馬関駅(現在の下関駅)間延伸と同時に開業。一般駅。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により、国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。山陽本線の所属となる。
- 1914年(大正3年)4月22日 - 長州鉄道 小串駅 - 当駅 - 東下関駅間が開通。
- 1925年(大正14年)6月1日 - 長州鉄道線 当駅 - 小串駅間が小串線として国有化。
- 1928年(昭和3年)12月18日 - 長州鉄道線の残存部が後に山陽電気軌道(現・サンデン交通)に譲渡され、同社の幡生線となる。
- 1933年(昭和8年)2月24日 - 線路名称改定。小串線が山陰本線に編入される。
- 1963年(昭和38年)10月1日 - 貨物の取扱いを廃止。
- 1971年(昭和46年)2月7日 - 当駅を含む山陽電気軌道線の残存区間が全廃。
- 1987年(昭和62年)
- 1992年(平成4年)11月 - みどりの窓口営業開始[2]。
- 1996年(平成8年)6月1日 - ジェイアール西日本広島メンテックによる業務委託駅となる。(運転業務は引き続き直営)
- 2006年(平成18年)4月1日 - JR貨物の駅が廃止され、貨物の取扱いを終了。
なお、近隣道路の整備や、山の田地区に駅を整備する計画により、駅舎が下関駅側に移転をする計画がある。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color山陽本線
- テンプレート:Color山陰本線(幡生駅 - 下関駅間は山陽本線)
- 綾羅木駅 - 幡生駅 - 下関駅
- 山陰本線の山陰観光列車「みすゞ潮彩」は、下関駅でスイッチバックして山陽本線の新下関駅へも乗り入れるが、新下関駅 - 下関駅間走行時は当駅に停車しない。
かつて存在した路線
- 山陽電気軌道
- 幡生線
- 幡生駅 - 武久駅