島原外港駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:駅情報 |
島原外港駅(しまばらがいこうえき)は、長崎県島原市下川尻町にある、島原鉄道島原鉄道線の駅。同線の終着駅である。
当初2008年(平成20年)の廃止予定区間の中に含まれていたが、島原市の要望によって当駅までが存続となった。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有するが、1997年(平成9年)に交換設備が廃され、実態は1面1線の単式ホームを有する地上駅である。かつて存在した駅舎は南東側(海側)のホームの諫早方に置かれ、出札窓口を有しており、2008年3月31日までは駅員が配置されていた。ホーム・線路は旧駅舎側のみ使用されていて、反対側のホームへ渡る構内踏切には立ち入りができないが、ホーム上には待合所が置かれたままとなっている。自動券売機の設置はない。
2008年(平成20年)5月現在、列車停止標識が駅構内の終端部(かつての加津佐方)に設置されている。旧加津佐方面はカーブしており見えにくいが、車止めが設置されている。
列車の夜間停泊はなく、列車はそのまま折り返す。発着列車は毎時1本程度。
駅周辺
利用状況
1日平均乗降人員は235人である(2005年度、島原鉄道線内44駅中第14位)。
歴史
- 1960年(昭和35年)11月11日 - 開業[1]。
- 1973年(昭和48年)2月1日 - 業務委託化。
- 1997年(平成9年)4月1日 - 交換設備撤去。
- 2008年(平成20年)4月1日 - 島原外港 - 加津佐間の廃止で、この駅が島原鉄道線の終着駅となる。同時に駅無人化。
- 2010年(平成22年)11月2日 - 駅舎が全焼する。後に運転士の煙草の不始末が原因と判明し、当該運転士は失火の疑いで島原区検察庁に書類送検された[2]。
- 2011年(平成23年)8月18日 - 新駅舎完成[3]。
隣の駅
現存区間
- 島原鉄道
- 島原鉄道線
- 南島原駅 - 島原外港駅
廃止区間
- 島原鉄道
- 島原鉄道線
- 島原外港駅 - 秩父が浦駅
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:島原鉄道線 テンプレート:島原鉄道線 (廃線区間)
- ↑ 今尾恵介『日本鉄道旅行地図帳』12号 九州沖縄、新潮社、2009年、p.54
- ↑ 島原外港駅火災で運転士を書類送検 たばこの不始末が原因 - 長崎新聞、2011年1月20日(47NEWS より)
- ↑ 焼失の島原鉄道・島原外港駅 新駅舎の利用始まる - 西日本新聞、2011年8月19日(47NEWS より)