南島原駅
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構内(2008年3月13日)
ファイル:Shimabara Railway Minami-Shimabara Rail yard.JPG
構内に併設されている車両基地(2008年1月7日)
南島原駅(みなみしまばらえき)は、長崎県島原市津町にある、島原鉄道島原鉄道線の駅である。急行の設定は2008年(平成20年)3月31日までは諫早駅から当駅までであったが、翌日のダイヤ改正時から増発されたため、隣の島原外港駅(終点)まで設定されている。
長崎県最東端の駅である。
駅構造
単式1面、島式1面の計3線ホームの地上駅である。車両基地が併設されており、当駅で折り返す列車が多いため、留置線を数本有し、夜間滞泊がある。一番留置線側のホームはあまり使われておらず、列車の留置に使われる事が多い。また、列車交換を行わない場合は上下とも駅舎側のホームに停車する。駅舎内にはタグチ薬局南島原支店が入っている。2008年(平成20年)3月31日までは当駅で乗務員が交代していた。
本屋前の上下本線間に格納式の給油設備がある。島原外港駅 - 加津佐駅間の廃止以前は当線の気動車は下り諫早発加津佐行きで運用後、折り返し上り列車となって当駅停車中に給油を受ける運用が組まれている例が多かった。このため上り列車の当駅停車時間が長く設定されていることが多く、乗客を乗せたまま給油作業が行われる光景が見られた。
長崎県が整備する臨港道路に伴い、現駅舎を2014年11月頃より現駅舎の解体工事に入り、新駅舎は現駅舎の半分の大きさに建て替り2015年3月末完成予定。
駅周辺
住宅や商店が多い。
- 島原港
- 九十九島
- 国道251号
- 長崎県道134号島原湊停車場線
- 島原市立第三小学校
- 有明幼稚園
- 浦田保育園
バス
国道に出た所に島鉄バスの湊広馬場停留所がある。口之津・加津佐方面の乗り場前には温泉が湧き出ている。
- 島原・雲仙・愛野駅・諫早線
- 島原港・多比良港・諫早線
- 加津佐・有家・島原駅線
- 水分・畜産線
- 藤原線
- 島原市内線
利用状況
1日平均乗降人員は109人である(2005年度、島原鉄道線内44駅中第27位)。
歴史
- 1913年(大正2年)9月24日 - 湊新地駅(みなとしんちえき)として開業。
- 1918年(大正7年)7月16日 - 島原湊駅(しまばらみなとえき)に改称[1]。
- 1922年(大正11年)4月22日 - 口之津鉄道により当駅 - 堂崎駅間が開業。
- 1957年(昭和32年)3月21日 - 貨物営業廃止。
- 1960年(昭和35年)11月5日 - 南島原駅に改称。
隣の駅
その他
- 島原外港駅 - 加津佐駅間が廃止される前は、一部列車は当駅で車両交換を行っていた。また、キハ20形使用の列車は同車の運用が、夏休み・冬休みやゴールデンウィーク等をのぞいて原則的に諫早駅 - 当駅間に限られていたため、当駅で乗換えとなっていた。
- 当初は南島原駅 - 島原外港駅間も廃止区間に含まれており、2008年4月以降は当駅が島原鉄道線の終着駅となる予定であったが、島原市の要望によりこの区間の廃止は撤回されている。
脚注
関連項目
- ↑ 「軽便鉄道停車場名改称」『官報』1918年7月19日(国立国会図書館デジタル化資料)