岡山県総合グラウンド陸上競技場
テンプレート:Pathnav テンプレート:スタジアム情報ボックス 岡山県総合グラウンド陸上競技場(おかやまけんそうごう-りくじょうきょうぎじょう)は、岡山県岡山市北区いずみ町の岡山県総合グラウンド内にある陸上競技場。球技場としても使用される。施設は岡山県が所有し、一般社団法人岡山県総合協力事業団が指定管理者として運営管理を行っている。
なお、岡山市北区に本社を置く菅公学生服が命名権(ネーミングライツ)を取得しており、2010年3月1日から「kankoスタジアム」(略称「カンスタ」)の呼称を用いている(後述)[1]。なお、愛称は桃太郎スタジアム(ももたろうスタジアム)である。
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するファジアーノ岡山FCがホームスタジアムとして使用するほか、ジャパンラグビートップリーグなどの試合、各種陸上競技の大会・記録会及び全国大会県予選・選考会などが開催される。
目次
概要
第17回国民体育大会(1962年)の会場として1957年に竣工、陸上競技を中心に全県規模の大会に多く使用されてきた。
第60回国民体育大会(晴れの国おかやま国体、2005年)の主会場として使用することを目的に2001年3月から全面的な改築を開始、2003年5月に竣工した[2]。トータルデザインは地元岡山市出身のプロダクトデザイナー水戸岡鋭治(ドーンデザイン研究所)が担当した[2]。
2005年の国体開催計画当初は、近接する岡山武道館建設時に発掘された津島遺跡が1971年に国の史跡に指定されていたため、岡山市古都南方(上道駅と大多羅駅の中間付近)の用地に建設予定であったが、県の財政難で当競技場の改修に計画を変更した経緯がある。そのため、遺跡を保護する目的で、建物を鉄骨基盤にして軽量化を図った他、遺跡から発掘された調度品と県内のスポーツ選手の資料を集めた展示コーナー「遺跡&スポーツミュージアム」を併設し、2008年度に津島遺跡が復元された。また、環境を考慮してスタジアム周辺の樹木は伐採せず、そのまま保存している。
沿革
- 1955年 山口県との誘致合戦の末に国民体育大会の開催が決定。その後、陸軍練兵場跡地にプール・体育館・球技場等と共に建設が始まる
- 1957年 開場
- 2001年3月 改築工事着工。
- 2003年5月 竣工、岡山県総合グラウンド陸上競技場の愛称が岡山県に伝わる童話にちなみ「桃太郎スタジアム」になる
- 2010年3月 ネーミングライツで「kankoスタジアム」に名称変更
- 2013年8月4日 J2リーグ戦/ファジアーノ×ガンバ大阪が開催(入場者数は18,269人でスタジアム最多)
施設設備
- 日本陸上競技連盟第1種公認
- 陸上用トラック:400m×9レーン(全天候舗装)
- 天然芝フィールド:106m×72m
- 雨天走路(バックスタンド下に設置)
- 大型映像装置(スーパーカラービジョン)
- ナイター設備:照明塔2基・メインスタンド庇先端部投光器(1,500Lx)
- 収容人員:20,000人(メインスタンド約8,200人、バックスタンド約7,400人、コーナースタンド=芝生席)
- 太陽光発電を採用
補助グラウンド
- 陸上用トラック:400m×8レーン(全天候舗装)
- 天然芝フィールド:106m×72m
施設命名権
2009年11月19日、岡山市北区に本社を置く尾崎商事(当時。現商号:菅公学生服)が命名権を取得した(2010年3月1日から5年間、年額1,000万円)[3][4]。2010年3月1日より、「kankoスタジアム」(略称「カンスタ」)の呼称を用いている。
開催された主なイベント・大会
陸上競技
- 第57回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会(2009年)
- 岡山県高校陸上競技選手権大会
- 岡山陸上競技カーニバル大会
- 山陽女子ロードレース、他
サッカー
- 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)公式戦(1992年、2004年-2006年までは地方球場扱い、2009年以後ファジアーノ岡山FCのホームスタジアムとして開催)
- ファジアーノ岡山FCのホームゲーム(2008年は日本フットボールリーグ(JFL)、2009年以後Jリーグ。2013年以後は全主催試合を開催)
- 日本フットボールリーグ・ファジアーノ岡山ネクストの公式戦(2014年JFLで本拠地として使用)
- ジャパンフットボールリーグ・ヴィッセル神戸主催試合(1995・1996年一部)
- 天皇杯全日本サッカー選手権大会
- JSL東西対抗戦(1981年)
- 岡山県高等学校サッカー選手権大会
ラグビー・アメフト
- セリオカップアメフトフェスタ in OKAYAMA
- ラグビートップリーグ/クボタスピアーズ×三洋電機ワイルドナイツ(2008年)
その他
- 第17回国民体育大会(1962年)
- 昭和52年度全国高等学校総合体育大会(1977年)
- 第60回国民体育大会(晴れの国おかやま国体)(2005年)
アクセス
電車
バス
- JR岡山駅東口・7番乗り場から岡電バス・中鉄バス 津高台団地行、国立病院行、免許センター行、「岡山放送前」または「岡山大学筋」で下車[5][6]。
- JR岡山駅西口・22番乗り場から岡電バス、岡山理科大学行「岡山放送前」で下車[5]。
- 岡山駅西口から岡山大学方面へ徒歩約15分。
自動車
- 山陽自動車道・岡山インターチェンジから南へ車で約15分(約7km)[5]
- 岡山空港から車で約30分[5]
その他
- ファジアーノはホームゲーム開催時に北長瀬駅前の臨時駐車場から無料シャトルバスを運行している。
岡山県総合グラウンド内のその他施設
- 岡山県総合グラウンド体育館(桃太郎アリーナ)
- 岡山県野球場
- 岡山武道館
ギャラリー
- Momotaro std.jpg
正面入口。2010年2月まで付けられていた「桃太郎スタジアム」の愛称が見える
- Momotaro stadium main stand.JPG
メインスタンド
- Fagiano Okayama Supporter 2011.05.04.JPG
バックスタンド。ファジアーノのサポーターの応援席となっている。
- Momotaro stadium 3.JPG
大型映像装置
- Momotaro stadium looked at from the south.JPG
公園南側からスタジアムを臨む
- P3260853.JPG
メインスタンド側からフィールドを臨む
- Tsushima site, Okayama01.jpg
公園内に復元された津島遺跡
出典
- ↑ Kankoは旧尾崎商事時代の2013年7月まで使用されていたブランド名を使用している(現在のブランド名はKANKO)。
- ↑ 2.0 2.1 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「Kin-ken
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ テンプレート:Cite pressrelease
- ↑ テンプレート:PDFlink 岡山県土木部都市計画課 2009年11月19日
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 アクセス 公式サイト 2013年7月21日閲覧
- ↑ 6.0 6.1 テンプレート:Cite web
外部リンク
テンプレート:S-start
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
八橋陸上競技場
(秋田市)
|style="width:40%; text-align:center"|国民体育大会
主競技場
岡山国体 (1962年)
|style="width:30%"|次代:
県営陸上競技場
(山口市)
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
(熊谷市)
|style="width:40%; text-align:center"|国民体育大会
主競技場
晴れの国おかやま国体
|style="width:30%"|次代:
ユニバー記念競技場
(神戸市)
テンプレート:End
テンプレート:Jリーグスタジアム
テンプレート:JFLスタジアム