尾白内駅
テンプレート:Mboxテンプレート:駅情報 テンプレート:駅情報 尾白内駅(おしろないえき)は、北海道(渡島総合振興局)茅部郡森町尾白内町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線(通称:砂原支線)の駅である。駅番号はN64。電報略号はオナ。
歴史
- 1927年(昭和2年)12月25日:渡島海岸鉄道東森仮駅 - 砂原駅間開通に伴い開業[1]。一般駅。現在とは別の場所に位置した[2]。
- 1945年(昭和20年)1月25日:渡島海岸鉄道国有化に伴い国有鉄道函館本線の駅となり、旧駅から約250m鹿部駅寄り、旧渡島海岸鉄道線と新線の分岐点手前に相当する位置に移設再開業。
- 1960年(昭和35年)6月10日:貨物扱い廃止。
- 1971年(昭和46年)10月26日:荷物扱い廃止。同時に無人(簡易委託)化。
- 1976年(昭和51年)頃:簡易委託廃止、完全無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
- 1988年(昭和63年)3月:旧駅舎が解体され、貨車改造駅舎が設置される。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の北側(森方面に向かって右手側、旧上り線)に存在する[3]。転轍機を持たない棒線駅となっている[3]。かつては相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅であった[4]。当時は互いのホームは駅舎側ホーム中央部分と対向側ホーム中央部分を結んだ構内踏切で連絡していた[4]。駅舎側(北側)ホームが上り線、対向側ホームが下り線となっていた(番線表示なし)[4]。上下線共に安全側線を有していた[4]。使われなくなった対向側の1線は、交換設備運用廃止後は1993年(平成5年)3月までには撤去されていた[3]。転轍機の形状は上り線からの片開き分岐であった[4]。
森駅管理の無人駅となっている。駅舎は構内の北側に位置しホーム中央部分に接している[3]。有人駅時代の駅舎は撤去され、その基礎上に[5]ワム80000形有蓋車改造の貨車駅舎が設置されている[6]。側面に窓が設けられ、窓の上にアクセントが付けられ、向かって右より緑・白・緑に塗色されている[5]。駅舎内にトイレを有するが、閉鎖されて使用不可となっている[5]。有人駅時代の駅舎は鹿部駅と同形種で[5]、改築前の時点では窓や扉の開口部は板が打ち付けられて塞がれていた[4]。ホーム上には「安全の像」が設置されていたが、台座のみになってしまっている[5]。駅の標高は4.2mである[3]。
渡島海岸鉄道
渡島海岸鉄道時代の尾白内駅は、現在の駅の300mほど西にあった[1][7]。跡地は2003年(平成15年)時点では空地になっており、駅舎のコンクリート製の土台と、花壇と思われる土盛りが残存していた[7]。
また、砂原線に転用されなかった線路跡は、2003年(平成15年)時点では駅附近は民家に紛れて不明瞭だが[7]、途中から旧・砂原町の町道に転用されており[7]、さらに国道278号に転用されていた[7]。
駅名の由来
当駅の所在する地名より。地名は、アイヌ語の「オ・シラル・ウン・ナイ」(川口に岩礁のある川)に由来する[8]。
利用状況
駅周辺
- 北海道道1028号森砂原線
- 尾白内郵便局[5]
- 森町立尾白内保育所
- 函館バス「尾白内駅前」停留所
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- テンプレート:Color函館本線(砂原支線)
かつて存在した路線
脚注
関連項目
テンプレート:函館本線1- ↑ 以下の位置に戻る: 1.0 1.1 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年5月発行)14,27ページより。
- 元の位置に戻る ↑ 座標:[[[:テンプレート:座標URL]]42_6_37.5_N_140_36_35_E_region:jp 北緯42度6分37.5秒東経140度36分35秒]
- ↑ 以下の位置に戻る: 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)39ページより。
- ↑ 以下の位置に戻る: 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)54ページより。
- ↑ 以下の位置に戻る: 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)23ページより。
- 元の位置に戻る ↑ 書籍『ダルマ駅へ行こう!』(著:笹田昌宏、小学館文庫、2007年5月発行)99ページより。
- ↑ 以下の位置に戻る: 7.0 7.1 7.2 7.3 7.4 書籍『鉄道廃線跡を歩くX』(JTBパブリッシング、2003年10月発行)48-49ページより。
- 元の位置に戻る ↑ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)31ページより。