小満
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小満(しょうまん)は、二十四節気の第8。四月中(通常旧暦4月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が60度のときで5月21日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から5/12年(約152.18日)後で5月23日ごろ。
期間としての意味もあり、この日から、次の節気の芒種前日までである。
季節の特徴
万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るころ。『暦便覧』には「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されている。
麦畑が緑黄色に色付き始める。
沖縄では、次の節気と合わせた小満芒種(すーまんぼーすー)という語が梅雨の意味で使われる。
日付
年 | 日時 (UT) | 日本 | 中国
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小満の瞬間の日時 (UT) と、日本・中国での日付は表のとおり。 テンプレート:Clear
年 | 年を4で割った余り | |||
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0 | 1 | 2 | 3 | |
1800年 - 1831年 | 21日 | 21日 | 22日 | 22日 |
1832年 - 1859年 | 21日 | 21日 | 21日 | 22日 |
1860年 - 1891年 | 21日 | 21日 | 21日 | 21日 |
1892年 - 1899年 | 20日 | 21日 | 21日 | 21日 |
1900年 - 1923年 | 21日 | 22日 | 22日 | 22日 |
1924年 - 1951年 | 21日 | 21日 | 22日 | 22日 |
1952年 - 1983年 | 21日 | 21日 | 21日 | 22日 |
1984年 - 2015年 | 21日 | 21日 | 21日 | 21日 |
2016年 - 2043年 | 20日 | 21日 | 21日 | 21日 |
2044年 - 2075年 | 20日 | 20日 | 21日 | 21日 |
2076年 - 2099年 | 20日 | 20日 | 20日 | 21日 |
2100年 - 2103年 | 21日 | 21日 | 21日 | 22日 |
2104年 - 2135年 | 21日 | 21日 | 21日 | 21日 |
2136年 - 2167年 | 20日 | 21日 | 21日 | 21日 |
2168年 - 2195年 | 20日 | 20日 | 21日 | 21日 |
2196年 - 2199年 | 20日 | 20日 | 20日 | 21日 |
テンプレート:節気日付パターン説明 1983年までは5月21日、5月22日のいずれか(稀に5月20日)。 1984年からしばらく5月21日が続き、2016年からは5月20日、5月21日のいずれか(稀に5月22日)になる。 テンプレート:Clear
七十二候
小満の期間の七十二候は以下の通り。
- 初候
- 蚕起食桑(かいこ おこって くわを くらう) : 蚕が桑を盛んに食べ始める(日本)
- 苦菜秀(くさい ひいず) : 苦菜がよく茂る(中国)
- 次候
- 紅花栄(こうか さかう) : 紅花が盛んに咲く(日本)
- 靡草死(びそう かる) : 薺など田に生える草が枯れる(中国)
- 末候
- 麦秋至(ばくしゅう いたる) : 麦が熟し麦秋となる(日本)
- 小暑至(しょうしょ いたる) : ようやく暑さが加わり始める(中国)