富山県立富山商業高等学校

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富山県立富山商業高等学校(とやまけんりつとやましょうぎょうこうとうがっこう)は富山県富山市庄高田に所在する公立商業高等学校。通称「富商(とみしょう)」。

概要

1897年に創立。校歌は、高岡高校と同じ團伊玖磨作曲、堀口大學作詞のものである。新設校以外では、県下で初めて男子制服にブレザー&ネクタイを1987年度入学生より採用している(同時に女子制服もモデルチェンジした)。

設置学科

  • 流通経済科
定員120名。商品の流通と経済について学ぶ学科。
  • 国際経済科
定員40名。国際間の商品の流通と経済について学ぶ学科。
  • 会計科
定員80名。会社経営のための会計に関することを学ぶ学科。
  • 情報処理科
定員80名。情報社会における情報処理に関することについて学ぶ学科。

沿革

年表

  • 1897年 - 富山市立富山商業簡易学校として開校。
  • 1948年 - 富山中学校(現・富山県立富山高等学校)と統合し、富山県立富山南部高等学校となる。
  • 1950年 - 独立し、富山県立富山東部高等学校となる。
  • 1953年 - 富山県立富山商業高等学校に改称。
  • 1983年 - 現校地に移転。

教育

教育方針としては、検定取得に重点をおいた指導をしており、特に全国商業高等学校協会の試験においては取得資格数に応じて表彰制度をとっている。

2002年より生徒実習の一環として、「飛び出せ富商シリーズ」として様々な取り組みを実施している。

TOMI SHOP
2001年より毎年5月に模擬株式会社「TOMI SHOP」を発足し、生徒達が出資金を出し合い、地域企業などの協力のもと、学科単位で富山県ならびに富山商業高校にちなんだオリジナル商品開発をしたり、クラス単位で販売店の企画・販売戦略を練り、11月下旬の土曜・日曜の2日間にわたり、一般のお客様への販売実習を実施している。教員は生徒のサポートに徹し、運営は「本部」と呼ぼれる生徒達を中心として行われる。
生徒達は一般販売の前日に生徒販売を実施しており、富山商業高等学校における事実上の文化祭に当たる[1]
一般の株式会社と同様に、創立総会株主総会が行われ、会計報告などの流れも学習出来るようになっている。
弟子入り体験学習
中央通り商店街や総曲輪通り商店街等の商店に「弟子入り」をし、経営者から商業に関することを直接学ぶというもの。

行事

  • 4月 - 社会見学[2]
  • 5月 - TOMI SHOP 創立総会
  • 7月 - 体育大会結団式
  • 9月 - 体育大会
  • 11月 - TOMI SHOP
  • 2月 - TOMI SHOP 株主総会

部活動

富山商業高等学校では全員入部制をとっており、部活動は学業と並ぶ重要な活動として重視されている。

運動部

  • 硬式野球部
甲子園出場の常連であり、特に夏の甲子園の出場回数は高岡商業高校と並び16回と県内最多。澤田前監督から前崎監督の指揮の元、強固な守備力と、粘り強い戦い方を武器とした接戦に持ち込むチームカラーが特徴。
  • 軟式野球部
全国大会の常連。全国高等学校軟式野球選手権大会において、1993年に初優勝を果たした。また2007年に準優勝。
  • 陸上競技部
全国高校駅伝インターハイの常連。
  • バスケットボール部
インターハイ、ウィンターカップの常連。
  • 応援部
応援部はチアリーディング・ジャパンカップにおいて、2006年に全国3位。また2005年全国4位、2009年、2011年全国6位、2004年全国8位。
  • 水泳部
  • 弓道部
  • 相撲部
  • 硬式テニス部
  • ソフトテニス部
  • バドミントン部
  • ソフトボール部
  • バレーボール部
  • サッカー部
  • 体操競技部
  • 柔道部
  • 卓球部

文化部

  • 吹奏楽部
高岡商業高校とならんで全日本吹奏楽コンクールの常連である。
  • 経理部
現在県大会29連覇中
  • コンピュータ部
  • ワープロ部
  • 英語部
  • 商業美術部
  • プランニング部
  • 珠算部
  • 書道部
  • 広報部
  • 茶道部

交通

著名な出身者

脚注

  1. これの他に文化祭に当たるものはない。
  2. 3年間毎年行われる(日帰り)。修学旅行は無いため、3年目の社会見学が事実上の修学旅行となる。

関連項目

外部リンク

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