富士見川越バイパス

テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox road 富士見川越バイパス（ふじみかわごえバイパス）は、埼玉県富士見市下南畑交差点から同県川越市小仙波交差点に至る国道254号のバイパス道路である。

概要

国道254号（川越街道）の混雑緩和を目的に1977年に着工。1981年8月1日に『富士見川越有料道路』として供用開始された。2009年7月31日に28年間の料金徴収期間が満了し同年8月1日午前0時から全区間無料開放され、現在の名称に変更された。

立体交差を基本として信号機を少なくする構造を採用し、川越街道経由に比べ平均所要時間を約15分短縮する効果がある。

• 都市計画決定以前の段階では、片側3車線とした地上一般部に加え、片側2車線とした高架構造の専用部（首都高速道路）を設ける構想があった。

有料道路時代の償還対象区間は、木野目（北）交差点より南側とし、木野目（北）交差点 - 小仙波交差点は無料開放されていた。

有料時代

1日当たりの通行台数は、1993年度の約1万5400台（達成率101.5%、料金収入約313万3千円）をピークに、2008年度は約9200台（達成率49.1%、料金収入約183万4千円）と低迷した。2008年末までに約1億1700万台が利用したが、通行料金収入だけでは建設資金を満額回収出来ず、約21億円の赤字が見込まれていたことから埼玉県は2009年度予算で事業精算に伴う補助金21億円を計上し、執行された。

通行料金

勝瀬料金所（富士見市）1ヶ所で徴収されていた。

• 普通車：200円
• 大型車（1）：320円
• 大型車（2）：730円
• 軽車両等：20円

無料解放後

道路管理者が埼玉県道路公社から埼玉県川越県土整備事務所に変更され、2010年3月31日まで利用しなかった回数券の払戻しを実施したほか、勝瀬料金所の撤去や道路標識に「R254バイパス」などの表記が追加された。

また1日当たりの交通量は、無料開放前は2008年度の約9,200台から無料開放後の2009年9月時点で約3.5倍の32,000台に増加した。

路線データ

• 路線名：一般国道254号
• 起点：埼玉県富士見市下南畑
• 終点：埼玉県川越市大字木野目
• 延長：8.0km
• 規格：第3種第2級
• 車線数：4車線
• 車線幅員：3.25m
• 設計速度：60km/h
• 事業費：約108億円

制限速度

一般道法定速度である60km/hである。道路構造が高規格であり、最高速度を上回る速度で走っている車両も多い。このためしばしば白バイ・覆面パトカー・簡易オービスによる速度取締りが実施される。

通過市町村

• 埼玉県
  • 富士見市 - ふじみ野市 - 川越市

歴史

• 1977年10月7日：着工
• 1981年8月1日：供用開始
• 2009年7月31日：料金償還完了
• 2009年8月1日：無料開放

交差する道路

交差する道路	交差点名
国道254号(和光富士見バイパス)・和光方面
国道463号・国道254号(浦和所沢バイパス)	下南畑(旧：富士見有料入口)	富士見市
富士見市道三芳富士見通り線	鶴馬
埼玉県道334号三芳富士見線	※立体交差
富士見市道勝瀬苗間通り1号線
埼玉県道272号東大久保ふじみ野線	※立体交差	ふじみ野市
ふじみ野市道けやき通り
埼玉県道56号さいたまふじみ野所沢線	渋井交差点	川越市
	城北埼玉学園前
埼玉県道335号並木川崎線	木野目※立体交差
埼玉県道336号今福木野目線	木野目（北）
	南田島
	川越警察署入口
国道16号・八王子方面
埼玉県道15号川越日高線	小仙波
国道254号(川越バイパス)・東松山方面

沿線施設

• イムス富士見総合病院
• 富士見市立諏訪小学校
• 富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ
• 富士見市役所
• 衛生組合富士見環境センター
• 富士見市立勝瀬中学校
• ふじみ野市立さぎの森小学校
• エコパ（ふじみ野・三芳町環境センター余熱利用施設）
• 上福岡総合病院
• ふじみ野市立花の木中学校
• 城北埼玉中学・高等学校

接続するバイパスの位置関係

（東京方面）国道463号浦和所沢バイパス - 富士見川越バイパス - 川越バイパス（松本方面）

• 2017年（平成29年）度の和光富士見バイパス全線開通時に接続予定である。なお有料道路時代から東京外環自動車道ならびに国道298号を抜けて埼玉県道88号和光インター線へ接続する構想も存在する。

関連項目

• 関東地方の道路一覧
• バイパス道路
• 無料開放された道路一覧

外部リンク

• 埼玉県道路公社
  • 富士見川越有料道路マップ

テンプレート:国道254号