天竜市
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テンプレート:Infobox 天竜市(てんりゅうし)は、かつて静岡県西部(遠州)に存在した市。2005年7月1日、周辺11市町村とともに浜松市へ編入合併され消滅した。
2005年7月1日に地方自治法第202条の4に基づく「天竜地域自治区」が設置された[1][2]。同地域自治区は2012年3月31日をもって廃止[3]。
2007年4月1日に浜松市が政令指定都市へ移行したのに伴い、天竜区の一部となった。
目次
地理
市制施行までは二俣町(ふたまたちょう)と称しており、戦国時代には二俣城の城下町であった。現在でも、秋葉山を媒体とする山間エリア(北遠)の中心地である。「二俣」の名は、天竜浜名湖鉄道の国鉄時代の線名「二俣線」や、同線の天竜二俣駅(国鉄時代は遠江二俣駅)にも見える。
郡においては、豊田郡または磐田郡の一角。天竜川の東の袂に市街地が広がる。
歴史
江戸時代まで
明治以後
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、二俣町成立。当初は豊田郡に所属。
- 1896年(明治29年)4月1日 - 豊田郡が磐田郡に編入される。
- 1940年(昭和15年)6月1日 - 二俣線(現天竜浜名湖線)開業。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 二俣町、上阿多古村、熊村、光明村、下阿多古村、龍川村が合併し、新たに二俣町となる。
- 1958年(昭和33年)11月3日 - 市制施行と同時に自治体名を改称し、天竜市となる。
- 2005年(平成17年)7月1日 - 浜松市に編入される。
- 2007年(平成19年)4月1日 - 政令指定都市移行に伴い、天竜区の一部となる。
行政
歴代市長
- 第1-6代 - 熊村昌一郎(1958年11月3日 - 1980年11月7日)
- 第7-9代 - 本多直彦(1980年11月8日 - 1992年11月7日)
- 第10-13代 - 中谷良作(1992年11月8日 - 2005年6月30日)
産業
教育
高等学校
中学校
- 2005年4月1日、市内に6校あった中学校が2校に統合された。
- 天竜市立清竜中学校
- 天竜市立光が丘中学校
- 天竜市立上阿多古中学校
- 天竜市立下阿多古中学校
- 天竜市立熊中学校
小学校
- 天竜市立鏡山小学校
- 天竜市立上阿多古小学校
- 天竜市立熊小学校
- 天竜市立光明小学校
- 天竜市立下阿多古小学校
- 天竜市立二俣小学校
- 天竜市立横山小学校
- 天竜市立藤平小学校(同阿寺分校)
- 天竜市立長沢小学校(同懐山分校)
交通
鉄道路線
バス
主な道路
- 国道152号(浜松方面、水窪方面)
- 国道362号(豊橋方面、川根本町方面)
- 静岡県道9号天竜東栄線(飯田方面)
- 静岡県道40号掛川天竜線(掛川方面)
観光
観光地
史跡
祭り
- 天竜下り
- 鹿島の花火(8月上旬)
- 二俣まつり(8月中旬)
天竜市出身の有名人
その他
- 水の郷百選:森と川と人が織りなす あったかタウン天竜
- 日本三大美林:市の木である杉の人工林は、日本三大人工美林の一つに数えられている。
- 夏季には国内最高気温観測地点として報道されることがしばしばある。
脚注
関連項目
- 静岡県の廃止市町村一覧
- 松平信康
- 金原明善(「暴れ天竜」と恐れられていた天竜川の治水を行った人)
外部リンク
- 天竜川・浜名湖地域合併協議会 - 国立国会図書館 : インターネット資料収集保存事業 (WARP)