大沼幸二
テンプレート:Infobox baseball player 大沼 幸二（おおぬま こうじ、1979年7月3日 - ）は、大阪府東大阪市出身の元プロ野球選手（投手）。
目次
経歴
プロ入り前
中学時代はボーイズリーグの弥刀東パワーズに所属。高校は香川県の尽誠学園高校に進学。2年時から同僚投手との二枚看板で注目され[1]、秋にはチームの大黒柱に成長し「四国一の速球投手」と謳われた[1]。3年時のテンプレート:By夏の香川県大会では、準決勝の丸亀城西高校戦で4回裏から救援登板したが5回裏に打ち込まれて7失点を喫しチームは敗退した[1]。
高校卒業後は社会人野球のプリンスホテルに入団したが、テンプレート:By4月に同年限りでの廃部を発表した[2]。最後の公式戦となった第27回社会人野球日本選手権大会敗退後に伊達昌司、長崎伸一と共にプロ入りの意思を表明し[3]、その後西武ライオンズを逆指名した[4]。プロ野球ドラフト会議では西武が1位指名で交渉権を獲得し契約金1億円、出来高払い5000万円、年俸1300万円（金額は推定）で入団合意した[5]。
西武時代
テンプレート:By5月6日の日本ハム戦でプロ初登板。テンプレート:By4月19日にプロ入り初勝利を挙げると、5月7日初完封勝利を挙げた。夏場には中継ぎもこなし、終盤には不調で二軍落ちした豊田清の代役としてクローザーも経験し、4勝6敗3セーブを挙げた。翌テンプレート:Byも先発・中継ぎの両方をこなしてフル回転し、5勝7敗1セーブを記録した。
テンプレート:Byにチームを去った豊田・森慎二の後釜として、キャンプ時から小野寺力と共にクローザーの候補に挙げられる。オープン戦で結果を残すものの、シーズンでは制球難で結果を残すことはできなかった。翌テンプレート:Byは春先は一軍だったが、4月13日のロッテ戦で7失点を喫すると二軍降格。二軍では2年連続で防御率2点台と安定したピッチングを見せ、9月には一軍で先発ローテーションの一角を担ったが防御率6.75でわずか1勝しか挙げられなかった。
テンプレート:By、開幕から一軍に入り、中継ぎとして自己最多の52試合に登板、防御率3.69と活躍をした。ビハインドのロングリリーフが中心だったこともあり、投球回数は83.0回を記録した。また交流戦でプロ入り初打席に立つが3球三振だった。翌テンプレート:Byは、前年を上回る54試合に登板し、防御率3.14と自己最高の数字を残した。シーズン序盤は中継ぎ、ロングリリーフとして安定した活躍を見せたが、徐々に先発の勝ち星を消す試合やサヨナラ敗戦（7敗中4敗がサヨナラ負けした時の敗戦投手）などが増えた。前年の2倍の19ホールドポイントを挙げた。
テンプレート:Byは中継ぎ、または敗戦処理として起用されるが目立った成績は残せなかった。シーズン中盤、投手陣に故障が相次ぎ3試合先発で起用される（チームは3試合とも勝利）。その後は不振が続き二軍落ち、そのままシーズンを終えた。同年オフには背番号が61へ変更となったが[6]、春季キャンプ直前のテンプレート:By1月26日付で坂元弥太郎との交換トレードで横浜ベイスターズに移籍することになり[7]、同番号でプレーする機会はなかった。
横浜・DeNA時代
横浜移籍初年度の2011年も不振が続き、14試合で防御率8.49と前年より成績が悪化した。テンプレート:Byシーズンは右肩痛が治らず、一軍・二軍を通じて登板機会が無いまま6月25日に任意引退選手として公示され、現役を引退した[8]。同年11月15日に任意引退選手公示を抹消し、自由契約選手として公示された[9]。
引退後
詳細情報
年度別投手成績
| テンプレート:By2 | 西武 | 8 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -- | ---- | 54 | 12.1 | 10 | 0 | 7 | 0 | 0 | 6 | 1 | 0 | 4 | 4 | 2.92 | 1.38 |
| テンプレート:By2 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | -- | .000 | 43 | 9.2 | 9 | 2 | 5 | 0 | 0 | 8 | 1 | 0 | 9 | 7 | 6.52 | 1.45 | |
| テンプレート:By2 | 14 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | -- | .000 | 136 | 29.0 | 36 | 4 | 15 | 0 | 0 | 21 | 1 | 0 | 18 | 17 | 5.28 | 1.76 | |
| テンプレート:By2 | 36 | 11 | 1 | 1 | 1 | 4 | 6 | 3 | -- | .400 | 429 | 95.2 | 100 | 14 | 48 | 4 | 1 | 74 | 3 | 0 | 54 | 47 | 4.42 | 1.55 | |
| テンプレート:By2 | 31 | 7 | 1 | 0 | 0 | 5 | 7 | 1 | 1 | .417 | 331 | 69.2 | 80 | 15 | 41 | 0 | 2 | 59 | 4 | 1 | 55 | 48 | 6.20 | 1.74 | |
| テンプレート:By2 | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | .000 | 68 | 13.0 | 16 | 2 | 15 | 0 | 0 | 9 | 1 | 0 | 11 | 11 | 7.62 | 2.38 | |
| テンプレート:By2 | 9 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | .333 | 161 | 34.2 | 39 | 2 | 19 | 0 | 1 | 24 | 2 | 0 | 28 | 26 | 6.75 | 1.67 | |
| テンプレート:By2 | 52 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 1 | 7 | .333 | 357 | 83.0 | 79 | 5 | 36 | 3 | 3 | 64 | 4 | 0 | 34 | 34 | 3.69 | 1.39 | |
| テンプレート:By2 | 54 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 | 1 | 15 | .364 | 284 | 66.0 | 59 | 6 | 30 | 5 | 4 | 45 | 2 | 0 | 26 | 23 | 3.14 | 1.35 | |
| テンプレート:By2 | 16 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | .667 | 108 | 23.1 | 30 | 2 | 10 | 0 | 1 | 15 | 2 | 1 | 20 | 20 | 7.71 | 1.71 | |
| テンプレート:By2 | 横浜 | 14 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 59 | 11.2 | 13 | 3 | 10 | 1 | 0 | 9 | 1 | 0 | 13 | 11 | 8.49 | 1.97 |
| 通算：11年 | 248 | 30 | 2 | 1 | 1 | 18 | 30 | 6 | 25 | .375 | 2030 | 448.0 | 471 | 55 | 236 | 13 | 12 | 334 | 22 | 2 | 272 | 248 | 4.98 | 1.58 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
記録
- 初登板：2001年5月6日、対日本ハムファイターズ8回戦（東京ドーム）、9回裏2死より3番手で救援登板・完了、1/3回無失点
- 初奪三振：2001年5月26日、対福岡ダイエーホークス10回戦（西武ドーム）、9回表に鳥越裕介から
- 初先発：2001年8月18日、対千葉ロッテマリーンズ23回戦（西武ドーム）、3回2/3を3失点
- 初勝利・初先発勝利：2004年4月19日、対北海道日本ハムファイターズ4回戦（西武ドーム）、6回2失点
- 初完投勝利・初完封勝利：2004年5月7日、対北海道日本ハムファイターズ7回戦（西武ドーム）
- 初セーブ：2004年8月7日、対大阪近鉄バファローズ21回戦（大阪ドーム）、9回裏1死より5番手で救援登板・完了、2/3回無失点
- 初ホールド：2005年6月21日、対オリックス・バファローズ6回戦（インボイスSEUBUドーム）、6回表に2番手で救援登板、1回無失点
背番号
- 25 （2001年）
- 15 （2002年 - 2010年）
- 13 （2011年 - 2012年）
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:西武ライオンズ2000年ドラフト指名選手- ↑ 1.0 1.1 1.2 『朝日新聞』1997年7月30日付香川版 （25面）
- ↑ 『朝日新聞』2000年4月12日付朝刊 （14版、19面）
- ↑ 『朝日新聞』2000年10月20日付朝刊 （14版、21面）
- ↑ 『朝日新聞』2000年10月31日付朝刊 （14版、17面）
- ↑ 『朝日新聞』2000年11月28日付朝刊 （14版、16面）
- ↑ 2010/11/17 2011年 背番号のお知らせ 埼玉西武ライオンズ公式サイト
- ↑ トレード（2010年度シーズン終了後）
- ↑ 2012年度 任意引退選手
- ↑ 2012年度 自由契約選手
