大和朝倉駅
大和朝倉駅(やまとあさくらえき)は、奈良県桜井市大字慈恩寺にある、近畿日本鉄道(近鉄)大阪線の駅。
駅構造
島式2面4線のホームを持つ、待避可能な地上駅で橋上駅舎を有する。隣の桜井駅での待避が出来ないこともあり、当駅に待避設備が設けられている。ホーム有効長は6両。改札口は1ヶ所のみ。出入口は南北双方にあり、南側の出入口は橋上駅舎と同じレベルにある。
自動改札機はオムロン製が設置されている。赤い自動改札機(U-PG)は、出場時2枚一括処理、PiTaPa・ICOCAに対応する。
のりば
1・2 | テンプレート:Color大阪線(下り) | 榛原・名張・伊勢中川・伊勢志摩・名古屋方面 |
---|---|---|
3・4 | テンプレート:Color大阪線(上り) | 桜井・大和八木・大阪上本町・大阪難波・神戸(三宮)方面 |
内側2線(2番線と3番線)が主本線、外側2線(1番線と4番線)が待避線である。
また、当駅は非常渡り線を用いて列車の折り返しが可能な構造になっているため、車両基地がある高安・五位堂方面からの試運転列車や事故などでダイヤが乱れた時に定期列車が折り返すことがある。
なお、当駅から榛原寄りでは、大阪難波駅経由の阪神電鉄線連絡乗車券の購入はできない(阪神線側から当該駅までの連絡乗車券も発売されていない)。すなわち、鶴橋駅または大阪上本町駅で奈良線系統に乗り継いで、大阪難波駅で降車せずにそのまま阪神なんば線方面(桜川駅以遠)へ向かう場合、降車駅での精算が必要となる。神戸高速線・山陽電鉄・神戸電鉄方面へ行く場合は近鉄線の乗車券が精算機に対応していない場合があるので大阪難波駅で一旦下車して切符を買い直すことになる。なお当駅から西青山駅までの各駅での方面案内標での三宮駅の表記は「神戸(三宮)」となっている(桜井駅以西では単に「三宮」と表記。榊原温泉口駅以東の主要駅では「神戸」と表記)。
2010年(平成22年)10月10日には、天皇・皇后の奈良視察に伴うお召し列車が、当駅から大阪上本町駅間に運転された(同日には近鉄奈良駅から室生口大野駅間にも運転されたほか、同月7日には京都駅から近鉄奈良駅間で運転。いずれも21020系(アーバンライナーnext)の第1編成を充当)。[1][2]
利用状況
- 主として通学・通勤用に利用される。
- 大和朝倉駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 2008年11月18日の調査結果によると、1日の利用客は2,553人(前回2005年11月8日の調査では2,774人)。この数字は…
- 近鉄の全調査対象駅(287駅)中、167位。
- 大阪線の駅(48駅、他線接続駅含む)の中では、33位。
- 奈良県内の近鉄の駅(90駅)の中では、54位。
- 2008年11月18日の調査結果によると、1日の利用客は2,553人(前回2005年11月8日の調査では2,774人)。この数字は…
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度別利用状況(大和朝倉駅) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
年 度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特 記 事 項 | ||||
通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1982年(昭和57年) | ←←←← | 11月16日 | 3,022 | ||||
1983年(昭和58年) | ←←←← | 11月8日 | 3,276 | ||||
1984年(昭和59年) | ←←←← | 11月6日 | 3,427 | ||||
1985年(昭和60年) | ←←←← | 11月12日 | 3,444 | ||||
1986年(昭和61年) | ←←←← | 11月11日 | 3,766 | ||||
1987年(昭和62年) | ←←←← | 11月10日 | 3,742 | ||||
1988年(昭和63年) | ←←←← | 11月8日 | 4,479 | ||||
1989年(平成元年) | ←←←← | 11月14日 | 4,127 | ||||
1990年(平成2年) | ←←←← | 11月6日 | 4,452 | ||||
1991年(平成3年) | ←←←← | ||||||
1992年(平成4年) | ←←←← | 11月10日 | 4,150 | ||||
1993年(平成5年) | ←←←← | ||||||
1994年(平成6年) | ←←←← | ||||||
1995年(平成7年) | ←←←← | 12月5日 | 3,713 | ||||
1996年(平成8年) | ←←←← | ||||||
1997年(平成9年) | ←←←← | ||||||
1998年(平成10年) | ←←←← | ||||||
1999年(平成11年) | ←←←← | ||||||
2000年(平成12年) | ←←←← | ||||||
2001年(平成13年) | ←←←← | ||||||
2002年(平成14年) | ←←←← | ||||||
2003年(平成15年) | ←←←← | ||||||
2004年(平成16年) | ←←←← | ||||||
2005年(平成17年) | 436,560 | ←←←← | 127,029 | 563,589 | 11月8日 | 2,774 | |
2006年(平成18年) | ←←←← |
駅周辺
路線バス
- 桜井市コミュニティバス
- 上之庄、ジャスコ桜井店方面循環(保健会館→桜井駅北口→桜井市役所→上之庄→ジャスコ桜井店→桜井税務署→桜井駅北口経由)<月~金曜日運行>(祝日、年末年始運休)
歴史
- 1944年(昭和19年)11月3日 - 近鉄大阪線の桜井 - 長谷寺間に新設開業。
- 1996年(平成8年)3月15日 - 待避線設置。これにより、毎時3本運転でありながら停車駅によっては最大30分の開きとなっていた昼間時の下り準急の運転間隔が20分間隔に均等化されるなど、弾力的なダイヤ設定が可能になった。
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa使用開始。
- 2010年(平成22年)10月10日 - 天皇・皇后の奈良視察に伴うお召し列車が、当駅から大阪上本町駅間に運転される。[1][2]
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- 大阪線
- テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行
- 通過
- テンプレート:Color準急・テンプレート:Color区間準急・テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行
脚注
参考文献
- 「近鉄時刻表」各号(近畿日本鉄道)
関連項目
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 1.0 1.1 テンプレート:PDFlink - 奈良県ホームページ
- ↑ 2.0 2.1 近鉄で21020系使用のお召列車運転 - 鉄道ファン(交友社)「railf.jp」鉄道ニュース、2010年10月11日