大分銀行
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テンプレート:Infobox テンプレート:基礎情報 銀行 株式会社大分銀行(おおいたぎんこう、Oita Bank Co. Ltd.)は、大分県大分市に本店を置く地方銀行。
大分県、大分市などから指定金融機関とされている。
目次
概要
大分県内を中心に、福岡県・宮崎県・熊本県・大阪府・東京都にも店舗を構え(かつては愛知県や広島県や愛媛県にも店舗を構えていたが撤退)、他に、香港にも駐在員事務所を置いている。
旧本店の建物は辰野金吾の設計によるもので、国の登録有形文化財である。現在では赤レンガ館と呼称される。現本店竣工後には、赤レンガ支店と改称されるも、後に本店営業部に統合され、現在は「ローンプラザ支店」が入居する。
沿革
- 1877年(明治10年)11月 - 第二十三国立銀行が現在の大分市に設立。
- 1897年(明治30年)5月 - 普通銀行に転換、株式会社二十三銀行に改組。
- 1893年(明治26年)2月1日 - 株式会社大分銀行設立。
- 1927年(昭和2年)10月 - 大分銀行が二十三銀行を合併し、株式会社大分合同銀行となる。
- 1953年(昭和28年)1月 - 株式会社大分銀行に商号変更。
- 1973年(昭和48年)4月 - 東京・大阪証券取引所各2部、福岡証券取引所に上場。
- 1974年(昭和49年)2月 - 東証・大証各1部に指定。
- 2004年(平成16年)9月4日 - 大証上場廃止(申請による)。
- 2006年(平成18年)11月 - 預金着服事件を起こし、金融庁から業務改善命令を受ける。
- 2007年(平成19年)6月 - 再度金融庁から業務改善命令を受ける[1]。
- 2013年(平成25年)5月 - 勘定系システムをNTTデータ地銀共同センターへ移行。
ATM
地域金融機関との提携
ATMでは、「九州ATMネットワーク」により、福岡銀行・筑邦銀行・佐賀銀行・十八銀行・親和銀行・肥後銀行・宮崎銀行・鹿児島銀行・西日本シティ銀行のカードによる出金については自行扱いとなる。
コンビニATM
2007年(平成19年)9月27日にセブン銀行と提携をすると同時に、大分県内のセブン-イレブン店舗にATMが設置された。
情報処理システム
勘定系システム
従来、勘定系システムは日本ユニシスのパッケージであるACCESS21(アプリケーションソフトウェアに、同社のTRITONを採用したパッケージ)を採用しており、稼動前からも同社のメインフレームである独自システムを採用してきたが、2013年(平成25年)5月7日に、NTTデータ地銀共同センターへのリプレースした[2]。
関連会社
- 大分リース株式会社
- 株式会社大分カード
- 大分保証サービス株式会社
- 株式会社大銀コンピュータサービス
- 大銀ビジネスサービス株式会社
- 大銀スタッフサービス株式会社
- 株式会社大銀経済経営研究所
- 大銀ベンチャーキャピタル株式会社
- 大銀アカウンティングサービス株式会社
ギャラリー
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赤レンガ館
脚注
関連項目
- 大分スポーツ公園総合競技場
- 同施設の命名権を取得。2010年(平成22年)3月1日から「大分銀行ドーム」と称される。
- だいぎんスタジアム・だいぎんサッカー・ラグビー場・だいぎんフィールド、だいぎんグラウンド(以上は補助陸上競技場)も該当。