大分マリーンパレス水族館

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大分マリーンパレス水族館(おおいたマリーンパレスすいぞくかん、うみたまご)は、大分県大分市高崎山下にある水族館である。大分生態水族館マリーンパレス(おおいたせいたいすいぞくかんマリーンパレス)として開館したが、2004年4月1日にリニューアル開業し、うみたまごの愛称で呼ばれる。民放では、ニュースなどで「うみたまご」というものの、NHKでは、「マリーンパレス」と言っている。

概要

2004年4月1日に旧「大分生態水族館マリーンパレス」が、2.5倍の規模にリニューアル開業したもので、展示500種、計15,000点の水族館である。別府湾に面した国道10号大分 - 別府間(別大国道)沿いの、別府市との市境から約1.8kmの位置にある。道路を挟んで高崎山自然動物園と隣接しており、歩道橋で行き来が可能である。交通アクセスは同動物園の項目を参照。大分駅、別府駅などから路線バスでアクセス可能。

セイウチが腹筋をするCMなどで2005年に「第44回福岡広告協会賞」の金賞を受賞。2005年7月号「日経トレンディ」誌上の「動物テーマパークランキング(水族館部門)」で、全国第2位に選定された。「ゴールデンウイークの観光動向調査」における、県内のテーマパーク入場者数第1位(2006年5月9日、県と県警調べ)。

歴史

大分生態水族館マリーンパレス

  • 1964年、開業。
  • 1966年、世界初といわれる魚の曲芸(輪くぐりなど)を実現。同年、入場者数100万人を突破。
  • 1971年、「株式会社大分生態水族館」から「株式会社マリーンパレス」へ社名変更。
  • 2003年12月1日、閉館。

旧マリーンパレスは、高崎山自然動物園を手がけた元大分市長上田保の立案によるものである。世界初の潮流式回遊水槽[1]を実現するなどした水族館で、開館から7年間、日本国内で最も入場者数の多い水族館であった。また、開業以来研究部を設けて学術研究[2]も行っている。別大国道の拡幅工事にともなって旧館は取り壊され、歩道および道路となった。

大分マリーンパレス水族館「うみたまご」

脚注

  1. しかし、水圧に耐えうるガラス板を国内では調達できず、イギリスのピルキントンからの特注品であった。後の大分県知事となる平松守彦は、この特注品の輸入に関っている。
  2. 主な業績として、シマアジの完全養殖法の確立がある。
  3. バックナンバー イベント 2006年
  4. 大分市「うみたまご」 入館者500万人突破 福岡県・川野さんに記念品

関連項目

外部リンク

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