境水道大橋

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境水道大橋を走行中の様子(2010年5月)

境水道大橋(さかいすいどうおおはし)は、島根県松江市から鳥取県境港市にかけて境水道を跨ぐ国道431号[1]である。2002年まで一般有料道路であった。

概要

延長709mの3径間の連続トラス橋である。日本道路公団による6年間の調査検討期間と3年間の施工期間を経て1972年7月に一般有料道路として開通。竣工当時の同形式の橋としては、中国地方で最長で、全国でも5番目の長さを誇っていた。左岸の松江市側は標高約50m[1]であるのに対し、右岸の境港市側は埋立地上のほぼ0m[2]と、大きく地盤高の異なる両岸を結ぶ都合から左右非対称となっており、結果として上路式と下路式とを組み合わせる載荷弦となった。1972年度の土木学会田中賞作品部門を受賞している。

道路データ

  • 起点:島根県松江市美保関町森山
  • 終点:鳥取県境港市昭和町
  • 全長:709m
  • 車線数:2車線
  • 制限速度:40km/h(境港側の入口は30km/h)
  • 愛称:おさかな大橋(2002年7月 - )
    開通30周年を記念したイベント「大橋の絵と愛称のコンテスト」で決定した[3]

過去の通行料金

1972年から2002年まで料金を徴収していた。また、軽車両も通行できるが、有料道路時代は軽車両も料金を徴収していた。

  • 普通車:200円[4]

歴史

境水道大橋が開通するまでは渡し船が境水道の両岸を結ぶ交通手段であったが、開通後は相次いで廃止され、2007年境水道渡船旅客船の運行を事実上廃止したことにより、姿を消した。

年表

  • 1969年昭和44年)11月
    日本道路公団(当時)によって着工。
  • 1972年(昭和47年)7月22日
    日本道路公団(当時)が管理する一般有料道路として供用開始。
  • 2002年平成14年)7月21日
    料金徴収期間満了。翌22日午前0時より無料開放し、島根県および鳥取県に移管。

脚注

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関連項目

外部リンク

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  1. 1.0 1.1 道路台帳閲覧システム - マップonしまね - 2012年8月11日閲覧
  2. 最寄りの三角点は2.6mである。ウォッちず 北緯35度32分42.4秒 東経133度14分42秒 - 2012年8月11日閲覧
  3. 境水道大橋 - 境港市観光協会
  4. 『マップル-全日本道路地図』昭文社、2000年7月2版10刷、71頁 ISBN 4398300139