埼玉県立春日部東高等学校
埼玉県立春日部東高等学校(さいたまけんりつかすかべひがしこうとうがっこう)は、埼玉県春日部市にある公立の高等学校である。
概要
1977年(昭和52年)に開校した埼玉県立の男女共学校で、革新首長の畑和県政下で大量新設された高校のひとつで、関東の高校で唯一の学科である「人文科」を設置している。2007年(平成19年)に開校30周年を迎えた。
1学年の定員は300名以上。学年色(赤・青・緑)があり、校章・ジャージ・上履き・自転車通学者の鑑札に使われ、学年が識別できるようになっている。
2005年7月より全教室にエアコン設置。暖房はストーブを使用。
沿革
- 1977年4月1日 - 埼玉県立春日部東高等学校開設。
- 1977年6月4日 - 開校記念日
- 1979年2月1日 - 校歌制定
- 1994年4月1日 - 人文科開設
- 1997年~2000年 - 文部科学省から「総合的な学習の時間」の研究開発校に選ばれる
- 2002年 - 3学期制から2学期制になる
- 2003年 - 65分授業の導入
- 2006年 - 文部科学省から「学力向上拠点形成事業推進校」に選ばれる
- 2010年 - 人文科が2クラスから1クラス、普通科が7クラスから8クラスに変更される(2010年度入学生から)
- 2011年 - 2学期制から3学期制になる,「65分×5限」から「55分×6限」になる,校則が一部変更(女子スカート丈の規定長さが短くなる)
カリキュラム
- 普通科
普通科は、2年次から進路希望にそって、文系コースと理系コースに分かれる。人数によっては、3年次に国公立大学進学クラスが編成されることもある。
- 人文科
人文科は、文系の勉強に適性のある生徒を対象にした私立文系特別進学のための学科である。1年次は、普通科とほぼ共通した教養科目を履修し、2年次から、文系の専門科目を履修する。専門科目は、各自の志望や興味・関心、習熟度に合わせて科目を選択できるようになっている。受験対応の授業をはじめ、各自のテーマで論文を作成する「キャリアデザイン」、「古典文学研究」、「国際関係」、「世界文化史」など大学での学問・研究の入門的な授業や少人数授業、論文作成なども多く取り入れている。 旅行行事は、1年次の秩父市大滝でのサマースクール、2年次の関西方面の修学旅行などがある。また、希望者は2年次の夏季休暇にオーストラリアでの海外研修に参加することができる。以前は、中国研修旅行を実施し中国の高校生との友好を深めていたが、反日デモの影響から、2006年からの3年間は、限定的に行き先をオーストラリアに変更され、2009年以降も継続してオーストラリアでの研修になっている。
校風
人文科は2010年度より1クラス編成で私大文系特進クラスとなった。
- 部活動では、主に陸上競技部が活躍している。
- 関東大会以上の大会出場が決まると、全校生徒による壮行会が行われる。
- 過去に交通事故により死亡した生徒がいることから、年に数回交通安全教育を実施し、各生徒に安全のしおりが配布される。
進学状況
卒業後、ほぼ全員が4年制大学への進学を希望している。2006年には、開校以来初の東京大学合格者があった。例年、国公立大学には20名前後合格している。また私立大学では、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学に毎年10名前後合格している。
著名な出身者
最寄駅
- 東武伊勢崎線・東武野田線春日部駅東口より朝日バスで約10分、「東高校入口」バス停下車、徒歩3分。
- 東武野田線藤の牛島駅より徒歩約25分。
- 電車通学者は、これらの最寄駅近くにある貸駐輪場を契約し、自転車で通学している。