国道162号
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国道162号(こくどう162ごう)は、京都府京都市から福井県小浜市を経由して同県敦賀市に至る一般国道である。
目次
概要
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。
- 起点:京都市(右京区、西大路五条交差点=国道9号上、京都市道181号京都環状線交点)
- 終点:敦賀市(坂の下IC=国道8号敦賀バイパス交点、国道27号・国道161号起点)
- 重要な経過地:京都府北桑田郡京北町[注釈 2]、小浜市、福井県三方郡三方町[注釈 3]
- 路線延長:113.3 km(実延長102.0 km、現道125.3 km)[2][注釈 4]
- 京都市区間:44.8 km(実延長42.0 km、現道41.5 km)
- 京都府区間:22.8 km
- 福井県区間:105.1 km(実延長・現道61.0 km)
- 指定区間:国道9号、国道27号、国道8号と重複する区間[3]
歴史
- 1953年(昭和28年)5月18日
- 1965年(昭和40年)4月1日
- 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道162号となる。
- 1970年(昭和45年)4月1日
- 京都市右京区西大路五条交差点 - 福王子交差点の経路を天神川通経由に変更。国道の単独区間であった西大路一条交差点 - 仁和寺前交差点は前日に京都府一般地方道1号銀閣寺宇多野線の一部として編入される[5]。
- 1982年(昭和57年)4月1日
- 終点側を延伸し、一般国道162号(京都市 - 敦賀市)として指定施行[6]。
路線状況
- 京都市中心部
- 西大路五条交差点から西へ向かい、天神川五条交差点に至る(国道9号との重複区間)。その後は北に進路を変え、京都市右京区を貫いていく。京福嵐山線(嵐電)と平面交差したあと市営地下鉄太秦天神川駅のわきを通り、福王子交差点に至る。
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- 京都市右京区・福王子から小浜市街に至るまでの区間は別名周山街道とも呼ばれ、ほぼ片側一車線が確保されている山間道路である。
- 福王子交差点では京都府道29号宇多野嵐山山田線と交差する。京都市街からたどって行くと、最初の峠に御経坂峠(みきょうざかとうげ)を超えて高雄へ至るが、この区間は急カーブが連続する。高雄を過ぎると中川の集落をバイパスする中川トンネルを抜け、山間の集落を通過しながら笠峠を超える笠トンネルに差し掛かる。この笠峠は京都市と旧京北町の境となっていた。笠トンネルを抜け、さらに進行すると、かつて国道162号の難所の一つと言われた栗尾峠は急坂急カーブが連続したが、栗尾峠の下を通過する京北トンネルが2013年12月21日完成した[7]。この栗尾峠を越えると周山街道の名の由来である京北周山地区へ到着する。
- 2007年7月には、周山の集落を横切っていた国道に並行して新たにバイパスが開通した。ここから深見峠の入り口となる京北上弓削までは平坦な直線路が続く。深見峠に差し掛かると峠道は制限速度50km/hの緩やかなワインディングが続き、深見トンネルを抜ける。深見峠は京都市と南丹市の境界となっている。ここから南丹市美山町深見の集落を過ぎ、由良川にかかる橋(通称:赤橋)を越えると道の駅美山ふれあい広場に到着する。美山ふれあい広場を過ぎると、国道162号は再びヘアピンカーブが連続する九鬼ヶ坂(くきがさか)を超え、福井県に向けて北へと伸びる。
- 堀越峠を堀越トンネルで超え福井県おおい町に入ると、スノーシェルターが設置されている急峻な下り坂が続き、道の駅名田庄に到着する。ここからは国道27号に至るまで開放的な平坦な田舎道が続き、小浜市街へ着く。
- 小浜市街から海沿いへ
- 小浜市阿納尻以東は若狭湾に沿う区間が多い。
- この区間は長年にわたり、離合が困難であったりセンターラインが無い(書かれていない)区間が多く、大型車の通行を禁止するなどの措置がとられる悪路であったが、2009年7月17日に奈胡崎トンネル(同市矢代 - 同市田烏)が供用[8]され、ほぼ全区間において大型車の通行が可能となった。
バイパス
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- 栗尾バイパス(くりおバイパス)は、京都市右京区京北細野町から同区京北周山町に至る計画延長4,300mのバイパス道路である[9]。笠トンネルと後述の周山道路の間に位置している[10]。
- 山間部の栗尾峠を超える区間であることから、冬期は積雪や路面凍結が発生するほか、急カーブが連続する厳しい線形となっていることから交通事故が多発していた[9]が、1993年(平成5年)より京都府が代替ルートの調査を実施した結果、地形の制約からトンネルで同区間を通過させる計画として延長2,313mの「清風トンネル」を掘削した[9][11]。なお、事業が開始された当初は全区間が北桑田郡京北町に所属し、京都府が事業を実施していたが、京北町の京都市への編入合併に伴い、以降は京都市による「合併事業」のひとつとして施工されている[9][12]。
- 東日本大震災の発生に伴う京都市の道路整備事業見直しにおいては既存の橋梁の耐震補強や修繕を優先する方針が出されたが、この方針により「清風トンネル」から周山側の工事未着手区間の事業が2012年から4年間見送られることとなった[11]。一方、事業続行区間の供用開始は2013年(平成25年)度を見込んでいた[11]が、同年12月21日に「京北トンネル」の名称で供用を開始することが決定した[12]。
- 旧道(トンネル供用前までの現道)については、京北地域(旧 京北町)側の2.5kmについて自転車歩行者専用道路として整備され、2014年春の供用を予定している[12]。
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- 周山道路(しゅうざんどうろ)は、京都市右京区京北周山町に建設された延長2,000mのバイパス道路である。周山バイパスとも表記される[13]。1991年(平成3年)に事業着手し[13]、1998年(平成10年)度に130m[14]、2002年(平成14年)度に530mをそれぞれ部分供用し[14]、2007年(平成19年)7月に残区間の供用をもって完成供用された[13]。
通称
道路施設
道の駅
地理
通過する自治体
交差する道路
- 国道9号:京都市右京区・西大路五条交差点 - 天神川五条交差点で重複
- 国道477号:京都市右京区京北周山町
- 国道27号:小浜市・湯岡橋東詰交差点 - 湯岡交差点で重複
- 国道27号:三方上中郡若狭町・三方交差点 - 敦賀市・坂の下ICで重複
- 国道8号・国道161号:敦賀市・岡山1丁目交差点 - 坂の下ICで重複
主な峠
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
- 国土交通省近畿地方整備局
- 京都市
- 西部土木事務所:右京区の指定区間外を管理
- 北部土木事務所:北区の区間を管理
- 京北・左京山間部土木事務所:右京区京北町の区間を管理
- 京都府
- 南丹広域振興局南丹土木事務所:南丹市の区間を管理
- 福井県
- 嶺南振興局小浜土木事務所:大飯郡おおい町 - 小浜市の指定区間外を管理
- 嶺南振興局敦賀土木事務所:三方上中郡若狭町の指定区間外を管理
- ↑ テンプレート:Cite web
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- ↑ テンプレート:Wikisource-inline
- ↑ テンプレート:Citation
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 出典・京都新聞2013年12月22日朝刊24面記事より
- ↑ テンプレート:Cite pressrelease
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- ↑ 11.0 11.1 11.2 引用エラー: 無効な
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」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 12.0 12.1 12.2 「京北トンネル」12月21日に開通 - 京都新聞(2013年10月30日付、同日閲覧)
- ↑ 13.0 13.1 13.2 引用エラー: 無効な
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