北海道栄高等学校
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北海道栄高等学校(ほっかいどうさかえこうとうがっこう、Hokkaido Sakae High School)は北海道白老郡白老町にある私立の高等学校。学校法人佐藤栄学園が運営している。
概要
前身は、北海道日本大学高等学校。その後、日本大学の準付属校としての提携を解消され、北海道桜丘高等学校となる。2000年に学校法人北海道佐藤栄学園に経営移管され、北海道栄高等学校となる[1]。
現在は、さいたま市に本部を置く学校法人佐藤栄学園が運営している。系列校に埼玉栄中学校・高等学校、栄東中学校・高等学校、花咲徳栄高等学校などがある。スポーツが盛んな学校で、特に野球部、陸上部、スピードスケートなどの活躍が目立つ。
硬式野球部は、北海道日大高校の時代に春・夏4回出場し、現在も全道大会などで活躍している。2006年には、駒澤大学附属苫小牧高等学校の出場辞退を受けて第78回選抜高等学校野球大会に繰り上げ出場するという異例の事態を経験した。
なお、制服はワッペン及びネクタイの校章を除き、系列校の埼玉栄高等学校と同デザインである。ちなみに、同じ胆振管内にある北海道室蘭栄高等学校は道立であり、「栄」の字句を含むのみで関係が無い。
平成22年度より制服・体操着はモデルチェンジされた。
沿革
- 1964年(昭和39年)4月 - 学校法人北海道日本大学高等学校を創設。日本大学の準付属校として北海道日本大学高等学校を開校。
- 1987年(昭和62年)4月 - 札幌日本大学高等学校開校に伴い、北海道桜丘高等学校に名称変更。日本大学との準付属提携を解消。
- 1990年(平成2年)4月 - 設置者の学校法人北海道日本大学高等学校が学校法人札幌日本大学学園に名称変更。
- 2000年(平成12年)4月 - 学校法人北海道佐藤栄学園へ経営移管、北海道栄高等学校となる[1]。
- 2006年(平成18年)3月 - 第78回選抜高等学校野球大会に出場。
- 2010年(平成22年)3月 - さいたま市に本部を置く学校法人佐藤栄学園に吸収合併される。
不祥事
2008年(平成20年)11月26日、修学旅行でアメリカロサンゼルスにある空港の免税店で修学旅行に参加した生徒108名のうち、野球部員3名を含む21名が高級ブランド品の万引きを行い、[2][3]アメリカのメディアでも大きく報道された。この事件がきっかけになり高野連審議委員会は対外試合禁止の処分を下した[4]。
おもな卒業生
- 吉川貴盛 - 自由民主党衆議院議員(前身の北海道日大高校時代に卒業)
- 石井宏 - 元プロ野球選手(前身の北海道日大高校時代に卒業)
- 木興拓哉 - 元プロ野球選手(阪神タイガース)
- 正宗卓 - 美容師、ヘアスタイリスト協会運営委員長(美容室の日(12月13日)考案者、前身の北海道日大高校時代に卒業。1期生)
- 高橋睦(旧姓:橋本) - 橋本聖子事務所顧問<橋本聖子の実姉>(前身の北海道日大高校時代に卒業。4期生)
- 茶木圭介 - 現 駒澤大学附属苫小牧高等学校野球部部長
- 折霜忠紀ー現北海道鵜川高校野球部監督(前身の北海道日大高校時代に卒業。10期生、75年春夏甲子園出場)
交通
脚注
- ↑ 1.0 1.1 “道桜丘高の校名変更 経営移管に地元は冷静 「特色ある学校に」 同窓生も“母校”を応援”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1999年9月21日)
- ↑ コーチにフェンディ…ロス修学旅行で集団万引 北海道の野球強豪高校 (1/2ページ) - MSN産経ニュース
- ↑ asahi.com(朝日新聞社):修学旅行先のロスで集団万引き 北海道栄高 - 社会
- ↑ 集団万引に対外試合禁止処分 高野連審議委員会