六本松駅
六本松駅(ろっぽんまつえき)は、福岡県福岡市中央区六本松四丁目[1]にある福岡市地下鉄七隈線の駅。1975年までは地上に路面電車である西鉄福岡市内線の六本松電停があった。なお、七隈線のうち天神南駅から六本松駅まではかつての福岡市内線の路線をトレースする形で建設されている。また、橋本方面側に待避線がある。駅番号はN11。
駅のシンボルマークは空港線・箱崎線のシンボルマークをデザインした西島伊三雄が2001年に死去したため、それ以前に描かれていた原案を元に、息子で同じくグラフィックデザイナーの西島雅幸が完成させた。モチーフは地名に因んだ松の木[2]。駅識別カラーはテンプレート:ColorboxDIC-2554(系統色名:青みの緑)で、薬院駅・茶山駅と共通[3]。
歴史
- 1999年(平成11年)6月9日~2000年(平成12年)2月3日 - 設計期間(実施設計者:舛本建築設計事務所)[1]
- 2003年(平成15年)3月8日~2004年(平成16年)7月31日 - 施工期間(施工者:鹿島・三井住友・松尾 建設工事共同企業体)[1]
- 2005年(平成17年)2月3日 - 開業
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地下駅。出入口は国道202号を挟んで2ヶ所に設けられており、南側(旧・九州大学六本松キャンパス側)が1番出口、北側が2番出口である。1番出口にはエレベーター、2番出口にはエスカレータが設けられている。
両出口近くに有料駐輪場がある。2番出口側の駐輪場のみ屋根が設けられている。
1 | テンプレート:Color七隈線 | 薬院・天神南方面 |
2 | テンプレート:Color七隈線 | 福大前・橋本方面 |
各階の面積は、地上384平方メートル、地下1階3,303平方メートル、地下2階3,235平方メートル[1]。利用者の目に留まる箇所に用いられる「個性化壁」には、ベージュの大理石(トラベルチーノロマーノ、300mm×300mm×厚さ10mm)を使用している[4]。
利用状況
2012年度の1日平均乗車人員は3,453人である[5]。
開業以降の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
[6] 2004年(平成16年) | 3,149 |
2005年(平成17年) | 2,717 |
2006年(平成18年) | 3,323 |
2007年(平成19年) | 3,578 |
2008年(平成20年) | 3,742 |
2009年(平成21年) | 3,070 |
2010年(平成22年) | 3,158 |
2011年(平成23年) | 3,348 |
2012年(平成24年) | 3,453 |
駅周辺
テンプレート:See also 駅の北側には福岡大学附属大濠中学校・高等学校もあり、通学利用者が多い。駅は国道202号の六本松九大前交差点直下に建設されている。
1,2番出口共通
- 別府橋(樋井川) - 西に約300m
1番出口
- 西鉄バス六本松バス停(国道202号西方面行き、油山観光道路方面行き各路線)
- 油山観光道路 - 国道202号を西へ約100m進んだ場所にある六本松西交差点を左折
- 六本松郵便局 - 国道202号を西へ約150m直進
2番出口
- 城南線 - 北約30mの場所にある大通り
- 福岡銀行六本松支店 - 西に約30m
- 福岡県警中央警察署六本松交番 - 北西に約50m。城南線沿い
- 西鉄バス 六本松バス停
- 国道202号沿い、国体道路方面行き各路線(福岡銀行正面)
- 城南線沿い両方向(西方向-北東へ約60m、東方向-北東へ約80m)
- エルショップ(スーパーマーケット) - 北西へ約100m
- 西日本シティ銀行六本松支店(旧福岡シティ銀行六本松支店→西日本シティ銀行草香江支店。2006年10月20日に旧草香江支店が六本松支店に統廃合) - 西へ約100m、六本松西交差点北西角
- 親和銀行別府橋支店 - 西へ約300m、別府橋交差点を右折、北へ約30m
- 福岡大学附属大濠中・高等学校 - 北へ約400m
- 福岡市立草ヶ江小学校 - 北西へ約500m
- 福岡縣護國神社 - 北東へ約550m
- 国体道路 - 北へ約600m
- 西日本武道館 - 北東へ約600m
- 福岡管区気象台 - 北へ約600m
- NHK福岡放送局 - 北東へ約700m
- 大濠公園 - 北へ約700m
- 福岡市美術館 - 北東へ約900m
- 福岡城址・舞鶴公園 - 北東へ約1km
隣の駅
- 福岡市交通局
- テンプレート:Color七隈線
脚注
参考文献
- 福岡市交通局監修、地下鉄3号線JVグループ編著『公共交通機関のユニバーサルデザイン 福岡市営地下鉄七隈線トータルデザイン10年の記録』日本デザイン協会(発行)・セプト(発売)、2005年。