公立はこだて未来大学
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テンプレート:Infobox 公立はこだて未来大学(こうりつはこだてみらいだいがく、テンプレート:Lang-en)は、北海道函館市亀田中野町116番地2に本部を置く日本の公立大学である。2000年(平成12年)に設置された。大学の略称は未来大。 丘の上の山の中に立地。なお、日本の公立大学で初めて大学名にひらがなを用い、日本の国公私立大学で初めて大学名に「未来」を付した。また、函館市の観光情報サイト「はこぶら」のサイト構築を手がけている。
沿革
- 1997年(平成9年)11月 - 公立大学の設置、管理、運営のために、函館市、上磯町(現北斗市)、大野町(現北斗市)、七飯町、戸井町(現函館市)が特別地方公共団体である函館圏公立大学広域連合を設立。
- 2000年(平成12年)4月 - 公立はこだて未来大学開学、システム情報科学部設置[1]。
- 2003年(平成15年)4月 - 大学院システム情報科学研究科設置。
- 2004年(平成16年)4月 - 初代学長伊東敬祐に代わり、産業技術総合研究所サイバーアシスト研究センター長の中島秀之が2代目学長に就任。
- 2005年(平成17年) - 東京・秋葉原に東京サテライトオフィスを開設[2]。
- 2008年(平成20年) - 札幌医科大学との連携協定に調印。
学部・学科
大学院
- システム情報科学研究科
- 複雑系情報科学領域
- 知能情報科学領域
- 情報アーキテクチャ領域
- メディアデザイン領域
キャンパス・設計
- 本部棟はPC工法による「スタジオ」と呼ばれる天井高20mの大空間を中心に、透明なガラスの間仕切りを多用した計画となっている。設計は山本理顕設計工場[3]。約100×120mの平面のボックス型5階建。2000年(平成12年)竣工し、2002年(平成14年)日本建築学会賞作品賞を受賞[4]。2004年(平成16年)には公共建築賞最高賞を受賞[5]。
- 研究棟は、西側に隣接する傾斜地に2005年増築。二等辺三角形の格子壁が特徴的なデザインとなっている。設計は本部棟と同じく山本理顕設計工場が担当。
脚注
- ↑ “特報 土曜フラッシュ はこだて未来“志向”大学 開学1カ月 キャンパス活気 250人、充実の研究”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2000年5月13日)
- ↑ “未来大の東京サテライト開設 常駐職員に伊東前学長”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2005年5月12日)
- ↑ “きのう今日あす 地方版から”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2001年5月25日)
- ↑ 日本建築学会賞 「未来大」が受賞 自然環境と一体化評価”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2002年4月18日)
- ↑ “はこだて未来大 公共建築賞最高賞に 生活施設部門・国交相表彰 地域利用推進など評価”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2004年10月18日)