八幡浜港
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八幡浜港(やわたはまこう)は、愛媛県八幡浜市にある港湾。港湾管理者は八幡浜市。かつては重要港湾だったが、輸出入実績がないことから平成12年4月に地方港湾へ変更された。同年5月に特定地域振興重要港湾に指定されている。
概要
八幡浜港は四国の西の玄関口として明治以降特に栄えた。八幡浜は、佐田岬半島の付け根の湾の中にある関係で、極端に平地が乏しく、港湾開発は埋め立ての歴史でもあり、8次に及ぶ拡張事業により、今日の姿となった。
八幡浜港と大分県の臼杵港とを結ぶ航路は、海上交通に頼るしかない四国と九州とを結ぶ重要な航路であるが、佐田岬半島の突端にある三崎港〜佐賀関港の航路と競合している。数年前には、カーフェリーとしては初めてのアルミ船(「ジェットフェリー」と称した)が投入され、スピードを売り物にしたが、建造費に加え、燃費が高くついたことなどにより、同船は撤退した。現在は、今治市沖に係留されたままになっている。
もっぱら八幡浜〜臼杵航路を運航していた、八幡浜臼杵フェリーは競合激化により、関西〜東予、新居浜のフェリー航路を運航していた四国開発フェリー(オレンジフェリーの愛称で運航)の支援を受けて再出発し、「九四オレンジフェリー」として運航されている。
漁港としての八幡浜港
宇和海に面し、魚の水揚げ港としても古い歴史を有し、トロール漁業基地となっており、高知沖合いに出漁している。四国では有数の水揚高を誇る。しかしながら、近年は、水産資源の枯渇がみられ、宇和海における資源管理の必要が指摘されている。魚市場で扱われる魚種は沿岸、近海で獲れるものを中心に多彩であり、その多くは保冷車等で四国外へ出荷される。
主要航路
周辺
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