低学年
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低学年(ていがくねん)とは、(学校で)年次の低い学年、特に小学校の1・2学年、またその学年の児童のことを指す言葉。場合によっては小学3年を含める。
本来、単に学年を意味する言葉でしかないが、日本の小学校は年齢主義によって運営されているため、1・2年生の年齢はほとんどが6 - 8歳である。
小学校低学年(1・2年生)の特徴
- 個人の優越を追求する。
- ギャングエイジが現れ始める。
- スキンシップによるコミュニケーションが中心になり、言語によるコミュニケーションはまだ不充分である。
- 男子では思春期前の状態が続き、女子も多くの人が思春期前であるが、女子の早い者で7歳7か月以降、思春期に入る者がいる[1][2]。
- まだ排泄が充分に出来ない児童もおり、学級ではしばしばお漏らしが見られる。
- プライベートゾーンを習得し、異性のプライベートゾーンを見る機会も次第に減少する。
- 低学年では、自己中心的な世界観しか持ち得ないであろうとの判断から、理科と社会の区別を廃止し、生活科に統一している。この年齢では、自然現象も、社会現象も、身の周りの出来事に過ぎないのである。低学年に、好きな教科を尋ねたら、生活科を挙げる児童が圧倒的だという。生活科の実態がウサギの飼育であったりすることを考えると、まだ低学年には、遊びのオブラートをくるめた学習しかできないと言えるかもしれない。
脚注
- ↑ たなか成長クリニック・思春期
- ↑ 男子で9歳未満、女子で7歳未満から始まると思春期早発症となる。8歳未満で陰毛・腋毛発生、外陰部早熟、、9歳未満で初経を見ると性早熟症となる。思春期の発現・大山建司