伏木駅
テンプレート:Mboxテンプレート:駅情報 伏木駅(ふしきえき)は、富山県高岡市伏木古国府にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)氷見線の駅である。
駅構造
島式ホーム1面2線を持ち、列車交換が可能な地上駅。駅舎は下り線側にあり、駅舎とホームは跨線橋で連絡している。
富山地域鉄道部が管理し、伏木観光推進センターJR部会が窓口業務を受託する簡易委託駅[1]であるが、みどりの窓口や自動券売機がある。
駅構内の南端から、東に向かって分岐する側線があり、その先は貨物列車用の操車場となっている。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
駅舎側 | テンプレート:Color氷見線 | 下り | 氷見方面 |
反対側 | テンプレート:Color氷見線 | 上り | 高岡方面 |
※案内上、のりば番号は設定されていない(のりば番号標はなく、駅掲示時刻表にも番号記載はされていない)。
貨物取扱・専用線
JR貨物の駅は、専用線発着のコンテナ貨物、車扱貨物の取扱駅となっている。
上記の操車場から、本線東側に沿って南進、日本製紙伏木工場へ至る専用鉄道[2]がある。この線路は工場からのコンテナによる紙製品の出荷に使用されていた。またこの路線から、東亞合成高岡工場へ至る専用鉄道が分岐しており、タンクコンテナによる化学薬品の出入荷に使用されていた。いずれも日本製紙伏木工場閉鎖に伴い、2008年(平成20年)10月以降は列車の運行はなくなっているが、同敷地を取得した富山県に本社を置く豊富産業グループ[3]の日本車両リサイクルが2012年8月に操業開始予定とする鉄道車両・船舶・大型バスなどの解体施設への搬入経路として、この線路を利用する構想がある[4]。
このほか、かつては港に面する油槽所群へ至る専用線があった。2010年8月現在、同専用鉄道側線にはジェイアール貨物・北陸ロジスティクスが保管し修復を待っている茨城交通ケキ102型ディーゼル機関車や静岡鉄道清水市内線モハ65型電車など数両が留置されている。
利用状況
「富山県統計年鑑」「高岡市統計書」によると、一日の平均乗車人員は以下の通りである。
- 2004年度 : 378人
- 2005年度 : 372人
- 2006年度 : 346人
- 2007年度 : 312人
- 2008年度 : 310人
- 2009年度 : 314人
- 2010年度 : 311人
- 2011年度 : 281人
- 2012年度 : 284人
駅周辺
歴史
- 1900年(明治33年)12月29日 - 中越鉄道の高岡駅 - 伏木駅間開業にともない開業(一般駅)する。なお、当時は終着駅(起点駅)であった。
- 1912年(明治45年)4月4日 - 中越鉄道が島尾駅まで延伸され、中間駅となる。
- 1920年(大正9年)
- 1922年(大正11年)9月2日 - 軽便鉄道法廃止により、氷見軽便線が氷見線に改称される。
- 1928年(昭和3年)11月28日 - 未明に駅舎が焼失する。なお、駅舎は改築中で、同日中に竣工の予定だった[5][6]。
- 1942年(昭和17年)8月1日 - 線路名称が改定され、中越線の高岡駅 - 伏木駅間が氷見線に編入されたことにより氷見線単独の駅となる。なお、これにより所属線区は中越線から氷見線に変更。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物の取扱を廃止する。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR西日本およびJR貨物の駅となる。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color氷見線
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:氷見線- ↑ JRの利用について - ほっとホット高岡(高岡市公式ウェブサイト、2012年2月9日閲覧) ※駅業務の委託に関する出典。
- ↑ 2.0 2.1 『地方鉄道及軌道一覧 : 昭和18年4月1日現在』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
- ↑ 富山県滑川市に拠点を置き、構造物や自動車の解体・再資源化および車両整備やタイヤ販売などを行う企業グループ。豊富産業・三豊工業・日本オートリサイクル・日本車両リサイクルの4社で構成される。 ※出典:事業内容 - 豊富産業(2012年2月9日閲覧)、富山新聞「経済人 挑戦」(連載記事、2011年2月9日付)
- ↑ 乗り物再生のメッカに 日本製紙伏木工場跡に新計画 - 北国新聞(2010年10月10日付、2012年2月9日閲覧)
- ↑ 大阪毎日新聞(1928年11月29日付、朝刊2面)
- ↑ 東京朝日新聞(1928年11月29日付、夕刊2面)の記事「伏木駅全焼す」によれば、バラック建築に取り掛かり目下操車場で仮営業、本建築は翌年4、5月頃になるという。