亀嵩駅
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亀嵩駅(かめだけえき)は、島根県仁多郡奥出雲町郡村にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)木次線の駅。愛称は「少彦名命」(すくなひこなのみこと)。
松本清張原作の映画『砂の器』で一躍有名になり、この駅付近の温泉には多くの観光客が訪れる。
駅構造
地上駅。かつては相対式2面2線だったが、2番のりばの線路が撤去されて停留所構造となり、現在は駅舎側1番のりばのみの片側1面1線(備後落合方面に向かって左側)で運用されている。
駅舎には扇屋という蕎麦屋が入っており、乗車券の販売が同店の店主に委託された簡易委託駅(木次鉄道部管理)である。POS端末等の設置はなく、常備券のみを発券する。名物の奥出雲そばは、前もって電話で予約すれば、列車到着に合わせてホームで受け取ることも可能[1]。
駅周辺
- 道の駅酒蔵奥出雲交流館
- 亀嵩温泉玉峰山荘
- 日野砕石
- 国道432号
亀嵩地区の主要施設・集落は駅から2kmほど安来側(東側)にある。
その他
- 松本清張の小説『砂の器』にも登場した。ただし、映画『砂の器』(1974年)で撮影されたのは、同じ木次線だが、ホームは出雲八代駅、駅舎は八川駅だった。川又昻カメラマンによれば、亀嵩駅を使わなかった理由は「そばの看板が邪魔になったのと、崖が迫っていてカメラが引けなかったから」[2]。但し、駅以外のシーンは亀嵩地区でもロケが行われた。また、2004年(平成16年)のテレビドラマ版では山口線の篠目駅、2011年(平成23年)のテレビドラマSP版では信楽高原鐵道雲井駅[3]が亀嵩駅として使われた。
- 1970年代後半にはひらけ!ポンキッキでガチャピンが取材に来たこともある。
利用状況
1日平均の乗車人員は33人である(2011年度)。2004年度は44人、1994年度は84人、1984年度は74人だった。近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 65 |
2000 | 62 |
2001 | 54 |
2002 | 49 |
2003 | 50 |
2004 | 44 |
2005 | 41 |
2006 | 39 |
2007 | 35 |
2008 | 34 |
2009 | 35 |
2010 | 32 |
2011 | 33 |
歴史
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color木次線
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:木次線- ↑ 奥出雲亀嵩駅の手打ちそば販売【扇屋そば】
- ↑ 朝日新聞1982年12月18日夕刊9面『亀嵩「砂の器」不幸な親子別離の駅-げいのう舞台再訪』
- ↑ 滋賀のロケーションガイド:2011年9月5日-松本清張ドラマ「砂の器」ロケレポート-(滋賀ロケーションオフィス)