久下村駅
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久下村駅(くげむらえき)は、兵庫県丹波市山南町谷川字弓貫にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)加古川線の駅である。
加古川線の終点である谷川駅が福知山支社管内になるため、当駅が神戸支社管轄としては端の駅となる。
駅構造
谷川方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。以前は相対式2面2線の、交換可能な駅であり、ホームの跡も残っているが、線路が剥がされた跡には架線柱が立っているため、交換設備復活の可能性はなくなっている。
駅舎は開業当時の物を使用している。加古川駅管理の無人駅となっているため、出札口や事務室の窓は板でふさがれてしまっている。自動券売機・乗車駅証明書発行機ともに設置されていない。駅舎までのスロープがある。
利用状況
1日平均の乗車人員は5人である(2010年度)。
1996年度は51人であったが、旧山南町の中心に近いにも関わらず肝心の列車の本数が少ないため、隣の谷川駅へと利用客は流れてしまった。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
- 41人(2000年度)
- 38人(2001年度)
- 32人(2002年度)
- 34人(2003年度)
- 37人(2004年度)
- 6人(2005年度)
- 7人(2006年度)
- 7人(2007年度)
- 6人(2008年度)
- 4人(2009年度)
- 5人(2010年度)
駅周辺
- 丹波市役所山南支所
- 兵庫パルプ工業
- 円応教本部(車窓から良く見える、山の中腹にある大きな建物)
- 薬草薬樹公園
歴史
- 1924年(大正13年)12月27日 - 播丹鉄道 野村駅(現在の西脇市駅) - 谷川駅間の開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1943年(昭和18年)6月1日 - 播丹鉄道の国有化により国有鉄道加古川線の駅となる。
- 1973年(昭和48年)10月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
- 1990年(平成2年)6月1日 - 加古川鉄道部発足により、その管轄となる。
- 2009年(平成21年)7月1日 - 加古川鉄道部廃止に伴い神戸支社直轄へ変更され、加古川駅の被管理駅となる。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color加古川線