中町 (兵庫県)
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テンプレート:Infobox 中町(なかちょう)は、兵庫県中部にかつて存在した町。 2005年11月1日、中町・加美町・八千代町の3町が新設合併し、多可町となったため消滅した。
目次
概要
- 兵庫県中部かつ播磨地区の北東側に位置しており、妙見山の麓に杉原川が流れており、流域沿いに街が広がる。山田錦の発祥地であり、播州織が盛んな街である。[1] [2] [3]合併後は旧町域は「中区」と称されている。勿論これは、政令指定都市の「区」とは異なるものである。
地理
人口
隣接していた自治体
歴史
- 1889年(明治22年) - 「中村」として村制を施行する。
- 1924年(大正13年)4月1日 - 「中村」から「中町」へと町制を施行する。[5] [1] [6] [4] [3]
- 1925年(大正14年) - 中町実科高等女学校が開校する。[4][3]
- 1929年(昭和4年) - 中町実科高等女学校が閉校する。[4][3]
- 1945年(昭和20年) - 中町日赤病院が開院する。[4][3]
- 1947年(昭和22年)4月1日 - 中町立中町中学校が開校する。[4][3]
- 1962年(昭和37年) - 役場が移転する。[4][3]
- 1963年(昭和38年)6月4日 - 三八豪雨により、被害を受け、死者1人を出す。[4][3]
- 1964年(昭和39年) - 中町立中町南小学校が給食を開始する。[4][3]
- 1965年(昭和40年) - 中町立中町中学校が給食を開始する。[7][3]
- 1965年(昭和40年)12月25日 - 町旗・町章を制定する。[5] [1] [8]
- 1969年(昭和44年) - 中町立ふれあいセンターが竣工する。[7][3]
- 1974年(昭和49年)4月1日 - 町木・町花を制定する。[5][3]
- 1974年(昭和49年)12月8日 - 町歌を制定する。[5][3]
- 1979年(昭和54年) - 兵庫県立氷上養護学校多可分校が開校する。[3]
- 1980年(昭和55年) - 播州歌舞伎がひょうご百選に選定される。[3]
- 1983年(昭和58年)- 鍛冶屋線まつりが開催される。[3]
- 1984年(昭和59年) 11月23日 - 鍛冶屋線存続のための一環としてカナソ・ハイニノ国を成立する。[9]
- 1987年(昭和62年)3月16日 - 核兵器廃絶平和宣言の町を宣言する。[5][3]
- 1987年(昭和62年)6月1日 - 兵庫県立北播磨余暇村公園が完成する。[10][3][9]
- 1989年(平成元年)8月 - 兵庫県道139号山南中線石原坂トンネルが完成する。[3][9]
- 1990年(平成2年)4月1日 - JR鍛冶屋線が全線廃止する。[3][9]
- 1992年(平成4年) - ココロン那珂が完成する。[3][9]
- 1992年(平成4年)12月22日 - 自治体環境宣言を宣言する。[5]
- 1993年(平成5年)10月18日 - 部落差別撤廃宣言の町を宣言する。[5]
- 1993年(昭和49年)12月22日 - 町民憲章を制定する。[5] [11]
- 1998年(平成10年)12月4日 - 振替納税推進の街を宣言する。[5]
- 2003年(平成15年)1月20日 - 消費税完納推進の街を宣言する。[5]
- 2003年(平成15年) - なか・やちよの森公園が開園する。[9]
- 2004年(平成16年) - 中図書館が開館する。[9]
- 2005年(平成17年)10月11日 - 閉町式が行われる。[12]
- 2005年(平成17年)11月1日 - 加美町・八千代町と新設合併し、多可町になり消滅。[5]
地域
大字
- 合併後は「中区○○」になる。
郵便番号 | 大字名 |
---|---|
679-1135 | 安坂 |
679-1115 | 天田 |
679-1102 | 安楽田 |
679-1107 | 奥中 |
679-1111 | 鍛冶屋 |
679-1114 | 岸上 |
679-1133 | 糀屋 |
679-1132 | 坂本 |
679-1134 | 茂利 |
679-1131 | 曽我井 |
679-1106 | 高岸 |
679-1104 | 田野口 |
679-1107 | 徳畑 |
679-1113 | 中村町 |
679-1122 | 中安田 |
679-1123 | 西安田 |
679-1121 | 東安田 |
679-1105 | 東山 |
679-1103 | 牧野 |
679-1112 | 間子 |
679-1124 | 森本 |
679-1101 | 門前 |
警察・消防
図書館
- 中町立中図書館[13]
病院
- 中町日赤病院[4]
郵便局
その他の施設
行政
- 町長:清水宏一
町旗・町章
- Flag of Naka Hyogo.JPG
町旗
- Naka Hyogo chapter.JPG
町章
産業
産業人口
農業
商業
工業
播州織の生産が盛んである。[3]
姉妹都市・提携都市
教育
- 中町立中町北小学校[13]
- 中町立中町南小学校[13]
- 中町立中町中学校[13]
- 兵庫県立多可高等学校
- 兵庫県立北はりま特別支援学校
存在していた学校
- 中町実科高等女学校 - 1925年に開校し、1929年に閉校する。[4]
- 兵庫県立西脇北高等学校中町分校 - 1974年に開校し、1979年に閉校する。[7]
マスメディア
交通
鉄道路線
- 町内を走る鉄道路線は無い。かつて西日本旅客鉄道(JR西日本)鍛冶屋線が通っており、赤字83線に指定されていた。そして、1984年(昭和59年)11月23日に鍛冶屋線存続のための一環としてカナソ・ハイニノ国を成立し、存続運動をするが、1990年4月1日に廃線となっている。[9]町内には曽我井・中村町・鍛冶屋の3駅があり、中村町駅が町の中心駅だった。終点の旧鍛冶屋駅が記念館になっているほか、廃線敷はサイクリングロード他に転用されている。
バス路線
- 加古川線西脇市駅から、神姫バス 鍛冶屋・鳥羽上・山寄上方面行きに乗車。
- 2003年11月からコミュニティバス「のぎくバス」を運行開始していたが、2年後の町合併に伴い、名称はそのまま多可町が引き継いだ。
道路
特産物
名所・旧跡・観光スポット
公園・施設
- 兵庫県立北播磨余暇村公園[1]
- 鍛冶屋線記念館[1]
- なか・やちよの森公園[1]
- セントラルサーキット
- ココロン那珂[1]
- 善光寺の大イブキ[5]
祭事・催事
出身有名人
その他
- テレビCMで知られたクワムラハムの本社・工場がある。
- 長い長い滑り台が存在。
- 自殺の名所である翠明湖が確かに存在。
参考文献
脚注
関連項目
外部リンク
- 中町公式ホームページ (Archive)
- 多可町公式ホームページ(サイト内の「おらが村情報」にて中区のサイトあり)