中村隆英
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テンプレート:Infobox 経済学者 中村 隆英(なかむら たかふさ、1925年10月15日 - 2013年9月26日)は、日本の経済学者。東京大学名誉教授。専門は経済統計学、日本経済学。東京出身。
略歴
- 1939年:東京府立第一商業学校入学(現東京都立第一商業高等学校)
- 1952年:東京大学経済学部卒業
- 1953年:東京大学教養学部助手
- 1957年:東京大学教養学部講師
- 1960年:東京大学教養学部助教授
- 1970年:東京大学教養学部教授
- 1986年:定年退官、名誉教授、お茶の水女子大学教授
- 1990年:東洋英和女学院大学教授
- 2013年9月26日:転移性肝炎のため死去[1]。
学外における役職
- 経済企画庁経済研究所所長(1977年から1979年まで)
受賞歴
著書
単著
- 『現代の日本経済』(東京大学出版会、1965年)
- 『戦後日本経済―成長と循環』(筑摩書房、1968年)
- 『経済成長の定着』(東京大学出版会、1970年)
- 『戦前期日本経済成長の分析』(岩波書店、1971年)
- 『日本経済の進路』(東京大学出版会、1975年)
- 『昭和恐慌と経済政策―ある大蔵大臣の悲劇』(日本経済新聞社[日経新書]、1978年/講談社学術文庫、1994年)
- 『日本経済―その成長と構造』(東京大学出版会、1979年/第2版 1980年/第3版 1993年)
- 『戦時日本の華北経済支配』(山川出版社、1983年)
- 『明治大正期の経済』(東京大学出版会、1985年)
- 『昭和経済史』(岩波書店、1986年/岩波現代文庫、2007年)
- 『単身者世帯の家計―その消費行動の分析』(日本統計協会、1991年)
- 『昭和史(I・II)』(東洋経済新報社、1993年。新装文庫判、2012年)
- 『現代経済史』(岩波書店、1995年)
- 『昭和を生きる 一エコノミストの回想』(東洋経済新報社、2000年)
共著
編著
- 『占領期日本の経済と政治』(東京大学出版会、1979年)
- 『戦間期の日本経済分析』(山川出版社、1981年)
- 『日本経済史(7)「計画化」と「民主化」』(岩波書店、1989年)
- 『家計簿からみた近代日本生活史』(東京大学出版会、1993年)
- 『日本の経済発展と在来産業』(山川出版社、1997年)
共編著
- (原朗)『現代史資料(43-44)国家総動員』(みすず書房、1970年-1974年)
- (伊藤隆・原朗)『現代史を創る人びと(1-4)』(毎日新聞社、1971年-1972年)
- (伊藤隆)『近代日本研究入門』(東京大学出版会, 1977年/増補版、1983年)
- (林周二)『統計学のすすめ』(筑摩書房、1979年)
- (西川俊作)『現代労働市場分析』(総合労働研究所、1980年)
- (梅村又次)『松方財政と殖産興業政策』(国際連合大学、1983年)
- (林周二)『日本経済と経済統計』(東京大学出版会、1986年)
- (尾高煌之助)『日本経済史(6)二重構造』(岩波書店、1989年)
- (大森とく子)『資料・戦後日本の経済政策構想(1)日本経済再建の基本問題』(東京大学出版会、1990年)
- (宮崎正康)『資料・戦後日本の経済政策構想(2)傾斜生産方式と石炭小委員会』(東京大学出版会、1990年)
- (原朗)『資料・戦後日本の経済政策構想(3)経済復興計画』(東京大学出版会、1990年)
- (宮崎正康)『史料・太平洋戦争被害調査報告』(東京大学出版会、1995年)
- (宮崎正康)『過渡期としての1950年代』(東京大学出版会、1997年)
- (藤井信幸)『都市化と在来産業』(日本経済評論社、2002年)
- (宮崎正康)『岸信介政権と高度成長』(東洋経済新報社、2003年)
- (御厨貴)『聞き書宮澤喜一回顧録』(岩波書店、2005年)
訳書
- M・M・ポスタン『戦後ヨーロツパ経済史』(筑摩書房、1969年)
- エドワード・R・タフティ『選挙と経済政策――経済の政治的コントロール』(有恒書院、1980年)
監修
出典
テンプレート:Reflist- ↑ <訃報>中村隆英さん87歳=東京大名誉教授 毎日新聞 2013年10月3日閲覧