ロボットポンコッツ
『ロボットポンコッツ』は、ハドソンが発売したコンピュータゲームのシリーズである。略称はロボポン。開発はレッドカンパニー(現:レッド・エンタテインメント)と共同で行われた。
目次
概要
ロボットポンコッツ(ロボポン)と呼ばれる野生のロボットを捕獲して育成し、他のオーナー(ロボポン所有者)と対戦するというシステムで、『ポケットモンスター』の影響を強く受けた内容となっている。
キャラクターデザインは水谷謙之助が担当しており、ロボポンのデザインには実在する人物や既存のキャラをモチーフにしたものや、性に関するものをモチーフにしたものなどがあるのも特徴のひとつである。当初の企画では、よりロボットらしいデザイン中心であったことが関係者のTwitterで明かされている。
『コミックボンボン』でのタイアップも行われ、同誌での漫画化もされたほか、『サイボーグクロちゃん』の登場人物であるクロちゃんが、ロボポンとして登場している。
日本国外では「Robopon」の名称で発売(発売されたのは1の初期2バージョンと2である)。
またゲーム音楽は「ロボットポンコッツ」シリーズ(ゲームボーイカラー)、「ロボットポンコッツ64 〜七つの海のカラメル〜」いずれもACEが担当。
ロボットポンコッツ
ロボポンの入手
『1』のほうは、磁石で捕まえるという『ポケットモンスター』と同じ方式を取っており、棒磁石、U磁石、電磁石と続いて捕獲成功率が上がっていく。得たロボポンはパートナーとして同行させたり、主人公の会社で派遣を行ったり、売却したりすることができる。なお、続編ではこれとは異なる方法でロボポンを入手するようになっている。
育成
バトロボ(戦闘)後に、戦闘に参加したロボポンに経験値が与えられる。経験値を溜める事でレベルが上がる。また、ロボポンによっては経験値とともに貰える「エネだま」を溜めることができ、一定量溜めることで研究所で進化させることが出来る。進化すると、ステータスが上がる他、種族が変わったりする場合がある。
ロボポンに搭載されているCPUは、研究所で購入する事により性能を上げる事が可能。
ステータス・装備
ロボポンは武器パーツとソフトと呼ばれるアイテムを装備することができる。
ソフトとは、バトラー(詳細は後述)で属性攻撃(又は回復技)を行うために必要な装備で、ソフトにはレベルが設定されている。レベル数は、名前と同じソフトをレベル数分装備している扱いになる。また、装備しているソフトの「属性の組み合わせ」により、強化技や特殊な技を使うこともできる(例:「ファイア」+「ファイア」→「ナパーム」、「ファイア」+「アクア」→「スチーム」等。3つ以上の組み合わせもある)。なお、基本的に威力は低いが、エネルギーを消費しない通常攻撃もある。
ロボポンには3つの種族が存在し、攻撃が得意でソフトを交換できる「アーム族」、素早さが高くこちらもソフトを交換できる「ムーブ族」、防御力が高いが武器パーツとソフトが交換できない「ブート族」に分けられる。
攻撃力や防御力、体重などあらゆるパラメータは、以下のバトルジェネシス5に大きくかかわっている。
戦闘
「バトルジェネシス5」と呼ばれる5つの戦闘方式があり、どれで戦うかによって戦闘方法は以下のように変わる。なお、常に1対1である。この戦闘方式は、続編の2にも継承された。
- バトラー
- ロボポンに設定した技やアイテムなどのコマンドを選択して戦う方式のバトル。相手の所有しているロボポン(最大4体)を戦闘不能にすることが勝利条件。他の育成RPGのコマンドによる戦闘と同じである。
- フィールド上でのエンカウントによる戦闘もこの方法で行う。
- ジャンパー
- 1対1でスキージャンプ台から飛んだ飛距離で競う。
- スピードが速く軽いロボポン、特にムーブ族のロボポンに有利な戦闘方法。また、滑空中はボタン連打で滞空時間を延ばせる。
- シールダー
- 複数あるパネルを互いにめくりあい、パネルに書かれた効果(ダメージや回復など)をロボポンに与え続ける耐久戦。当然体力の高いロボポンが有利であるが、プレイヤー自身の運も勝利要素に含まれる。
- パンチャー
- パンチングマシーンによる攻撃威力を競う。
- 画面上には威力を示すランダムな数値が表示され、ボタンを押すことで数値を決める。攻撃力の高いロボポンが有利。
- スピーダー
- すばやく迷路を脱出させることが目的。ロボポンの行動はコンピュータ操作の判断によるため、プレイヤーは干渉できない。
- スピードが速く、CPU性能の高いロボポンが有利。
連動機能
初代4作には、ゲームソフトにボタン電池式の内蔵時計とスピーカーが内蔵されており、時間帯や経過時間によってイベントが発生したりすると、スピーカーで知らせる。
また、家庭用のリモコンを使うことで、ロボポンに何らかの変化を与えるIRシステムを搭載している。NINTENDO64の64GBパックを使うことで、64版と連動させることもできる。
音楽
ACE(工藤ともり、CHiCO)
1作目のバージョン一覧
- ロボットポンコッツ SUNバージョン(ゲームボーイカラー) - 1998年12月4日発売
- ロボットポンコッツ STARバージョン(ゲームボーイカラー) - 1998年12月4日発売
- ロボットポンコッツ ボンボンバージョン(ゲームボーイカラー) - 1999年12月24日発売
- 限定販売された。新イベントなど追加された点もあるほか、当時のコミックボンボンで連載されていたキャラクターが登場しており、主人公や一部のロボポンのグラフィックを、タモリはタルがリファインしている。
- ロボットポンコッツ MOONバージョン(ゲームボーイカラー)
- ボンボンバージョンをゲームの世界観に再アレンジしたもの。
ロボットポンコッツ64 〜七つの海のカラメル〜
1999年12月24日にNINTENDO64用ソフトとして発売。
伝説のロボポン「カラメル」のパーツを探しに、海上を船で移動し、7つの海を渡るというストーリー。本作では、アーム族をさらに細分化したタイプが存在し、それに応じた装備をする必要がある。システムも独自のものになっており、パラメータ育成については主人公の乗る船内にあるトレーニングルームを使用するか、敵との戦闘で増加させることができる。64GBパックを使用することができ、GB版1作目と一部のロボポンのやり取り・対戦することが、それ以外のゲームボーイ用のソフトからは、ロボポン達の食べ物を作り出す事が可能。
主人公及び船員のグループは2種類あるが、特にストーリーに違いはない。
戦闘はバトラーのみであるが、3Dのフィールドを使用したものでロボポンを動かすことが可能。攻撃対象の向きによってダメージ量がある程度変化する。エネだまはバトル中にフィールド内に投下され、摂取するとHPの増減などが起こるようになっている。
ロボポンガーデニング
本作におけるロボポンの入手方法。植物のように、ロボポンやソフトの元となる「シード」を土に埋めて育てて手に入れる。植物と同様に環境に配慮を行わないと、何者かに実を食べられることがある。
音楽
ACE(工藤ともり、CHiCO)
ロボットポンコッツ2
テンプレート:節スタブ 2001年9月13日に発売された、ゲームボーイアドバンス用ソフト。リングバージョンとクロスバージョンの2種類ある。カートリッジ1本で遊べる通信機能を備える。
戦闘方法の一つである「バトラー」が4on4(4対4)の同時戦闘形式に変更。中央のバトルリールが時折止まるようになっており、止まった絵柄によってさまざまな効果が起こる。他にも、さまざまな点で変更、追加点がある。
一作目との主なシステムの違い
- 基本システムの変更
- ロボポンに「とくこう(特殊攻撃)」「とくぼう(特殊防御)」のステータス追加。
- ブート族の細分化(マテリアル、ヒューマン、アニマル、モンスターの4種類)。
- ロボポンのレベルアップにより、ソフトによらない固有技を覚える。
- エネだま進化の廃止(代わりに一定レベルになったときに研究所に行けば進化させてもらえる)。
- 捕獲の廃止(代わりにイベント等の一部を除き、後述の「スパーク」で誕生する)。
- ロボポンタワーのシステムの変更(一作目ではお金を払うごとに大きくなっていたが、今作ではロボポンを預けるごとに大きくなっている)
- 時計およびそれに連動したシステムの廃止(アドバンスのカセットによるもの)
- その代わりとして、特殊なキノコを集めることで複数種生まれる「トーイ」というキャラクターと同行することで、特殊効果を得られる。
- ロボポンのCPUの廃止。
- 前作の合体技のほとんどが削除。
- 4on4になったことで、複数ロボポン対象技が使用可能になった。単体効果を全体に変更する付加ソフト「ヘイター(攻撃用)」「ラブ(味方用)」は、使用者のオイル型と効果対象のオイル型の相性で効果対象になるかどうか判定される。
スパーク
本作におけるロボポンの入手方法。様々な種類のある電池を2つ組み合わせ、スパークさせることでロボポンを生み出す。『2』では野生のロボポンを捕獲する事が出来ないので、一部のイベントを除いて、ロボポンの入手手段はこの方法以外にない。電池は拾う、バトロボで勝利する、ガシャポンを使うといった方法で得ることができる。プレイヤー同士が持ち寄った4本の電池を使用する「通信スパーク」も存在し、この方法でしか入手できないロボポンもいる。
ミニゲームでの変化
- ジャンパーの操作方法、試合形式の変更。
- スピーダーの廃止、シールダーはアミダーに変更。
- パンチャーのグラフィックの表示変更。
漫画版シリーズ
コミックボンボンで原作「下田淳」、作画「タモリはタル」による漫画版も連載された。基本的なストーリーはゲーム版(1はサンバージョン)に準じているが、本作オリジナルの設定やエピソードも追加、その他発言や展開も一部変更されている。また、登場するロボポンのデザインに特徴的な独自のアレンジを加えている(同誌で限定発売された「ボンボンバージョン」で何体かのロボポンがタモリのタッチ風グラフィックにアレンジされた。また、GBA版の『2』でも一部、タモリがデザインしたものがある)。ストーリーの展開については、元のゲーム版の内容を広げるような王道的な少年漫画となっている。
また、児童漫画雑誌連載であるにもかかわらず、登場する女性キャラクター(特にロル)がことごとく巨乳であり、連載が進行するにつれてそのサイズが超乳化していった(乳首も現実では有り得ないサイズである)。最終的には直径数十センチの巨大な球体が胸にぶら下がっているとしか言いようがないシロモノと化した(第1作目のボンボンバージョンの説明書のキャラクター紹介でのロルの場合は、コンシューマーゲームの為、(乳首も)控えめにされている)。
連載時期の関係上「64版」については航海というテーマと一部の舞台が出る程度になっているが、後にタモリのTwitter上で64版のキャラが書き起こされている。
2013年には単行本の復刊が決定し、グレイテスト編4巻分から描き下ろしを加えた新装版(上・下巻)が発売された。
ロボットポンコッツ(グレイテスト編)
軽い気持ちで祖父から貧乏会社の社長職を受け継いだユースケ。仕事を増やそうと奔走するうち、最強のロボポン使いを決める「グレイテスト戦」の存在を知る。会社の名前を売るチャンスと、ユースケは参戦を決意。果たしてユースケ達の運命は?増える一方の借金は返せるのか?
スポロロボテック社関係者
- ユースケ
- 1、2を通じての主人公で14歳。祖父のスポロより、ロボポンを使ったなんでも屋「スポロロボテック社(SR社)」の社長職と1億円の借金を受け継ぐ。 ノリと勢いで突き進む性格は、ナースに「いきあたりばったり」と評されるが、実は社員思い。バーモント編で衣装が変わった。
- 追い詰められたときはその場で思いついたスポロロボテック社社訓で仲間を鼓舞する。また、(人間相手での)戦闘能力も高く、スパナを武器に戦う事がある。
- ロボまる
- 1、2を通じての主人公ロボポンで、SR社社員第1号。少々気弱だが純真かつまっすぐな性格で、名実ともにSR社のエース。
- ガッツメタルという特殊な金属を外装として使用しており、ロボまるの成長とともに防御力が強化される。
- 2からメタモルアームの力によりロボマルス、カスタまるへの進化(変身)能力を身につける。
- ゲーム本編では、1のサンバージョンで最初にもらえるロボポンである。ゲーム版でのデザインはドラム缶のような胴体を持ったロボポンであったが、漫画版では胴体や四肢がはっきりと分かるものにデザインされている。
- 使用技
- ファイアナックル(ファイア)
- ロボまるが最初に使用したソフトによる技。開閉する手首部分から炎を出す。スポロ博士とヘッド博士によって作られた。
- 初使用はグレイテスト7・ノロイダー戦。腕部ごと切り離した「ファイアナックル-ロケット」として使用したり、空中で方向転換に使ったりと広い用途をもつ。
- ナパームナックル(ファイア+ファイア)
- 両腕からファイアナックルを放つ技で、ファイアナックルと比べて威力が向上。以前から持っていたファイアのソフトと、マーシャルから譲り受けた2つ目のファイアのソフトを組み合わせる事で使用可能に。初使用はチネン・ピッチ軍団戦。片手でも使用可能。
- アクアナックル(アクア)
- 手首部分から勢いのある水流を出す技。5巻目の始めでアクアのソフトを追加した事により使用可能に。初使用は、航海前に行った腕試しにて。
- スチームナックル(ファイア+アクア)
- 掌部分から高温の蒸気を送り込む。ファイアとアクアのソフトを組み合わせる事で使用可能になる。ジャワ&ククレ・グラジ戦で一度だけ使用。
- メタモルアーム
- スポロの改造によって右手に追加された機能。使用するとその場の状況に合わせて最適な形に勝手に変形する。バーモント編より使用。
- スポロ
- ユースケの祖父。ロボポンをはじめ様々な機械の開発が得意。しかし採算度外視の傾向が強く、SR社の借金はほとんどが彼のこしらえたもの。
- ロル
- ヘッド博士の娘でユースケとは幼なじみ。ユースケの事が好きで色々と世話を焼くが、マーシャルなどの横槍でなかなか進展しない。
- 全登場キャラの中で最大級のバストの持ち主。前述の通り次第に大きくなっていった。バーモント編、スペシャリスト編それぞれで一回ずつ衣装が変わった。ゲーム版でのデザインから大きく変わっているキャラクターの一人。
- コジロウ
- 真面目で礼儀正しい侍型ロボポン。当初はビスコに拾われたロボポンだったが、ロボまるに敗れてからはSR社の社員となる。背中に背負った刀と長髪を纏めた髷が特徴であり、髷は加速用のブースターになっている。
- 背中の刀を使った剣術を駆使して戦い、その戦闘力はユースケのロボポンたちの中でも上位に位置する。
- 切り札は戦闘力を一気に解放し、短時間パワーアップをする「オーバードライブ」。但し肉体に極度の負荷がかかってしまい、維持し続けるとバラバラに壊れてしまう危険を孕んでいる。なお、オーバードライブ発動時には身体が金色に輝き、額の鉢巻に「巌流」の文字が浮かぶ。
- 普段は剣道の先生のアルバイトをしている。
- ゲームではボンボンバージョンで最初に貰えるロボポンである。
- ナース
- ヘッド博士が開発した看護婦型ロボポンのプロトタイプ。もとは城下町のロボポン病院で看護婦をしていたが、ユースケにスカウトされ、SR社の社員となる。SR社では会計係を担当しており、スポロが何かを発明するたび「借金〇〇円追加」と呟きながら家計簿をつけているほか、仲間の治療や修理も担当している。
- 的確かつ冷酷無比なツッコミ役で、彼女に言い返せる人物は敵味方問わず皆無。見た目に反して戦闘能力は高く、注射器型の銃器と優れた機動力による射撃戦を得意とする。ただし、1ではほとんど戦っていない。
- 前述の通り、漫画版でユースケたちと行動しているのはプロトタイプという設定であり、性格やデザインの異なる量産型が存在する。ゲーム版では「コナース」が進化した姿である。
- コナース
- ナースのアシストを勤めるロボポン。ナースとリンクして知覚を共有する事も可能。自身の感情はあるようだが、自分から喋ることがない。
- トリペル
- 元々は、求人広告を見てSR社にやってきたロボポン「トリペラ」だったが、入社の際スポロに改造されてヘリコプター形ロボポンになった。おしゃべりで頭の回転は速いようだが、余計な事ばかり考えている。趣味は早口言葉。好きな芸能人は江戸家猫八必殺技は、スーパーエクセレントデラックスハイパーマーベラスウルトラアルティメットビッグスペシャルワンダホーパンチ(のちにキックになる)と言ったものすごく長い名前の普通のパンチ(キック)。戦闘能力は非常に低いが、敵の尾行など活躍の場は多い。
- タンサン
- ロボまるより前にスポロが開発した電池型ロボポン。ロボまるの兄貴分的存在で、エネだまを使用することによりタンニーに一時的に進化可能。また、スポロとヘッド博士が共同で開発した大型輸送ロボポン・タンイチが存在し、大量のエネだまを摂取したタンニーが動力源となっている。スペシャリスト編では大量の電撃を浴びた状態でエネだま進化する事でタンイチ小型版(コンパクト)への進化能力を得る。タンニー及びタンイチに進化すると本人曰く「エネルギーの消費が大きく、気性が荒くなる為、普段(タンサン)の姿の方が良い」との事。旅(野宿)が好きらしい。実力はあるのだが運が悪い為、チームをくじで決めていた対スペシャリスト戦では活躍していない。
- ゲーム本編では、1のスターバージョンで最初にもらえるロボポンであり、『ロボットポンコッツ2』ではタンイチ以降新たにシンイチ及びピカイチへと進化が可能となる。
- マーシャル
- 褐色の肌とポニーテールにした金髪が特徴の女性格闘家ロボポン。元々はビスコのロボポンだったが、グレイテスト戦で敗退後、ストーン、キュータとともにSR社に入る。黄色のレオタードとグローブを身に着けており、漫画版のデザインでは、グローブの部分が大型化しているのが特徴。
- 威勢のいい姉御肌でユースケを気に入っており「ダーリン」と呼ぶ。性格の不一致とそのことで、ことがあればロルとケンカしている。幽霊の類が大の苦手。コジロウのことは「ビスコに捨てられた負け犬」と見下していたが、コジロウとの勝負に敗北した後、コジロウのことを見直した。スペシャリスト編ではヘッド博士がメタモルアームの理論を用いて開発したパーツを勝手に持ち出して耳元に装着した事でマーシャスへの進化能力を獲得している。
- 普段は空手の先生のアルバイトをしている。
- ストーン
- 石(?)型ロボポン。無口で地味だがれっきとしたSR社社員。元々はビスコのロボポンだったが、マーシャル、キュータと共にSR社入りした。巨体と豪腕による格闘戦が得意。
- ゲーム版『ロボットポンコッツ2』では新たに「ズドンガ」と「ズドンゴラ」への進化が可能となる
- キュータ
- 球体に触手の生えたロボポン。無口かつ常に笑顔で、何を考えているのか不明。元々はビスコのロボポンだったが、ストーン、マーシャルと共にSR社入りした。触手に纏わり付かれると気持ち悪いらしい。
- プラティナ
- ワイルドからSR社に託された大型ロボポン。強靭な巨体とロケットパンチになった腕を持ち、戦闘能力はかなり高い。しかし、登場した時点では心は全く成長しておらず、いわば赤ん坊のような状態だった。グレープジュースが好き。
- 強力なバリアを張ることができるが、エネルギーの消費が激しいという弱点がある。
- ゲーム版『ロボットポンコッツ2』では新たにプラタナスへの進化が可能となる。
- カミサマ
- ユキダンとともにSR社入りした読者公募によるオリジナルの仙人型ロボポン。常に雲に乗って浮かんだ状態で移動しており、杖から雷を起こして戦う。謎が多いロボポンで、時折的中率100%の「神のおつげ」を語る。
- ユキダン
- カミサマと同じく読者公募によるオリジナルの雪だるま型ロボポン。頭部にあるバケツのような部分に銃器を装備している。ロボまる以上に押しの弱い性格だが、2では彼女が出来たせいかユキガン、ユキャノンへ進化する。
- ウーマンボ
- ユースケ達がコビック大陸で行われるスペシャリスト戦に参加する為に用意された、マラカスを握っている魚の形をした大型ロボポン。
- ゲーム版では「キュータ」がエネだま進化した姿。
ビスコとその仲間
- ビスコ
- ユースケの天敵で金持ちの息子。見た目も性格もガキ大将の乱暴な少年。親は建設会社を経営しており、SR社に1億円を貸している。
- ノロイダー
- ビスコの所有するロボポン。沈着冷静でロボまるの好敵手。最初のロボまるとの戦いで仮面にヒビを入れられる。呪術を用いた戦法と、格闘戦を得意とする。
- バード島でロボまると再戦する際に自らに呪いをかけて能力を上げるノロイダー流オーバードライブを、スペシャリスト編の終盤でノロイガーの進化能力を会得する。
- 実はかつて国王の親衛隊をしていたロボポンであり、元は神の使いを模して造られたと自身の口から語られている。本人は知らないが、ロボまるの誕生に深く関っている。
- ビスコの子分
- ビスコとおそろいのシャツを着た二人組み。顔はほとんど一緒だが、一人は髪が横向きに、もう一人は縦向きに生えている。
- 初登場時にはそれぞれスケドクロとバグエルを操っていたが、ロボまるのパンチで吹っ飛ばされてしまった。
- ドロボット
- 読者公募によるオリジナルの泥棒型ロボポン。唐草模様のふろしきを背負った明らかに泥棒の風貌であり、作中では浮遊移動でSR社に忍び込み、SR社の資金を盗み取った。
グレイテスト6とその関係者
- アムロン
- グレイテスト6。出す曲全てがミリオンセラーのスーパーアイドル。ロボまるも自室にポスターを貼るほどの大ファンである。人気がなくなるのを恐れ、衛星放送を悪用して洗脳電波を流していた。ロボまるに説得されて改心し、現在はまっとうな方法でヒット曲を連発している。
- ゲーム版ではユースケに敗れた後アイドルを引退し、故郷のバンザ村で平穏に過ごす。
- バトロボでは主力のジェットを他3体のロボポンの力を使って回復させ続けるという戦法をとっていた。
- ジェット
- 戦闘機型ロボポンで、アムロンチームの主力ロボポン。高機動の飛行能力を生かした格闘戦を行う。
- 腕からオイルを発射し、油まみれになった相手に火をつけるという戦法を持つ。
- ゲーム版『ロボットポンコッツ2』では新たに「ジェッター」、「スカッド」へと進化が可能となる。
- ナース(量産型)
- ユースケの仲間のナースとは異なる量産型のナースで、三つ編みのおさげのような髪形をしている。ユースケのナースとは異なり気が弱く、戦闘能力もない。パラボを修理するふりをしながら、ジェットを回復させるためのエネルギー波を作ることがその役目。
- パラボ
- パラボラアンテナを頭につけた小さなロボポン。一回戦でトリペルと戦って早々にギブアップするが、実はそれは作戦の一部で、ナースの作ったエネルギー波をジェットに送り続けることが真の役割。
- ヒトミ
- 水着のようなコスチュームと手に持った傘が特徴のレースクイーン型ロボポン。戦闘能力はほとんどないが、パラボから放たれたエネルギー波を傘で反射させることが可能で、障害物があってもジェットにエネルギー波が届くように中継するという役割を持っている。ゲーム版ではコギャル型ロボポン「ギャルル」が進化した姿であり、老婆型ロボポン「ロボババ」に進化出来る。
- チネン
- アムロンの側近の女性。PHS型ロボポン「ピッチ」の大群を統率している。
グレイテスト5とその関係者
- ワイルド
- グレイテスト5。ニコニコ爆走族という暴走族の頭。ひどく飽きっぽく、かつ目立ちたがりである。目立てるなら暴走族だろうがロックシンガーだろうがグレイテストだろうが何でも良い。
- デビアン
- 悪魔型ロボポン。口の中には膨大な数のコデビアンが隠れている。
- ゲーム版では「コデビアン」がエネだまで進化した姿。
- コデビアン
- デビアンと同じ顔の小さな悪魔型ロボポン。ナースとコナースのような関係で、デビアンとは一心同体の存在。
- コンボイル
- トラック型の大型ロボポン。ワイルドの作戦ミスにより、戦うことがないまま場外負けとなってしまう。
- プラティナ
- ワイルドチームの主力ロボポン。スポロロボテック社関係者の項を参照。
- ビーノ
- ニコニコ爆走族のNO.2。
グレイテスト4とその関係者
- カマット
- グレイテスト4。アポロ要塞の司令官で、クーデターを目論むオカマの軍人。ホストクラブに通うセレブよろしく、ユースケとコジロウを狙っている。敗北後はテール軍によって捕縛されるが、後に改心したことで解放され、再びアポロ要塞を任される。
- ドクロイド
- カマットチームのリーダーで、眼帯をつけたドクロの顔が特徴の海賊型ロボポン。フックになった右手と左手に握ったサーベルが武器で、剣の腕前はコジロウに匹敵する。ゲーム版では「スケドクロ」が進化した姿であり、『ロボットポンコッツ2』では新たに「ドクロガイ」への進化が可能となる。
- フランク
- 劇中では「ソーセージ型」ということになっているが、実際には男性器のような形をしたロボポン。ボディは柔らかく打撃がほとんど通用しないほか、鼻?の部分をミサイルのように飛ばすことができる。女の子と友達になりたい純粋な思いを抱えているが、彼が迫ってきたことでパニックを起こしたナースが滅茶苦茶に放った銃撃をまともに浴び、ろくに戦わずに戦闘不能になった。
- ケッツ
- お尻のような形をしたロボポン。フランク同様ボディが柔らかく、打撃が効かない。ナースの銃撃の余波を浴び、フランク共々戦闘不能となった。
- スケドクロ
- 骸骨型のロボポン。勉強家で生真面目な性格だが、スケベそうに見える顔で損をしている。ほとんど活躍のないまま、タンサンにより場外へ投げ出されてしまった。ゲーム版では「ネジボーグ」の進化した姿である。
グレイテスト3とその関係者
- ヘッド博士
- グレイテスト3。ロルの父でロボポン研究の第一人者。とある理由から戦いを極端に嫌っている。スポロとは良き親友である。
- ブブッパ
- スプレー缶のような姿のロボポンで、吸うと体が動かなくなる「スタンガス」をお尻から放つ。
- デンチャン
- コンセントのような腕と尻尾を持つロボポン。戦闘シーンはまったく描かれなかった。ゲーム版『1』では「マンセブン」の進化した「マンタロウ」がリモコン進化した姿であり、『ロボットポンコッツ2』では新たにデンジャアへと進化が可能となる。
- パパ
- 中年おじさんの顔のようなボディを持つロボポン。足の裏の強烈な臭いを武器にして戦う。ゲーム版では「ロボベビ」の進化形態「キャリアン」がエネだまで更に進化した姿。
- ゼリクソン
- ゼリー状のうんちのような体を持つロボポン。デンチャン同様、戦闘シーンはまったく描かれなかった。ゲーム版『ロボットポンコッツ2』では新たに「ゼリビッチ」への進化が可能になる。
グレイテスト2とその関係者
- テール王子
- グレイテスト2。1の舞台となるテール王国の王子。元々はグレイテスト1だったが、物語終盤でドクター・ゼロに敗北、トップの座を明け渡す。
- ドラゴ
- 大型のドラゴン型ロボポンで、王家に伝わる強力なロボポン。巨体と口から放つ火球が武器。
- オトシゴ
- タツノオトシゴ型のロボポン。
- ミナシゴ
- 小型のドラゴン型ロボポン。
- シルバーン
- プラティナと同タイプの大型ロボポン。
- ダース姫
- 優しく美しいお姫様で、テール王子の婚約者。
- 執事
- テール王子の執事。テールの父・フリスク国王の代から王家に仕えている様子。
- デカント
- テール城のロボポンドーム以外の場所でグレイテスト戦が行われる時やクーデターを起こそうとしたカマットの元へ向かう際、テール王子達が移動手段として用いている大型ロボポン。
- ゲーム版では「トリペル」が進化した姿である。
グレイテスト1とその関係者
- ドクター・ゼロ
- グレイテスト1。ヘッド博士と並び称されるロボポン研究の第一人者。20年前にクーデターを起こし、死亡したと思われていたが、肉体を機械化し現代によみがえる。
- 尚、20年前にテールの父フリスクにグレイテスト戦で勝った為、正式にグレイテスト1となっているが、戦争で死亡した後グレイテスト2とされている。これはクーデターの最後にグレイテスト1=ゼロとグレイテスト2=フリスクの両者が相打ちで死亡した後、復活した本人曰く「有耶無耶にされた」との事。
- メガロ
- 巨体とサングラスが特徴のロボポン。見た目どおりの凄まじいパワーを持っており、豪腕から繰り出されるパンチはかすっただけでもかなりの威力がある。
- 威力はほとんどないが、相手の「心」機能を停止させる効果を持つ「ウイルスパンチ」という技を持つ。
- ゲーム版では「ドバッグ」の進化形態である「グッシー」がエネだま進化した姿。
- 包帯のロボポン
- 全身に包帯を巻いたロボポン。包帯で隠れているが、その正体はドクター・ゼロの作り出したロボまると同タイプのロボポン。腕から発射する「アルファキャノン」が武器。
その他
- ムサシ
- 二天一流を標榜する侍型ロボポン。実力は全登場キャラでも1、2を争うほどで、コジロウ同様オーバードライブが使える。もとは国王の親衛隊をしていたロボポンで、ノロイダーとは旧友。また、タンサンとも面識がある。
- 食い逃げの常習犯で、かつてそれが元でコジロウの作られた研究所が潰れており、そのことをコジロウは恨んでいた。
- 武器は二本の櫂(刀)で、小さく「LIKE A ROLLING STONE」と書かれている。テール近衛隊時代は二本の真剣を使用していたが、ツキガ丘でのロボゼロとの戦闘で両方共折られた。「二天一流 鬼太鼓」や「二天一流 卓袱台返し」」といった多彩な技を持っており、必殺技はオーバードライブ状態で放つ「二天一流奥義 金憤衝」。
ロボットポンコッツ(バーモント編)
64版の「航海」をテーマにしたオリジナルエピソード。テール王子から各国のグレイテスト1を集めて行われる大会「スペシャリスト戦」の話を聞いたユースケは、全世界に名前を売り込んで今度こそ借金を返そうと参加を決意。ロボまると密航して付いてきたロルの3人で、大会の地コビック大陸へ船型ロボポンウーマンボで旅立つ。ところがユースケ達の通る海域は、悪名高い海賊の縄張りだった。
バーモント一家
5巻に登場した漫画版オリジナルエピソードの敵役。キャッチフレーズは「寝た子も泣き出す悪党集団」。頭目のバーモント、海賊頭のマルシェ、空賊頭のコクマロ、山賊頭のジャワ&ククレ、盗賊頭のカリーヤと、多くの手下で構成されている。クージラン(空母)と多数の船を所有している。
- バーモント
- バーモント一家を統べる男で、渋い着物の上にマントを羽織っている。丁寧語で話し、その口調は軽い。ユースケから、髪型を蝋燭の炎に見立ててローソク男と称される。パートナーロボポンは、ロッポニカ(ちなみに、シフォンがアーマーを装備しているという設定であり、アーマーパージする事でシフォンに戻る事が出来る)。
- マルシェ
- アラビア風の盗賊のなりをした男。身体はやや太めで背が低く、大きなひげを持つ。パートナーロボポンは、カイゾーク。
- コクマロ
- 大工の親方のような風体で、江戸弁口調を話す。パートナーロボポンは、ザリガ(エネだまで、ザリーグに進化可能)。
- ジャワ&ククレ
- 双子の海賊。基本的に、端から見るとスーツを着た仮面つきの大男に見えるように、肩車をしている。ちなみに、上半身を兄のジャワが、下半身を弟のククレが担当している。パートナーロボポンは、グラジとタンクー。
- カリーヤ
- 一家の紅一点で、チャイナドレスを身に着けている。行商人に変装してユースケ一行に同行し、戦い方を見定めていた。バストのサイズが通常の女性のそれである事を除いてもどう女性に見えるものの、その正体は歴とした男性。パートナーロボポンは、ヌーハーフ。
ロボまるの回想に登場したキャラクター
- ロボゼロ
- 20年前、ドクター・ゼロが開発したロボポン。ロボポンに無くてはならない心(ハート)を持たず、ファイアバズーカをはじめとする禁じられた武器類を多数装備している。必殺技はシャトルパンチ。
- ムサシやノロイダーと交戦、一度は破壊されるが、その後スポロに拾われハートを組み込まれた。それが誰であろうロボまるであった。
- 漫画作中には登場していないが、ボンボン本誌での特集ページにてムーブ族、ブート族のロボゼロが存在(漫画作中のものはアーム族)したが、その2体はガンマン型ロボポンのキッドとの戦闘で大破している。残ったアーム族のロボゼロも、キッドとの戦いで深手を負い、少しずつ調子が悪くなっていった。アーム族とはいえ、装甲の強度が異常なまでに低いという弱点を持つ。
- ボンボンの特集ページにて、ゲームボーイのドット絵風に書き起こされたロボゼロが紙面に描かれ、2のゲーム本編では、ロボゼロ、キッドともに使用できるロボポンとして登場した。
- ドラゴ / ゴールドン / ゾンビーニ
- 各地で破壊の限りを尽くした、ロボゼロ率いるドクターゼロ直属のロボポン精鋭部隊「黒の部隊」に属していたロボポン達。いずれも改造により装甲が黒く、凶悪な能力を有している。
- ロボゼロの活躍を快く思っておらず、テール城での戦いで事故に見せかけ破壊しようとするが、仲間に裏切られた事により強いショックを受けて暴走したロボゼロによって逆に破壊されてしまう。
ロボットポンコッツ2
- コビック大陸へたどり着いたユースケ達は、ひょんなことからタイムマシンを研究しているフラワー教授と出会い、試作機の実験に付き合わされてしまう。20年前の世界に飛んだまでは良かったが試作機は爆発、帰る手立てを失ってしまう。果たして現代へ戻れるのか?スペシャリスト戦に参加できるのか?相変わらず減らない借金はどうなるのか?
- ゲーム版の2のシナリオであるが、不条理なネタが多かったためか少年漫画としての雰囲気に合うようにところどころ修正されていたり、途中からスペシャリストの設定を利用してスペシャリスト5以降は展開が駆け足になっている部分がある。一方で伏線が回収されていない部分もある。
フラワー研究所
- フラワー教授
- フラワー研究所の所長で、頭に花びらのような飾りをつけている。ヘッド博士の旧友であり、タイムマシンの研究をしているが、なぜかそのほとんどが便器型。
- ノーズ
- フラワーの助手で、大きな「鼻」の持ち主。鼻の先端には花の飾りをつけている。
ドクター・ゼロ関係者
- ゾロ
- 船が難破して気絶したユースケを介抱してくれた仮面の男。
- 実はドクター・ゼロの弟で、自身の開発したタイムマシンを使いドクター・ゼロを助け出す。
- デビクロウ
- ドクター・ゼロの開発したロボポン。ロボまるに強烈な対抗意識を燃やしている。デビクロスに進化可能。更に、物語の終盤でロボオーロを吸収し、デビクロアに進化する。
- ロボオーロ
- ドクター・ゼロの開発したロボポン。強大な戦闘力と冷静な状況判断力を併せ持つ。寡黙で生真面目な性格。
- レッドン
- ゼロが開発したサイボーグ。過去のネンジ谷でユースケに戦いを挑むも敗北。ゼロの手によって消されてしまう。
- グリンピース
- ゼロが造り上げたサイボーグ。ロボポン軍団を率いて、レイナの仲間を人質に取りスペシャリストの称号を奪おうとする。最後はロボオーロによって始末される。
- ブルータス
- ゼロによって生み出されたサイボーグ。ゼロの命令でスペシャリストを奪う為デビクロウと共にデリシャス城を襲撃。後に戦艦を襲った際、任務失敗したうえ海底に沈んでしまう。泳げないらしくその後の行方は不明だが、『ロボットポンコッツ2』コミックス最終巻のカバー無しの表紙では20年もの間、海の中で全く変わりなく生きている姿が描かれている。サイボーグ達の中で唯一生存が確認された存在。
スペシャリスト7とその関係者
- カーメンおじさん
- スペシャリスト7。古代エジプトのファラオのような格好をした、眼鏡とちょび髭のおじさん。
- 大きなピラミッド型の家に住んでいるが、実はそのピラミッドは近くにある「ノゲイラ遺跡」のスフィンクスから引き抜いてきた石を積み上げて建築されたもの。
- 妻子持ちで、奥さんからはドーラク亭主と呼ばれ、尻に敷かれている。
- カーメンおじさんの子分
- エジプト神話のホルスとアヌビスのような帽子を被った二人組み。
スペシャリスト6とその関係者
- ブルート
- スペシャリスト6。コヅレサーカスの座長。謎の生物パッパ族を探している。
- マゾヒストの気がある。
- メーデル
- 植物の特性を持つロボポンで、茨の蔓でできた鞭を武器にして戦う。もとはレッドンのロボポンバイオードだったが、20年前の世界に置き去りにされた後にブルートに拾われ、そのまま彼のロボポンとなる。植物の特性を持つため水をかけられるとパワーアップし、蔓の鞭も太く強力になる。ただし、過剰に水を吸収すると逆に弱ってしまうという弱点を持つ。
- キカガクの力で体を描きかえることによりトゲッターへとパワーアップすることが可能。蔓の鞭の本数が増えるだけでなく、相手のエネルギーを吸い取る「すいとり草」の種をばら撒くことができる。
- キカガク
- 電球のような頭にベレー帽を被った画家型ロボポン。描いた絵を実体化させる能力を持ち、爆弾の絵を描いて攻撃する、体を描き直して傷の修繕をする、体を描きかえてパワーアップするといったことができる。
- ゴールデン
- プラティナと同じタイプの大型ロボポン。ゲーム版では「ゴールダー」の最終進化形態「ゴールドン」が新たに進化した姿である。
- シルバルガ
- プラティナと同じタイプの大型ロボポン。ゲーム版では「シルバード」の最終進化形態「シルバーン」が新たに進化した姿である。
- ブルーノ
- ブルートの息子。全身から電気を起こす「人間発電ショー」という能力を持つ。
スペシャリスト5とその関係者
- レイナ
- スペシャリスト5。少女の姿をしているが、実はその正体は地球人に姿を変えた宇宙人で、宇宙船の事故で散り散りになった仲間達を探している。スペシャリスト5になったのは、自分が有名になれば仲間達が気づいて集まってくれると考えたから。
- メスカル
- メルリン
- ガンマク
- ナイン
- レイナのロボポン。いずれもレイナがビエン捜索の依頼と引き換えにスペシャリスト5の称号を譲った為、ユースケ達と戦う事はなかった。宇宙人であるレイナとどういった経緯で仲間になったのかは不明。なお、メルリンはこの登場以前にもゲーム版「2」の号外紙にてユースケによるスパークによって登場し、仲間に加わっている(ただしチュートリアル用の番外編であるため漫画本編とは繋がらないパラレル的な扱いとなっている)。
- ビエン
- 自称「ノーズの妹」の眼鏡を掛けた少女。ユキダンに一目惚れされる。その正体はレイナと同じ宇宙人で、本名は「ミホ」。
ロボットポンコッツ豪
2の後の世界を舞台にしたオリジナルエピソード。スペシャリスト戦で活躍したロボまる人気で量産型のマルスが大量生産されたものの、ブームが去ったあとは捨てられるものが多かった。そんなマルスの一人が、自分を育ててくれた「おっちゃん」の死を機に、山を下り修行の旅に出ることを決意する。伝説のロボポン「カスタまる」になることを目指して…。
途中で打ち切られる形となっているため、最終話を収録した単行本が刊行されていない。
主要キャラクター(豪)
- マルス
- 豪編の主人公ロボポンでロボまるの量産型。育ての親「おっちゃん」の手により各部に改造が施してあり、部分的に変形、パワーアップできる。
- 人間に捨てられた過去を持つため人間嫌い。
- ケン
- ラクガンの町でマルスが出会った少年。明るく素直だがちょっと天然。
- ヒカル
- ケンの姉で、ロボポン病院を開業している。性格はケンと同じであるが、さらに天然である。
- カックン
- 蚊型のロボポン。山賊と一緒に悪さをしていたが、マルスと行動を共にする。
- ホワチョウ
- 道場破りで各地を回っているロボポン。功夫とヌンチャクを駆使して戦う。マルスとの勝負に敗れてからは一緒に旅をすることに。
- サンショウ
- 各地のバトロボ大会に出場している、凄腕のバトラー。見た目は子供のようだが、れっきとした大人である。
- ジュバーク
- サンショウの所有するロボポン。前2作に登場したノロイダーに酷似している。胸部の閉じた眼の部分が開くと、とてつもない力を発揮する。
- メルリアス
- バトロボ大会でマルスが戦った相手。「強くて優しくてカッコよく素敵な変身まで出来る」伝説のロボポンに憧れている。人魚型のロボポン・ルフィンを2体従えている。
- ゲーム版では64から登場した、ロボまるの女性型とも呼べるロボポン「メルリン」の進化した姿である。
- デスパー
- 指名手配中の凶悪なロボポン。当初はボディを分裂させ、トウブ・キャクブ・ウワン・サワンという4体のロボポンを装っていたが、マルスとの戦いで苦戦し、正体を現す。
- カイエン
- デスパーを所有している人間…と思われていたが実はロボポンで、デスパーの本体。
- 謎のロボポン
- 虚無僧の格好をした正体不明のロボポン。尺八で「ドナドナ」を演奏し、山賊との戦いでピンチに陥ったマルスを救った。ジュバークとは顔見知りのようである。その正体は前作に登場したコジロウ。マルスを開発したとされる人物に頼まれ、マルスを見守っている。