ロス海
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テンプレート:Infobox ocean ロス海(テンプレート:Lang-en)は、南極海の海域のひとつ。太平洋の方向にあり、湾内を180度経線が通る。南極大陸に深く湾入しており、南部はロス棚氷に覆われている。
海の名は、1841年にこの海域を発見したジェイムズ・クラーク・ロスに因む[1]。
地理
位置・広がり
太平洋の方向にあり、湾内を180度経線が通る。西は Cape Adare、東は Cape Colbeck の間で、南極大陸に深く湾入している[1]。
ロス海の西岸にはヴィクトリアランドがあり、東側の地域はマリーバードランドと呼ばれる。
大西洋の方向にあるウェッデル海との間は南極大陸の幅が狭まっており、ロス海西海岸からウェッデル海東岸にかけて南極横断山脈が連なる。この山脈をもって東南極と西南極が分けられており、ロス海は西南極側にある。
ロス海の南部はロス棚氷に覆われている。ロス海の東部にはロス島が、西部にはルーズベルト島がある。
領有権主張
ロス海・ロス棚氷とその沿岸にあたる東経160度から西経150度の範囲について、ニュージーランドがロス海属領として領有権を主張している。ただし、南極条約によって、南極地域における領土主権、請求権は凍結されている。
歴史
1841年、ジェイムズ・クラーク・ロスによって発見された。