ルンビニ
テンプレート:Infobox テンプレート:Sidebar ルンビニ(Lumbini、藍毘尼 लुम्बिनी)は、ネパールの南部タライ平原にある小さな村。仏教の開祖・釈迦(本名・サンスクリット語:ガウタマ・シッダールター)の生まれたとされる地。仏教の八大聖地の1つでもある。
世界遺産ルンビニの概要
マーヤー・デーヴィー寺院を中心に、アショーカ王が巡礼したときに建立された石柱、釈迦が産湯をつかったという池などが残る。巡礼者で賑わっているが、特に12月から1月にかけて多い。
1997年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。
登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。テンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/core
ルンビニでの釈迦
仏典テンプレート:要出典に伝えられるところによれば、釈迦のこの世への現れは以下のようであったとされる。釈迦は、母親の摩耶夫人(まやぶにん マーヤー)がお産のために実家へ里帰りする途中にルンビニ(藍毘尼) の花園で休んでいた時に夫人の脇の下より姿を現し誕生した。釈迦はこの世へ出てすぐに七歩歩いて右手で天空を指し左手で大地を指して「天上天下唯我独尊」と声を出したと言う。生後一週間で生母は亡くなり、母の妹、摩訶波闍波提(まかはじゃはだい、マハープラジャパティー )により釈迦は養育されたというテンプレート:要出典。
ルンビニ釈尊生誕地聖域計画
釈迦の生誕地の周囲を聖地公園として整備する「ルンビニ釈尊生誕地聖域計画」が立案され、1978年に日本の建築家丹下健三がマスタープランを作成。現在もこの計画に基づき整備が進められている。この聖地公園整備計画は、国際連合の元事務総長であり自らも仏教徒であるウ・タント(ミャンマー)の提唱により開始され、仏教の広まっている国々からさまざまな寺院、仏塔などが建設されている。
交通
ネパール-インド国境の街スノウリに近く、乗合バスやリクシャーなどで15分程の隣町のバイラワでバスを乗り継ぎ1時間程度。 カトマンズからバイワラへは、航空機または長距離バスでアクセスできる。
聖域はかなり広大なので、一巡するにはリクシャーをチャーターするのが一般的。 聖域周囲には高級ホテルから安価なゲストハウスまで宿泊施設がある。
周辺は治安は悪くないものの、交通の便は悪く、観光客や巡礼者のための設備も不十分である。 また周辺地域住民はヒンドゥー教徒が一般的で、公園も開発途上であり、観光資源として活用されているとは言いがたい。
ギャラリー
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ルンビーニの菩提樹と池
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ブッダの生まれた場所
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アショーカ王の円柱
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永遠の平和の火
出典