チトワン国立公園

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チトワン国立公園(チトワンこくりつこうえん、ネパール語:चितवन राष्ट्रिय निकुञ्ज)は、ネパール南部に位置するジャングルを保護する目的で設置された自然保護公園。2006年国王の権力停止にともない、旧名称ロイヤル・チトワン国立公園(ネパール語:शाही चितवन राष्ट्रिय निकुञ्ज)からロイヤル(शाही)の文字が削除された。

概要

ネパールといえば、世界の屋根と言われるヒマラヤ山脈のイメージで標高が高いと勘違いされることが多い。しかし、このチトワン国立公園の標高は、50m~200m程度で亜熱帯気候である。公園内には、インドサイベンガルトラヒョウヌマワニ等の絶滅の恐れの高い動物が生息している。また野鳥の種類は500種類以上で、世界一といわれてもいる。朝には必ずといってよいほど朝靄が立ち込める。

ゾウの背中に乗って見るジャングルサファリや、ラフティングカヌーバードウォッチングなどのアクティビティを楽しむことができる。

1984年ユネスコ世界遺産自然遺産)に登録される。

観光

首都カトマンズから飛行機で約30分でチトワン国立公園の玄関口バラトプルに着く。そこから車で45分。カトマンズから バスなら7時間。観光客は許可がないと立ち入りできない。周囲は典型的な農村であり、自然も人もきわめて素朴である。ホテルへはバス停へ出迎えがきており、たいていはジープだが、時には馬車牛車であることもある。ホテルには電気が引かれているところと、電気はなくランプだけのホテルもある。また、ホテルは国立公園内に立地しているものとそうでないものとがあり、敷地内にあるホテルの方がアクティビティの上で便利だが、宿泊費は高い。サファリが観光のメインであるが、ベンガルタイガーヒョウなどに出会える確率は低いのが現状。ただ、このネパールにしかいない一角サイには、時々出会える。鹿や野生の孔雀などもジャングルで頻繁に見ることができる。タルー族の民家や生活ぶりははきわめて素朴なもので一見の価値がある。夜に催されるタルー族のダンスショーも大変素朴なものである。

登録基準

この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。テンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/coreテンプレート:世界遺産基準/core

国立公園内の様子

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